８月１０日（日）　　１４：００　　　-　221　- 　　

　　　　名古屋弦楽ゾリステン　　　加藤晃指揮　　　　しらかわホール

　　　　　モーツァルト　　　　　　　　　交響曲第４０番
　　　　　ヴォーン＝ウィリアムズ　　　　オーボエ協奏曲
　　　　　スーク　　　　　　　　　　　　弦楽のためのセレナーデ

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前プロからして、モーツァルト畢生の交響曲。
大熱演でしたね。
指揮者の確固たる信念の下（もと）での
テンポ設定なのでしょうが、
私の中でのテンポとは余りに異なり、
その遅さに心がついていけませんでした。

あの熱血演奏を以ってして、且つ、
高速演奏だったなら、どんなに自分好みであり、
ハラハラワクワク出来たでしょう。

　　強烈なアクセントなどは好みなだけに、アクの濃さを活かしつつ
　　快刀乱麻な早業で突っ走る演奏だったら、まったく違う世界が見えたのに・・・。
　　
　　最後の方で、チェリばりに指揮者の「カツ！！」が入ったりして、
　　それがちっとも嫌味にもならず。
　　テンポ設定だけは、どうにも各個人の嗜好の世界なので、
　　これはこれで一つの理想的演奏だったと認めます。
　　
　　ＲＶＷ、オーボエ協奏曲
　　この曲が目当てで、今回は名古屋まで来ました。
　　実演体験は初めてなので、その点では良かった。
　　ところが、のっぺりしてる。
　　曲自体がそうなのか？演奏がそうなのか？ノッペリ系。
　　時には弦が素晴らしく綺麗に飛翔するシーンがあり、
　　何度も聴き込めば良さが解かるのかも。
　　
　　スーク、弦セレ。
　　ＣＤ等では有名なのに、聴いた事が無かった。
　　こうやって書いていると、まだまだ聴いた事がない曲だらけ。
　　ただ、マイハートは動かなかった。
　　
　　演奏が良いだけに勿体無い事だが、今回は曲が好みで無かった。
　　だったら来るなよ、聴くなよ、と思われるでしょうが、どうして来たか解かります？！ 　　

名古屋弦楽ゾリステンは、演奏がメチャンコ上手いからなんだよ。

　　もしかしたら、興味のない楽曲でも、ミラクルを
　　起こしてくれるかもしれないって思うわけですよ。
　　残念だったなぁ。 　　

客の入りが悪かった。
とっても上手いのに・・・、
名古屋の人はどうかしてるよ！！

もっとコンサート聴きに行こう！！




　　来年演奏会で、以下８曲の中から、どれか１曲でも十分だから、
　　採り上げて欲しい。１曲でいいんだから、どうにか実現して下さい。
　　
　　採り上げて欲しい曲
　　・バターワース　　　青柳の堤
　　・パリー　　　　　　イギリス組曲
　　・ＲＶＷ　　　　　　富める人とラザロ
　　・マリピエロ　　　　交響曲第６番「弦楽のために」
　　・レスピーギ　　　　リュートのための古風な舞曲とアリア　第１・２組曲
　　・フォゥルズ　　　　春
　　・Ｒ・シャトラウス　メタモルフォーゼン
　　・コレルリ　　　　　合奏協奏曲第１０番


　　 　 　



　　***　過去の　『名古屋弦楽ゾリステン』　なコンサート感想

　　*　　グレツキ：ピアノ協奏曲，チャイコフスキー：フィレンツェの思い出（弦楽合奏）　他