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コンサート感想


2012年2月26日(日)14:00 練馬文化センター
ブルミーネ・フィルハーモニー管弦楽団 / 吉田貴弘指揮
 芥川也寸志 : 交響管弦楽のための音楽
 マーラー : 交響曲第9番

(隊長作)

2012年2月26日は、素晴らしい演奏会が重なった。
しかも、全てが14時開演。

○ブルミーネ・フィル(練馬文化センター)
 マーラー第9番・・・・・・・・・・・1,000円

○御茶ノ水OBオケ(めぐろパーシモン)
 ブルックナー第7番・・・・・・・・・1,000円

○オーケストラ・ナデージダ(渋谷区文化総合センター大和田)
 ミャスコフスキー第5番・・・・・・・1,800円

○日立フィル(昭和女子大学人見記念講堂)
 ブルックナー第7番・・・・・・・・・2,000円

○ザ・シンフォニカ(すみだトリフォニー)
 ブラームス/ピアノ協奏曲第2番・・・2,500円


こうやって並べると、アマオケ同士でも入場料の値段が歴然と別れる。
通常、国内プロオケならN響の1,500円を例外とすれば、ほとんどが3,000円以上。
よって、3,000円以下のコンサートは「安い」と言える。

しかし、上記ご覧の通り、アマオケの料金は1,000円〜2,500円と多種多様だ。
大学オケなんて500円、600円、800円も多いし、最近は入場料0円、
チラシ持参無料なども多い。そうなると、2,500円が非常に「高く」思えてしまう。

出来るだけ「聴きたい曲」「聴いた回数が少ないオケ」「行くことが少ない演奏会場」を
基本に選択してるんだが、今回はブルミーネのマラ9となった。

ブルミーネを聴くのは初めてだし、マラ9そのものに醍醐味があるし、
練馬文化センターは今回で6回しか行っていない。
しかし何と言っても大きいのは、入場料1,000円だろう。
これが2,500円だったら、選択しなかったろう。



練馬文化センターは、練馬駅から近いことも大きい。
めぐろパーシモンの駅から坂道5分はゲンナリするし、
渋谷大和田も駅から坂道を歩く。

ナデージダが、すっかりアッテルベリ離れしていることも残念だ。
(隊長作)
このままだとナデージダに行くことは、2014年月(ニールセン第2番)まで
無いだろう。

それにしても、東京のアマオケ・コンサートは贅沢な花盛りだ。
同日同刻、ブルックナー第7番が被ってる上に、マラ9もやっている異常さ。
関西東海地方はあちこちに行けた醍醐味があったが、やっぱ東京は演目が半端ない。

関西の今はどうなんだろう、とネット・チェックしてみたら、
大阪大学外国語学部管弦楽団がステーンハンマル第2番をやる情報が!
2013年11月23日、箕面市メイプルホールにて。
箕面って、どんだけ遠いんだよー。今、なんとか行けないか模索中。



さて、演奏会前のランチ。
練馬駅北口と云えば、フレンチが旨かったセルポワブルに行きたかったが、
時間が押しておりパパっと喰おうということで、「鳥美喜」に行った。

店名のとおり鳥料理に強い割烹居酒屋で、近所に欲しい気軽な店だ。
焼き鳥丼と天丼を頼んだが、2つで1,600円と安く、具がいっぱいの
サービス満点だった。

漬物やデザート(いちご)なども付いて、満ち足りたランチとなった。




震災以降、日本を見直す傾向があり、芥川也寸志や伊福部昭の演目を
よく見かける。逆に、武満徹の演目が一昔前より減ってきている、
と喜ばしく思うのは私だけだろうか。

芥川の音楽は、CDで聴いているだけでは気付かないピアノが
組み込まれている。ただし、オーケストレィションに問題があるのか、
ピアノをあくまで音量増幅の一翼としか考えていないのか、
耳を澄ましてピアノの音を聴き取ろうとしたが、聴き取れなかった。

伊福部に似た音楽であり、芥川(享年63歳)があと二十年長生きしていたら、
どんな作曲をしてくれたか残念でならない。

芥川の演奏は素晴らしくて、前プロでこれほどアグレッシヴなれば、
メインはいやが上にも期待してしまう。
しかし、結果はそうでなかった。



弦が慎重になりすぎた。
芥川ではワイルドとも言えるような凄みある弾きっぷりだったのに、
マーラーは、どうしてしまったのか。

確かに、マーラー第9番は難しい。
しかし、マーラーの中で最も技巧的に難しいわけでもない。
第2楽章スケルツォの出来がどうのこうのと、
技巧面に拘っているわけではない。

ある一線を越えた難度に、弦楽器群のやる気が
失せてしまったような演奏に聴こえた。

終楽章にて、ようやく思い入れたっぷりの熱い演奏が
繰り広げられたが、交響曲は全楽章を通して感じる音楽だ。

前プロの芥川がイキイキしていただけに、
マーラー前半のおとなしさに、ガッカリしてしまった。
このオケは、芥川のような野性的で攻撃的な音楽の方が、
向いているのかもしれない。




(隊長作)

過去のコンサート感想。

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