- 2011年12月17日（土）19:00 杉並公会堂
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武蔵大学管弦楽団 ／ 古荘恭啓 指揮
ベートーヴェン : エグモント序曲
チャイコフスキー : 「白鳥の湖」 抜粋
ブラームス : 交響曲第４番
３ヶ月ぶりの荻窪。
荻窪と云えば杉並公会堂だが、ホール残響がひどい。
だったら行かなきゃいいじゃないかと思われるだろうが、
吉祥寺とか荻窪とかこの界隈が好きだからついつい行っちゃう。
むかし錦糸町の隣町に２年間住んだんだけど、錦糸町には馴染めなかったな。
阿佐ヶ谷も高円寺も西荻も好きだけど、ホールが無いから結局行かない。
東京にいるのに、勿体無いことをしている。
さあて、３ヶ月ぶりの荻窪だ、どこへ行こう。
荻窪で最もよく行くのは、北口を東に曲がった「鳥もと」（２号店）。
数年前までは道端にまで焼き鳥のいい匂いが流れて来て、
立ち飲みで焼き鳥を喰わせた店だったけど、
今じゃ店内で召し上がらなければならない。
細かいルールがあるからだろうけど、
オープンエアで食べる焼き鳥は、一塩の旨さがあった。
若い頃はレバー全てが駄目だったが、タンの旨さを知って、
ハツやカシラで慣れ、今じゃレバそのものが好きになっている。
レバは良いものと悪いものの差が激しく、最初に良いものを
食べないと私みたいに、レバ嫌いになってしまう。
ハツや砂肝のコリコリ感、レバの口の中でトロっと潰れる食感、
この違いがたまらん。
ピーマンやシシトウを間に喰うのもいい。
トロリといえば、冬はアンキモも大好き。ウニも好き。
これらは身体に悪いものばかりだけど、アンキモのポン酢和え、
たまんないよね。ポテサラや茄子揚げもうまく、締めにオムスビが
選べるもいい。黄色いタクアンじゃなく、野沢菜とか白菜浅漬けだと
もっと嬉しいのだけど、黄色いタクアンを気取らず添えるのが、
鳥もとらしい。
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今回は、もう一軒。
杉並公会堂から荻窪駅を少し過ぎれば、中華「春木屋」がある。
隊長お気に入り店なんで、３年に１度くらい食べる。
ああ、この味だったな、と懐かしく思い、たまに食べると旨く感じる。
最近の凝りに凝ったラーメンもいいけど、昔ながらのラーメン原点を
味わうには最もいい。後味がいいラーメン、と云える。
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今回は大学オケの、涙なみだのブラームスを聴こう！というコンセプト。
むかしは大学オケがチャイ５とかブラ１を演奏するチラシを見ると「チッ！」
と舌打ちしていたが、最近はこういったコテコテ企画ほど凄まじい演奏
になっていることに気がついた。
超正統派青春演奏会なんですね。
そういった純粋トロリとしたものも、たまには食べたくなる。
デミグラのハンバーグは400ｇでも食べれちゃうのと同じ。
大学オケは、もう驚くほどチャイ５やドボ８が多い。
何ゆえドボルザーク第８番「村祭り」を、いつまでも採り上げるのかは
理解出来ないが、チャイ５は確かに演奏する側も感動するだろう。
「僕たち私たち、感動しながら弾いていますっ」といった演奏なのに、
結局、聴く側もチャイ５はほだされてしまう。
そんな自分がイヤでチャイ５は敬遠していたが、最近たまにはいいな、
と思う様になって来た。
そんな私には、ブラームスもきっと楽しめるだろう。
ブラームスの感動交響曲といえば、第１番と第４番で意見が別れるところ。
私は第４番は何度も演奏したが、第１番は不思議と一度も演奏しないまま
楽器から足を洗ったので、引け目を感じている。
ブラ１を弾いてああだったこうだったという思い出が無いのだ。
それゆえに憧れもありつつ、ジェラシーもある。
ブラ１を弾いて感動している奏者に、ジェラシーを感じるのだ。
さてさて、感想。
低弦群の前に座ったせいと、ワンワン音響の二重効果で、
もう重低音が凄かった。
重低音をたっぷり聴かしたブラ４を聴きたきゃ、杉並のチェロ前に座るべし。
おうちのオーディオをいくらいじくったって、こういった重低音は味わえない。
ちなみに、コレはブラ４だからそうなったのではなく、
前プロも中プロも、重低音バリバリだった。
ほんと、公会堂はどこに座るかが重要だ。
頼むからケチらず、２階席を開放してほしい。
武蔵大の特徴は、ホルンがデカかった。
大学オケにしてはテンポをよく揺らしたし、間合いの取り方も良かった。
たっぷり歌わせるところなんぞ、基礎が出来ているオケだからこそ。
全体が血気盛んで、多少の飛び出しも気にしないと云う、
萎縮しない心意気が良かった。
ハンガリアンダンスがアンコール。
語尾を金管が丸く大きく特徴付け、変な演奏だった。
音響も演奏も特徴が多くて、ありふれたプログラムでも楽しい一夜。
過去のコンサート感想。
『杉並公会堂』な感想。
- 2011年9月25日（日）20:00 杉並公会堂
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モーニングフィルハーモニー管弦楽団 ／ 小柳英之 指揮
マーラー : 交響曲第6番