(隊長作)

2009年6月27日(土)  14:00   - 267 -    訪問者数

     新宿交響楽団  高畠浩 指揮
     新宿文化センター

     ドビュッシー   「小組曲」(ビュッセル編)
     エルガー     交響曲第1番

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6月最後の週末は、
東京へ行って来ました。

今回は土曜ダブル・ヘッダー&
日曜昼1本の計3公演。

さすがに疲れが予想されますので、
プラットこだまを活用。
さすが「こだま」とは云え、新幹線。

  JR各駅列車に比べたら、極楽のような往き帰りでした。
  
  土日3公演は予告した通り、
  「エルガー1番」「ロマンティック」「アルペン」。

  関西ではけいはんなフィルが「RVW4番」、名古屋ではブルックナー6番を
  やってましたから、これこそ後ろ髪を引かれる思いでしたが、
  エルガーとかリヒャルトが重なった魅力には勝てませんでした。

  いま私が最も聴きたい音楽は、パリー、アッテルベリ、ステンハンマル、
  ニールセンといった北欧希少作曲家。次がマリピエロ、プロコフィエフ、
  ショスタコーヴィチといったところか。
  
  (隊長作)
とにかく最近は「ありえない」演奏会が頻出しだしているので、
コンサート探しをするのもワクワクです。

  あいかわらずドヴォルザークやブラームス、ベートーヴェン、チャイコフスキーは強いですが、
  いろんな企画が勃興されだしているので、良い傾向だと思います。
  
  東京だけでなく、名古屋や関西でも志しある団体が立ち上がっているしね。
  都会が優れてて、田舎は遅れてる、なんてステレオ・タイプじゃない風潮が良い。
  

さてさて、感想。

作曲家のカラーよりも、
オケのカラーを感じた演奏。

このオケ独特の味わいがある、
というのも一興だし、ドビュッシーと
エルガーが似たように聴こえてしまう
という難点もある。

  ドビュッシーは解かり易い音楽という事もあって個性が出し難いだろうから、
  エルガーのような音楽と組み合わせるとインパクトに負けてしまうのかもしれない。
  
  エルガーの第1番は英国人が胸を張って誇れる英国最高の交響曲ですが、
  いよいよ本邦アマオケにも出回り出した、という感があります。

  新宿響は北欧専門オケではないですが、地名オケと言うには日本屈指の
  繁華街を冠した、考えてみれば不思議な団名。そんなオケが採り上げたのが、
  エルガー交響曲第1番。

  第2番だったらもっとマニア心を震わしてくれるのですが、まずは第1番
  で満足したい。いずれ日本アマオケによる第3番初演も行われるでしょうが、
  その布石のためにも、もっともっと第1番がフツーに演奏される日常が   (隊長作)

来なくては!
    
  演奏は序盤こそ違和感を感じたが、楽章を追う毎に良くなった。
  特に激しいシーンでは幾つかのパートが落ちて行きながらも
  演奏がドンドン熱くなる。決して安全速度には安穏とせず、
  激情に身を任せて演奏そのものも転げてゆく様は、興奮した。

  いつも言ってますが、安全運転で正しい演奏してもらっても、
  ちっとも愉しくならないんだよね、聴く側にとっちゃ。かなり乱暴無謀でも、
  どこまで突っ切れるかハラハラさせてくれる演奏の方が心に響く。
  

旨い演奏が聴きたきゃ、プロオケとか
海外オケを聴けばいい。
もっと極論すれば、CDを聴いてればいい。

わざわざアマオケを聴きにきて、醍醐味を
味わさせてくれるのは、こういう演奏を言う。

ティンパニの「どん、でん」といった叩かせ方や、
ラストの乱打は見事だった。

この曲は大英帝国最期の輝きをいかに描くかが
焦点だと思ってるのですが、コーダはその輝き振りが
よく表わされてて感動した。

  序盤で腑に落ちなかっただけに、尻上がりに良くなった挙句、ラストで
  感動までさせて貰えるとは、予想以上の展開で嬉しかった。
  
  

  P.S
  
  アンコールはお決まりの威風堂々なんですが、是非、
  第1番以外を聴いてみたいもの。2番だって3番だって
  素晴らしいだけに、どうしてやってくれないのか不思議。
  4番はどことなく1番に似てるのが面白いし・・・。
  
  場内アナウンスが、百貨店のウグイス嬢みたいで笑えた。
  新宿だけに、本物のウグイス嬢が団員にいらっしゃるのかしら?



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  *** 過去の 『エルガー1番』 なコンサート感想。

    * J・テイト指揮  読売日響

    * 川合良一指揮  東京理科大学管弦楽団

    * 尾高忠明指揮  名古屋フィルハーモニー交響楽団

    * 大友直人指揮  東京楽友協会交響楽団


















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