(隊長作)

10月11日(土)  18:00   - 227 -    訪問者数

    滋賀県立大学オーケストラ    脇坂英夫指揮    ひこね市文化プラザ エコーホール

     ベートーヴェン    エグモント序曲
     ウェーバー      クラリネット小協奏曲
     ヴォジーシェク    交響曲ニ長調

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  今年ようやく登場の滋賀県!   (隊長作)

西へ東へ移動する中で滋賀県は素通りするばかり。
「さきらホール」&「びわ湖ホール」

  音響良好な「びわ湖ホール」や、オブジェが面白い「さきらホール」など、
  滋賀県はもっともっと攻めてみたい県。
  でも、これはと思う企画も少なく、どうしても名古屋に引っ張られていた。
  しかし、今後の滋賀県は違いまっせ。
 

びわ湖ホール

○12月12日、立命館大学交響楽団、びわ湖ホール

 ストラヴィンスキー  「春の祭典」
 モーツァルト   ピアノ協奏曲第20番、ほか

  第100回定期演奏会なんですよ、立命館。
  OBが山のようにやって来て、平日なのに座席確保できるか心配。
  19時開演だから、間に合うのなら是非行ってみたい記念公演。
 

キャッフィー&びわ湖ホール

○12月14日、京都フィロムジカ管弦楽団、びわ湖ホール
 シベリウス  クッレルボ交響曲

これは万難を排してでも行きまっせ。
できれば関東のアイノラ響の人も、聴いてご覧下さい。
京都一の先鋭集団、これは今年一の感動演奏会になると思う。
  

ひこね市文化プラザ

○12月21日、ひこね第九オーケストラ、ひこね市文化プラザ

 マーラー   交響曲第2番「復活」
 フォーレ   レクイエム 
  
  「復活」をやるだけでも魂消(たまげ)た催しなのに、
  フォーレのレクイムもやっちゃいます。
  これほどの組合せは、SNS管のタコ7&マラ5以来。
  
  どうです、凄いでしょう、滋賀県。
  今回の滋賀県立大学オーケストラも凄いですが、   (隊長作)

師走の滋賀県は激アツ。
  心ある音楽ファンにとっては、ちょっとした聖地状態。
  そういうわけで、今までの滋賀県離れがウソのように
  滋賀県ゾーンに入りますんで、ご期待下さい。
  ちなみに、今年年末も、びわこジルベスター・コンサートのチケット予約しました。
  
  さてさて、今回は滋賀は滋賀でも彦根。
  子供の頃、彦根城で撮った写真が残っているんですが、全く記憶に無い。
  あちこち近畿の名所旧跡に連れて行ってもらったらしいんですが、全然覚えていない。
  そんな訳で、今回も恒例のご当地自慢、名城「彦根城」訪問です。
  

彦根城

彦根市の中心部に城はあり、
駐車場も城近くにあり、
車で行けば実に行き易い名所スポット。
しかも、めちゃんこ面白い。
有名キャラとなった「ひこにゃん」もいるし、
城そのものが立派この上ない。

なんと云っても、国宝。
全国に、国宝の「城」は4つしか無いそうでして、
松本城、犬山城、姫路城、そして今回の彦根城。
  
  松本城や姫路城と比べると彦根城本丸は小さいですが、あーた、実際にご覧になってみて下さい。
  小粒ながらキラリと光る美しさがあり、城そのもの風格がどうにも見事。
  ただ古いと云うのではなく、どうにも言いようがない威厳があります。
  たぶん、誰が観ても思わず感嘆してしまうでしょう。
  小振りなのに、思わず美しさだけで感動できてしまう魔力が、この彦根城にはあります。
  
  ここから車で十分ちょい行けば、ひこね市文化プラザ。
  駅から遠いのが難点でして、車で来れる人はいいけど、電車の人は大変そう。   

ひこね市文化プラザ

大ホールと中ホールがある大型施設でして、
今回は346座席の小ホール
とも言えるエコーホールです。

12月21日のひこね第九オーケストラでは、
ここのグランドホール(大ホール)に入れるので、
ある意味エコーホールに入れる機会は貴重かも。
    
  ホール入場前に腹ごしらえしたんですが、ホール前のイタ飯レストラン「キャナリィ・ロウ」。
  全国五十店舗前後あるチェーン店で、名前は知ってたんですが入ったのは初めて。
  大皿パスタと前菜・ドリンクがお代わりし放題、という事で選択したんですが、
  これが大当たり。17時ごろに入店したから空いていたのも嬉しいが、
  とにかく「前菜」が見事な美味しさ。
  キャナリィ・ロウ
  ムール貝とか、チキンのマヨネーズ風味オーブン焼きとか、牛筋塊の角煮風とか。
  とても前菜なんて言わせない見事なディッシュも混じえてあり、パスタが出てくるまで
  何度もお代わりしてしまい、腹がハチ切れんばかりになってしまった。
  
  どうしてくれる、この腹を!
  ひこね市文化プラザに行く時は、絶対ココに行ってしまいそう。
  副菜レベルがあれほど旨い店は、ちょっとありえない。
  もちろんメインのパスタも美味しかったですよ、しかも凄いボリュウム。
  
  滋賀県立大学オーケストラを聴きに行った目的は、ただ一つ。   (隊長作)

ヴォジーシェクの交響曲ニ長調。
  チェコはボヘミア生まれの作曲家だそうで、ベトベンやシューベルトと同時代。
  片や多くのファンが今も愛聴しているのに、ヴォジーシェクを知っている
  人は今何人いるのでしょう?ちなみに私も、まったく知りませんでした。
  聞いた事はもちろん、名前を何かで読んだ事さへ無し。
  
  これが中世の作曲家だったらしょうがないけど、
  ベトベン以降で全く無名作曲家となれば、知的好奇心が沸かずにいられない。
  しかもそれを大学オケが採り上げようと言うんですよ。
  泣かせるじゃぁねぇか、おい!こうであってこそ、学生だよ。
  さすが学問をやっているだけはある。

  この世で知られていない未知なるものを提供しよう、なんというアカデミック。
  しかも前プロでちょこちょこっと、誤魔化し程度にやるんじゃなくて、
  堂々たるメインで交響曲。ああ、なんだか凄く興奮してきた。
  
  もう一つ特筆したい事アリ。
  中プロの協奏曲なんだけど、なんとソリストがこの楽団の団員。
  ウェーバーの小協奏曲なんで時間も短かったが、それでもなかなか難しい協奏曲。
  それを自前の楽団員が堂々吹いてのける。
  なんというコストパフォーマンス、じゃなくって、サプライズ。
  ちなみにソロを務めたのは、このオケの部長でもある。
  凄い肝っ玉を持った人もいたもんだ。
  
  肝心なヴォジーシェクの楽曲なんだけど、一回聴いただけでは判然と言い難い曲、ってとこかな。
  よく分からんかった訳だが、聴き込めば味がありそうな雰囲気もあり、
  何度も何度もこの秘曲を練習してきた楽団員はその良さを得度したでしょうから、
  そう言う意味では滋賀県大オケは、日本を代表するヴォジーシェク演奏団体となったわけだ。
  ホルンが上手いなぁと思ったら、けいはんなフィルの応援が混じってた。
  

ひこね市文化プラザ

毎晩のように演奏されているチャイ5や新世界を
雨後の竹の子のように量産するのも、一つの青春。

ヴォジーシェクという秘曲をぶちかまして、
クラシック・ヲタを唸らせるのも青春。
私は断固、後者を応援したいな。


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  *** 話に出てきた過去の 『滋賀県』 なコンサート感想

    * びわ湖ホールのジルヴェスター(大晦日)コンサート2007-2008

    * 立命館大学交響楽団 ボロディン2番・ブラームス1番


  *** 話に出てきた超弩級ダブル・メイン・プログラム

    * SNS管弦楽団 の タコ7&マラ5


  *** 京都フィロムジカ管弦楽団 の感想。

    * 伊福部 交響譚詩 ・ マーラー「巨人」

    * ニールセン交響曲第1番 ・ ベートーヴェン交響曲第8番



















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