爆音！　クラシック突撃隊♪　コンサート感想

２００９年７月２０日（月祝）　　１４：００　　　-　271　- 　　

　　　　三重大学管弦楽団　　　兼重直文　指揮　　　三重県文化会館

　　　　　ベートーヴェン　「エグモント」序曲
　　　　　ドヴォルザーク　　スラブ舞曲1･3･8･10番
　　　　　シューマン　　　　交響曲第１番「春」

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　　７月１８日（土）昼のコンサートが終わった我々は車で延々国道１号線。
　　１９日（日）昼頃、ようやく自宅に帰ってきたので、もうクタクタだった。
　　日曜日は終日睡眠、車で往復二十時間近く走ると、心底体が疲れる。
　　日曜日も気になる演奏会があったが、とても出掛けられる体力は残っていなかった。

　　そうは云っても、今回は三連休（7月18～20日）。
　　翌朝になると、もう一回くらい演奏会に行きたいね、と現金なもの。
　　幾つか候補があったが、演奏会と食事を連結して検討してしまうのが悪い癖。
　　三重大学（津市）サマコンがあった。津市といえば、マリオネット！

　ときどき無性に食べたくなる、
　カルボナーラ（千円）が特に独特の味。
　注文の多い料理店よろしく、
　店外店内やたらと注意書きが多い。

　箸の上げ下げでも注意されるのかと思いきや、
　今まで何度か行ったが、
　嫌な事は一回もない。
　注意書きが多いのは、親切心のなせるワザ？

　　ここの要注意は「日曜定休」「土曜昼のみ」。
　　今回は「月曜祝日昼」なので少し心配だったが、無事開店していた。

　　前にも書いたと思うが、ここのカルボナーラは、多分東京では食べられない。
　　本格派ではなく、たぶん邪道なんだろうけど、味はすべて結果が大事。
　　どこで何年修行したかも大切だろうが、ココしか食べられない旨さを
　　持った店ほど強いものはない。

　　コクがとても強く、ソースが麺にねっとり絡む、ボッテリ系。
　　スープの水分はほとんどなく、早く食べないとどんどんモッタリしてくる。

　　でも、早く食べなきゃと焦る事はない。
　　だって、旨すぎて食べる速度が勝手にどんどん早まるから。
　　ボリュウムは相当あって、間違っても大盛などにはしないように。

　同じ味だとキツイので、
　隊長はメランザーネ（千円、茄子とミートソース）。

　これも素晴らしく旨いが、カルボナーラと食べ比べると
　どうしてもカルボナーラの取り合いになってしまう。

　田舎の茄子が極端に旨く、パスタを食いながら、
　こんなに茄子が旨かったのかと不思議な
　再認識が出来る。

　　何度も書いているが、伊勢に来たらば伊勢海老なんぞ食ってる場合じゃない。
　　騙されたと思って、マリオネットのカルボナーラを食してみて下さい。
　　食べログではアンチ派に酷評されてますが、私は嫌な思いは一度もしていない。

　　この店があるばっかりに津に来たらここばかり食べ寄っている気がするが、大いに満足。

（隊長作）

さて、コンサートに行こうか。
　　調べてみたら、三重大管は３回目の拝聴。
　　三重県の大学オケがココしかない事もあるが、岐阜大管は一回しか行ってないから、
　　演奏会とは不思議な縁である。岐阜大管の次回演奏会はチャイ４なので、
　　その心意気は是非聴いてみたい。

　　と云うのは、以前にも書いたが、東海圏の大学オケ秋冬定演は「チャイ５」ラッシュだからだ。

　　今回の三重大（2010年1月23・24日）以外に私が調べただけでも、
　　信州大響（2009年11月21日、12月5日）、名工大管（12月13日）、
　　名大響（12月20日）、静大管（12月26日）と、もし岐阜大管もチャイ５だったら、
　　東海圏の国立大のほとんどがチャイ５一色になるところだったのだ。

　　惜しい！！
　　これはこれで、東海チャイ５フェストでも開催できて
　　面白かったかもしれないが、ここまでチャイコフスキーが
　　重なり合う年度は珍しいのではないだろうか？

　　ちょっと興味を持ったので、この秋冬定演にどれだけ
　　チャイコフスキー演奏会が予定されているか、
　　大雑把に調べてみた。

　　東海地方に負けず劣らず、関西の大学も
　　ボロボロ出てくる。
　　ただし、チャイ５は見当たらない。

　　チャイ４が、京女響（11月30日）、奈良女管（12月13日）、阪大（1月16日）。
　　チャイ６「悲愴」が、関大響（12月9日）、和歌山大響（11月29日）
　　変り種として関学響のチャイ１（2月14日）、福井大フィルのチャイ２（12月23日）。

　　福井大はスクリャービンのピアノ協奏曲がカプリングと云う異色付きだ。
　　今年の秋冬は、東海・関西の半数近くをチャイコフスキー旋風が
　　吹き荒れる事になる。

　　東京の主要大学もチャイ５をやっている学校は無いかチェックしたら、
　　筑波大（10月18日）、國學院大管（10月31日）、明治学院管（11月27日）、
　　お茶の水管（12月5日）と当然のように出てくる。
　　チャイコフスキー第５番は、大学オケにとって永遠のスタンダードと言う訳だ。

　　ちなみにね、調べていると、我が目を見張る演目が二つあったよ♪
　　大阪大学外国語学部管弦楽団のニールセン２番（12月5日）と、
　　神大響のニールセン４番（12月25日金曜日夜）。
　　東工大管もニールセン４番（12月24日）と秀逸なプログラムだが、
　　神大と並んでどうして師走の平日に演奏会を開くのか、理解に苦しむ。
　　例え、演奏会場近辺で働いていたとしても、12月の年末に18時とか19時に
　　仕事が終わる人っているのだろうか？

（隊長作）

閑話休題。
　　今回はチャイコではなく、シューマンだったな。
　　ちなみに、わたくし、この曲、シューマン「春」を演奏経験あります。
　　この曲が好きな人なら大概知っていると思うけど、マーラー編曲版があるんだよね。

　　最初の金管斉奏が三度ほど低いバージョン。
　　どうせならあのバージョン（マーラー編曲版）なんかで演奏してくれたら
　　嬉しいんだけど、楽譜の手配なんかが大変なんだろうな。
　　シューマンが純粋に好きな若者には不評みたいだし。

　　演奏は大学オケとしては、可もなく不可もなく。
　　飛び切り目立ったとこもなく、大失態もなく。
　　うーん、どうにも感想の書き様がない。

　　前プロは新一年生が投入されていたようで、なかなか大変だったし。
　　三重県は伊勢管が非常にアグレッシブなので、大学オケも期待してしまう
　　んですが、どうも津と伊勢では気風が違うのか？
　　さして交流もないのかな。
　　津と伊勢って、梅田と三ノ宮みたいに意外と離れているしね。
　　そんな訳で、今回は特に感想になってなくて、すみません。

　　しかし、学生特有の若い熱さは、
　　しっかり存在していた。

　　その時にしか出来ない演奏を、
　　学生さん達には今後も期待してます。

　　

　　***　文中に出てきた　『伊勢管』　な過去コンサート感想。

　　　　*　ドヴォルザーク交響曲第８番、マーラー交響曲第１番「巨人」

　　　　*　ブラームス交響曲第３番、ラフマニノフ　パガニーニの主題による変奏曲、ラヴェル　ラ・ヴァルス　他

　　***　過去の　『春』　なコンサート感想。

　　　　*　奈良女子大学管弦楽団　牧村邦彦指揮　/　シューマン交響曲第１番「春」　他

　　　　*　名古屋市立大学管弦楽団　山田和樹指揮　/　シューマン交響曲第１番「春」　他

　　　　*　水星交響楽団　齊藤栄一指揮　/　ストラヴィンスキー　バレエ音楽「春の祭典」

　　　　*　ロジェストヴェンスキー指揮　読売日響　/　ストラヴィンスキー　バレエ音楽「春の祭典」

　　　　*　飯森範親指揮　東京都交響楽団　/　ストラヴィンスキー　バレエ音楽「春の祭典」