りんご(隊長作)

4月25日(日)  15:00   - 18 -   訪問者数

    野村英利指揮 アルテ合奏団  日仏会館ホール
  
    モーツアルト  ディヴェルティメントK136
    ショスタコービッチ   弦楽四重奏第4番
    (SQ演奏、mata・goan−so弦楽四重奏団)
    グリーク    ホルベルク組曲

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エビス 【 恵比寿 】
  
クラ・オタである私は、ファッションや流行に一切
「我レ関セズ」が自慢。

自分の信条を持ってる人がオタクといわれる当世で、
みばえはダサい。
しかしそんな事、我々は恥ずかしくない。

  ちゃらちゃらと日々トレンドを追い駆けてる人の方が、よっぽど憐れむかな。
  みんなと違う事をしている事が快感だから、見た目はさして問題ない。
  マイ・ブームどころじゃない、生涯永久趣味なのよ。
  (「マイ・ブーム」生みの親、みうらじゅんは大好き)
  だけどコンサート・ホールって困りもんで、お洒落なところが多いよね。
  
  サントリーHの赤坂・六本木を筆頭に、NHKホールの渋谷・原宿、
  みなとみらいHはまさに今話題のスポット。
  東京文化会館の上野や芸劇の池袋は、お洒落とは無縁だが繁華街。
  かなり浮いているんだが、自身満々で街をスイスイ闊歩するのはオツなもんだ。
  
日仏会館 今回初訪問の「日仏会館ホール」、これがまた恵比寿にある。
恵比寿ガーデンプレイス開業の頃、ちょっと観に行った事が...。
あのころボクも若かった。

それ以来だから10年ぶりという事になる。
しかしこのハイソサエティな街と言ったら、何と言えば良いのでしょう。
  
赤坂・白金もさうだが、恵比寿の大通りから一歩入った
町並みのシャレていること。

  お店も一見では何屋だか分からず、流行りの黒板を見て
  ようやく鉄板焼き屋だというのが分かる始末。

  カッコつけやがって!

  関西人の私としては、鉄板焼きで何カッコつけてはんの?と突っ込みたくなる
  「おソースはバルサミコ風にいたしましょうか?」とか言ってくるんだろうな。
  
  そんなシャレた一角に、目指した日仏会館はしっとりと溶け込んでいた。
  周りをイタリアンやフレンチの小店が、隠れ家風に取り囲んでいる。
  日仏っていうから日本仏教会館なのか?と思っていたが、
  日本と仏蘭西を結ぶ会館のようだ。
  ラクそうな仕事。
  ホールは地下1階にあり、座席は150席ほど。
  講演会などにも使える多目的ホール。
  初めての同ホール入場、楽しいな。
  
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  CDでは弦楽合奏や室内楽もかなり聴くんだが、コンサートとなると足が重い。
  これは室内楽のコンサート料金が「全席四千円」とかいうのが多いせい。   (隊長作)

私が行くコンサートは安い席ばっかり。
  N響E席1,520円、読響G席2,000円、サントリーHはP席が素晴らしい。
  そしてアマオケも千円前後がほとんど。
  微妙な演目だったら無料コンサートを優先している。
  高いコンサートほど素晴らしい演奏、とは限らない事を学習したから。
  貧乏人の負け惜しみに聞こえるかしら。
  
  本日のコンサートもショスタコの弦楽四重奏(SQ)が
  無かったら行かなかっただろうし、
  無料招待状を頂けたのが決定打となった。
  
  プログラムはSQを囲むような変わった演奏曲順。
  これは行って見て分かったのだが、
  このSQは本日の指揮者野村英利氏のSQでもあった。
  野村英利氏はモーツァルトやグリーグを振り、
  自らもSQの第一ヴァイオリンで弾くという活躍だった。
  
  このSQ、東京音大の学生&OBで構成されているそうだが、全然上手い。
  東京の音大生って流石だね。
  私の田舎大学の地方にも音大があって、聴いた事があったが、
  音大って言うほども無く、驚いたほどだった。
  しかし天下の東京音大ともなると、結構なレベルなんだと認識した。
  
  指揮者野村英利氏は雑司ヶ谷管弦楽団の指揮もされてるようで、
  この人は結構面白いんじゃないかと見た。
  弦楽合奏は人数が少ないのでどうしても粗が見えてくるが、
  スピーディーなオト運び。
  流れと歌を重視して、乗り切っていた。
  大学ではショスタコービチ研究課代表を務めて、
  今春同大を卒業したばかりのホヤホヤだ。
  生まれたばかりの指揮者に合ったようなわけで、これも何かの縁。
  ちょっと見守ってみようか、とおっさんは思った次第です。

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