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コンサート感想


2012年2月12日(日)14:00 目黒パーシモンホール小ホール
早稲田室内管弦楽団 / 指揮者なし
 第一部 デュカス、モーツァルトなどの小編成断章を5曲
 第二部 フィンジ : ピアノと弦のためのエクローグ
     ハイドン : 交響曲第92番「オックスフォード」

(隊長作)



今回の会場、目黒パーシモンは東横線都立大学駅を北口の坂道を十分すすむ。
この東急東横線は地方人には判らない独特のニュアンスがあるんだけど、
東横線住民は東京一の高きプライドを誇っておりまして、自慢しいに
思われぬよう沿線住民であることを仄めかします。

関西人の私は「え?どうしてハニカミながら言うの?」と思うんですが、
東横線沿線住民を自慢してるって思われたくない、でも自慢してるって
皆思ってるんだろうなぁ、参ったなぁ、たまたま住んでただけなんだけど♪
そんな雰囲気がじんわりと出てまして、大キライです。

もうちょっと続けますと、これは大阪における阪急本線、
名古屋の地下鉄東山線沿線に相当するんじゃないでしょうか。
大阪と言えばJR環状線が最も都会路線ですが、敢えて阪急なんですよ。
あんましゴミゴミしたトコはかなわんわ、といったお澄ましな感覚でんな。

ちなみに、私が住んできた路線は多いですよー。
西日本は5箇所住みましたし、関東なら中央線、総武線、東西線、
京浜東北線、池袋線、新宿線・・・。

そうなんです。関東と云えども、東横線はおろか京王も小田急も
沿線に住んだことはないのです。住めなかったのでなく、住もうとしなかった。

どうでもいいですね、こんなこと。

(隊長作)

あちこち住みましたが、良い街もあれば、ひどい町もありました。
ちなみに都立大学はカネがかかりそうな町です。
こんな小洒落た喫茶店、誰が入るんだろう?と思い通り過ぎたら、
そのあと見つけたモスバーガーは満席です。
みなさん結局、高い店には入れないんだね、と少し安心しました。



そんなわけで、この沿線も、このホールも出来るだけ避けてますが、
たまに良い演奏会があるんです。

それが今回であり、フィンジ「エクローグ」が採り上げられました。
なに?フィンジを知らないって??
そうでしょうなぁ、フィンジはまだまだ無名でしょうなぁ。
しかし、こうやって頭の良い集団は取り上げ始めてます。

このフィンジ「エクローグ」のライヴ体験は2回目でして、
2010年8月、名古屋弦楽ゾリステンで聴いています。
あの髭の指揮者(加藤晃)が印象深いですが、毎度キラリと
光る選曲が楽しみでした。

ちなみに今年2013年8月はベートーヴェンのSQ14弦楽合奏版に挑戦です。
夏休みが合わないのが残念〜!

フィンジの「エクローグ」ですが、CDで聴いても良いですが、
生演奏は更に良かった。

この曲はピアノと弦楽によるロマンティックな牧歌なんですが、
主役のピアノ独奏がしっとり落ち着いてて、十分ほどの曲ですが
もうコレを聴けただけで大満足だった。3回くらいリピートして欲しいほど。

メインはハイドン。
この曲にして、ようやく全奏者が勢揃いしたわけですが、
こうやって交響曲合奏を聴くと、安心して聴ける。

前半の小編成(金管合奏、フルート四重奏、管弦六重奏、弦楽四重奏など)は
お楽しみ企画だったが、現実はかなり厳しかった。
それが全員合奏すれば、まったく通常レベルの演奏となる。
いかに小編成演奏が難しいことか、よく判った。


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パーシモンにはイタリアン・カフェが併設されており、開演前、
カレーランチとパスタランチを食べた。各々サラダとドリンクが付いて千百円。
パスタランチにはパンも付いてたので、目黒としてはリーズナブルではないだろうか。

カレーは赤いルーだったが、柔らかくグリルしたチキンが添えられ、
なかなか旨かった。


(隊長作)

過去のコンサート感想。

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