(隊長作)

11月15日(火)  20:00   - 105 -    訪問者数

    バレンボイム指揮    ベルリン・シュターツカペレ
    ベルリン・フィルハーモニー・ホール

    シェーンベルク   管弦楽のための変奏曲
    マーラー      交響曲「大地の歌」

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  座席表
ハコは一緒だし、
日時も昨日のギーレン御大と比べるとは、
酷すぎるというものかもしれないが、
ギーレンがルクセンブルク・フィルという
弱兵だったハンディを踏まえれば、
バレンボイムは手兵
ベルリン・シュターツカペレ。

お膳立ては十二分だろう。
  
  2曲からのプログラムで、マエプロはシェーンべルク「管弦楽のための変奏曲」。
  オーケストラをフルに鳴らした大管弦楽としっかり対峙し、
  紳士に音楽に向き合ったが、私はさっぱり理解できず。
  20世紀の音楽はなんでも聴くが、やはりプロコ・ショスタコの
  メロディ有りあたりまでしか理解できない。   (隊長作)

さて、バレンボイム。
  悲劇のチェリスト、デュ・プレの旦那というイメージが抜け切らないのは、
  彼の個性が薄いからなのか。
  フルトヴェングラーを崇拝し、フルヴェンの目指していた音楽を再現する、
  と臆面もなく広言しているそうだが、そういう便利な人が、一人くらいは
  いたっていいと思う。
  ただし、真のフルヴェン・ファンの心境を踏みにじっていると思うのだが...。
  BPOポスター
「大地の歌」。

私は若い頃、この曲がかなり好きで、
下手したらマーラーの第九にも
なりえたわけであるこの曲を、
ずいぶん高く買っていた。

しかし東洋的神秘を表出すべく、
幻想的な音楽はいいのだが、
中国の京劇にでも影響を受けたみたいな、
派手派手しいナリモノが
気に喰わなくなってきた。

  日本人が中国文化全てを受け入れ難いのと同様に、
  マーラーは真の東洋神秘を表現し切れていないとも思うのである。
  この曲の騒々しいナリモノが、半分でもモノ・トーンなオーケストレーションに
  書き替えられていたら、この曲は第九に匹敵、いな、私的には超えるくらい
  頂点を極めた曲になっているのに、と残念に思うようになってきている。
  
  そんな個人的嗜好が強いため、この曲への注文は、ひたすら一点。   (隊長作)

「墨絵のような音世界を」。
  まるで雪舟の掛け軸のような世界を目指して演奏してほしいのだ。
  しかし、バレンボイムは違った。
  
  今回の独唱二人はテノールとアルト。
  この組み合わせは他にもあるが、これは良かった。
  というのがテノールの音量がとぼしく、逆にアルト独唱がミゴトだったから。
  
  アルトよりバリトンで朗々と歌い上げてくれた方が好きなだけに、
  アルトでここまで深く歌ってもらえる演奏に出会えるとは思っていなかった。
  さすが、オペラに情熱を注いでいるバレンボイムならではの人選だ。
  しかし、この独唱に絡んでくる木管、特にフルートが最悪だった。
  一点もミスはしなかったが、音がデカイのだ。
  無神経にも程がある。
  
  これは結局バレンボイムの責任もしくは指図でもあるわけで、全く残念。
  ベルリンの夕方
独唱がさびしげに切なげに歌いつむいでいるさなかに、
フルートが何度もよりそってくる。

そう、寄り添うようなニュアンスであるべきなのに、
協奏曲のようにフルートは吹いている。
アルトの歌を聴きながら吹いているのかしら?

まぁ、そんなわけで、

  前日のギーレンのミサ・ソレムニスが名演すぎたこともあって、
  ずいぶん白けた感想になってしまった。
  
  さらに集客率は、バレンボイムが9割、ギーレン7割。
  拍手もバレンボイムが盛大だった。
  ギーレンのライヴが、ベルリンでは3割も空席があるのですぞ。
  どうなっとるのだ。
  ベルリンっつったって、大した客は少ないことが判明。   (隊長作)

笑っちまうゼ。

  
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