(隊長作)

6月12日(日)  14:00   - 85 -   訪問者数

  奥田恵悟指揮  船橋フィルハーモニー管弦楽団  船橋市民文化ホール
    
  ブラームス   交響曲第1番
  ホルスト    組曲「惑星」
  
  wmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmwmw   (隊長作)

久々に出くわした大型ダブル・メイン・プログラム。
  重たぁい「ブラ1」とこれまた壮大な宇宙組曲「惑星」。
  創立25周年記念&第40回定演という節目ではあるけれど、
  なかなか実行できるわけじゃぁ無いプログラム。
  そんな熱い心意気に感じて、90分ほど電車に乗って船橋まで来ました。
  
  わくわくー。
  船橋市民文化ホール
船橋に住んでいたのに何故だか縁が無くて、
「船橋市民文化ホール」は初めて。
この頃、私はアマオケから足を洗った時期なんで、
このホールとも無縁なんです。

私がアマオケをせっせせっせと出掛けているのは、
玉石混交なアマオケを見つけ出す喜びもあるが、
ご当地ならではの地元ホールを訪問するのも楽しみの一つ。

ましてや初めてのホール入場ともなれば期待も膨らみます。

  市役所の近くにあるこのホールは、外観からはどこぞのビルみたいです。
  如何にも「文化会館!」といういでたちではありません。
  しかし中に入ってみると、懐かしい「文化会館」プンプンの空間でした。
  
  昨年行った小田原市民会館とか、現在建て直し中ですが
  昔の杉並公会堂とかの世界です。
  ところが、演奏が始まって音が鳴り響くや否や、想い出したのは
  群馬音楽センター


「あの群馬音楽センター」でした。
  
  要するに、音響が最悪な「バッド・ホール」だったんです。
  こらアカン...。
  ブラームスの第1番が熱く奏でられているようなんですが、
  帰りたくなってくるくらい悲しい響きです。   (隊長作)

響きと云うより、響かないです。
  船橋フィルという立場だし、プログラムには市長やら商工会議所会頭のご挨拶まで
  載っかってて、抜き差しなら無いくらい地元に根付いたオケのようです。
  こういったオケは、市の公共施設をうまく使えて練習場やら演奏会場には
  苦労しないんですが、逆に「船橋市民文化ホール」で演奏するのが
  大前提となってしまうのでしょう。
  オケの中には、このホールの致命的な響きを百も承知な方も多いと思いますが、
  ここで練習に練習を重ねた結果発表をさせられちゃぁ堪まんないっすよね。
  
  意外と生まれも育ちも船橋っ子で、ホールと云えば市民文化ホールって方には、
  この響きが特別に感じられないのかも知れません。
  しかし、差し出がましい限りではございますが、群馬音楽センターと
  並び称したいほどのバッド・ホールです。
  折角のブラ1と惑星が、全くの台無し演奏でした。
  いいのか悪いのかも判然つきませんでした。
  
  ホールを出て、隊長と二人、溜息をつくことシバシバ。
  「せめて、近隣のすみだトリフォニーとか葛飾シンフォニーヒルズで
  演奏出来たらいいのにね」
  「船橋フィルが船橋で演奏しないわけにはいかないっしょ」
  「駅前開発でお金が掛かったんだろうけど、
  なんとか新しいホールができないかねぇ」
  「これ以上、ホール(はこもの)を作る事は、無意味だよ」
  「そういう問題もあるもんねぇ...」   (隊長作)

ホルストの惑星、大好きだったのに。
  演奏も良かったようなんだけど。
  残念で勿体無い演奏会でした。
  

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