(隊長作)

2009年12月19日(土)  18:00   - 287 -    訪問者数


     岐阜大学管弦楽団   中村暢宏 指揮
     瑞穂市総合センター サンシャインホール

      シベリウス     交響詩「フィンランド」
      グリーグ      「ペール・ギュント」抜粋
      チャイコフスキー  交響曲第4番

  xwexwexwexwexwexwexwexwexwexwexwexwexwexwexwexwexwexwexwexwexwexwe

  関西や東海地方をベースに、時として東京も混ぜ込んでお送りしておりま す、このメルマガ。

  09年年末は金沢にも行ったので、残す所は静岡と和歌山!
  この二県での開催コンサートに行けば、関西・東海は制覇です。
  出来ることなら、富山とか岡山にも足を伸ばしたい。
  特に岡山の保科アカデミーは個性的で面白そう。
  

実はわたし、岐阜県が好きです。
飛騨は行った事が無いので、
美濃限定だけど。

京都という山に囲まれたところで
育ったせいなんでしょうなぁ、
しょっちゅう天気がグズついていても
岐阜が何故か好き。

  昔からの喫茶店があちこち残っているのが良いし、道路が走りやすいのも
  ドライバーとしては楽しい。視界の端々に山稜がのぞくのが落ち着くのかも。
  なぜ岐阜が好きなのか、本当のところは解からない。
  それなのにコンサートが少ないゆえに、あまり岐阜で遊んでいない。
  ですから久々の岐阜、大変期待して行って来ました。

  この秋冬の東海地方の国立大学はほとんどがチャイ5戦争。
  あっちもチャイ5、こっちもチャイ5。
  各大学のチャイ5を聴き比べるのも一興かな、と思ったりもしましたが、
  さすがに何十年もコンサートに行ってきた人間にチャイ5演奏会を梯子す るほど苦行はない。

そんなところに、我が愛する岐阜は
チャイ4と来た。

チャイコという大きな括りは一緒なのは
残念だが、敢えて第4番を持ってきたのが
気に入った。

と言うより、岐阜に行ける、という口実が
出来たのが嬉しく、いそいそと
岐阜へ出発!

  2007年9月以来、2年3ヶ月ぶり。

  早目に出発した事もあって、開演前2時間以上早く到着。
  演奏会場のある瑞穂市は、岐阜市と大垣市の中間。
  岐阜城や大垣城を見物するほどの余裕はなく、ここは一つ
  岐阜名物の喫茶店、ホール近くのカフェ「珈楽」に立ち寄る。   

  外観が気に入って入ったが、内装やコーヒーカップひとつ取っても実にステキ。
  普通にウエッジウッドのカップでホットが出てくるんだから、コーヒーが更に旨く感じる。
  スイーツも洒落た感じだったし、コンサート前の寛ぎにはぴったり。
  ホールの南西、瑞穂市役所前交差点を少し南下、
  県道23号線(本巣縦貫道路)沿いにあります。


  さてさて、岐阜大学管弦楽団の感想。
  序曲、中プロ、メインとそれぞれ演奏メンバーが微妙に入れ替わるし、
  当然メインに練習を集中したのだから、総合的な感想が必要となってくる。

  メインまで聴いて感じたこと。
  非常に練習に練習を重ねると、ここまで心が動かされる演奏になるのだなぁと、
  素直に感動した。回りくどい言い方になったが、正直このオケの個々人の技量は
  ハイスペックとは言えない。しかし練習をギリギリまで積み重ねた演奏というのは、
  やっぱり判るものです。一体どれだけ練習を重ねたらこういう演奏になるのかと、
  正直感心してしまった。

冬の定演は四年生にとっては
最後の演奏会。

だから多くの大学では
涙涙の感動演奏会に
なりやすいのだが、それも
四年間どれだけどっぷりオケで
演奏してきたかで軽重が
違うのではないか?


  バイトもサークルも恋愛もオケもと、アレコレの内の一つがオケという人もいるだろうし、
  何はさて置いてオケが一番という学生生活を送ってきた人もいるだろう。

  私は今年卒業の岐阜大生がどういうオケ生活を送ってきたかは知らないが、
  4年生を最高の演奏で送ってやろうといった気迫漲る演奏をさせてしまう
  このオケは、きっと素敵な4年生が多かった団体だったのだろうと、
  久々に嬉しい演奏会に出くわした。

  指揮者の技量も良かった。
  解釈のあくが強く、速い箇所は凄まじく速く、学生オケ相手にここまで
  メリハリの濃い演奏も珍しい。

  練習密度の濃い団体に指揮者も惚れ込んで、このオケなら無茶を要求してみたい、
  と思わせたのかもしれない。凄まじいハイスピードな演奏にも拘らず低弦の動きも良く聴こえ、
  学生オケでここまで面白い演奏が聴けれたのも珍しい。
  何度も書くが、相当な練習量だったと思う。

ちなみに、前プロのフィンランディア。
低弦が充実していたし、のっけからアツイ演奏。

今考えると、良い演奏会はのっけから
良い演奏な事が多いという好事例。


   前へ  HOMEへ  次へ



  *** 過去の 『学生オケ』 なコンサート感想。

    * 神戸大学交響楽団

    * 滋賀県立大学オーケストラ

    * 関西医科学生交響楽団

    * 大阪大学外国語学部管弦楽団

    * 大阪府立大学交響楽団

    * 千葉大学管弦楽団

    * 東京理科大学管弦楽団

























inserted by FC2 system