爆音！クラシック突撃隊♪

私としては非常に珍しい、コンサート選択。
交響曲もしくは大管弦楽曲をメインに据えていない
オーケストラ演奏会に行ったのは、いつ以来だろう？

大曲じゃない、十〜二十分くらいの楽曲ばかりの演奏会というのは、
意図的に避けている。

なぜなら、そういったファミリー・コンサート風な演奏会というのは、
初心者向け企画が多いので、児童が来ている事が多い。
もしくは、コンサート・マナーがなっちょらん低モード珍客が多い。
更に言えば、演奏レベルが低い事が多い・・・。



コンサートに行き始めた頃は、いろんなつてで、招待券とか案内葉書を
貰えたコンサート中心に行っていたので、いろんなタイプの演目で聴いた。
それこそラストはラデッツキー行進曲を観客全員で手拍子して終わる構成や、
母校の校歌を斉奏したり、ドイツ民謡を観客全員に輪唱させる
某最高学府みたいな実は愉しい締め方を体験出来たこともあった。

年数回コンサートをやるオケがあるとして、敢えてある季節（主に春や夏）
は垣根を低くしてオモシロ可笑しい企画演奏会やります！みたいな、
企画を前面に押し通せば面白かろう。

しかし、今回のLad!Orchestraは年一回演奏会。
今回で３年目なのだが、過去２回もごった煮なプログラムなのだ。

正直言って、いつもの私だったら見向きもしない。
友人知人が参加してたって、行かない。
現に、今回聴きに行ったのは、隊員（本編筆者）だけであり、
隊長は行かなかった。なにゆえ行ったのか？

むかしからこのコンサート感想を読んでくれてる方々なら、
気づきましたよね？



そう！「スターウォーズ」組曲が入っていたからだ。
ちなみに私は映画「スターウォーズ」そのものには、あまり関心は無い。
スターウォーズよりも、スーパーマンに感動してしまった人間、
といえばお解かり頂けるだろう。

そんな「スターウォーズ」つまみ食い人間が、なぜそれほど組曲は好きなのか？

数年前、どこのアマオケだったか忘れてしまったが、
アンコールに「スターウォーズ」の終曲「王座の間とエンド・タイトル」を
やってくれたんだよね。アンコールとしてはちょっと長い７分余りなんだけど、
あのアンコールは衝撃的だった。通常スターウォーズといえば、
誰もが知っている冒頭のメイン・タイトル。

爆発とペットから華麗なオーケストラ・サウンドが始まるアレ。
スターウォーズといえばアレでしょ、アレしかないんでしょ？と
勝手に思い込んでいたので、スターウォーズで耳に覚えがある
いろんなフレーズを捏ね繰り回した変奏曲を聴いたんだと当時は思った。

それこそそこの団員が編曲したのかな？もしそうだったら
なかなかなアレンジャーだな、なんてマジで思ってしまった。

しかしその後、メータ盤（惑星とカプリングになっている有名な盤）を
入手してみてビックリ。その時聴いたアンコールは、Ｊ・ウィリアムズによる
「スターウォーズ」組曲最終曲そのものだったのだ。
クラシックは守備範囲が広すぎるんだよね。



かなり長い間、その「王座の間とエンド・タイトル」をＣＤで聴き込んだ。
世間のクラシック・ヲタが思い込んでいる以上に、これ（終曲）は良く出来てる。

今迄の数々のエピソードをあちこちに散らかしつつ、現代人が
こうアレンジしてくれたら興奮するだろうと予感している以上に変奏してくれる。

これは、じっくりと生演奏会で味わってみたいっ！
そう心に決めて、演奏会に出会える機会を待っていたのだが、
意外と登場頻度が少なく、珍しくあったと思っても、もっと行きたい
別の本格派演奏会と被っちゃったりして。

何が何でも聴きたいと言う程でもなく、あれから何年経ったのだろう。
月日は流れ、今回がその再会だったのだ。

さて、演奏感想。
堅苦しい楽曲が一曲も無い演奏プログラム。
その先入観に反して、演奏レベルはなかなか良かった。
超有名曲のオンパレードという訳でもないためか、
おこちゃまや五月蝿い珍客もいず、落ち着いて演奏そのものが楽しめた。

しかも会場入口にはダースベーダーや白い家来たちのコスプレイヤーが
場を盛り上げてくれて、こういった実物は初めて観れたもんだから、大興奮！





いっやぁー！思ってた以上に良過ぎた。
次回、このオケ、演目次第ではまた行こうかと考えております。
当団の練習報告ブログを見ると、「宿命」なんてやってる。
これは、あの山本直純の「宿命」なのか？

ピアノがありそうなので、千住明のピアノ協奏曲の方か？
どちらにせよ面白そう、聴いてみたい。

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過去のコンサート感想。

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