(隊長作)

2月11日(土)  19:00   - 110 -    訪問者数

    小林幸人指揮   上野の森交響楽団    品川区立総合区民会館「きゅりあん」

    ブラームス    大学祝典序曲
    ハイドン     交響曲第100番
    ブラームス    交響曲第3番

  xmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmxmx
  
  数年ぶりに訪れた、大井町。 そう、
  品川区立総合区民会館「きゅりあん」
「品川きゅりあん」は品川でなく、大井町にあるのです。
大井町ってほとんどイメージが無いのだが、マルイはあるし、
阪急はあるし、ブックオフもあるし、でなかなか楽しい。

きゅりあんも駅前にあって利便性は高いホール。
ホール内部はなだらかな傾斜をもった昔ながらのワン・フロア構造に
なっており、2階席は無い。
第56回定演と歴史も長いようで、観客はかなり集まっている。
  
  プログラムは実にオーソドックス。
  いつもの我々ならパスするプログラムだが、無性にコンサートに行きたかったのと、
  先日聴いたブロムシュテットのブラ1が良かったのと、
  ブラ4やブラ2ならともかくブラ3は珍しいや、という事で聴きにきた。
  恐らく初めて聴く楽団。
  
  演奏を聴いて、練習はメインに比重を掛けたな、という感想。
  だから前プロと中プロはノーコメント。
  ハイドンが好きな人が同団にはいらっしゃるんでしょうが、こういった
  古典は練度を掘り下げないとアラが目だって難しい選曲だと思うよ。
  いっそ、オール・ハイドン・プログラムにして、全曲均等な練習と完成度を
  目指したらどうでしょう。   (隊長作)

一転、ブラ3は熱かった。
  全然テンションちゃうやん、と思うほど熱いブラームス。
  逆に、ブラームスの中でもこの第3番が最もアマオケで
  採り上げられていない理由もいろいろ分かった。
  金管を中心にハダカになるところが大きく、独奏者の緊張が相当大きく
  キツイ。
  しかも楽曲的にも重要で、音をハズすとそれは泣けるようなつらさで、
  チャイコのようにみんなでドンチャカ騒いで誤魔化すワザは使えない。
  それだけに征服欲も湧くのだろうし、チャレンジ・スピリッツは大好きだ。
    
  弦楽器群はよく弾いていた。
  ある意味、ゴリゴリするくらい小気味良い弾きっぷりで、こういう演奏は
  好きだ。
  
  
   前へ  HOMEへ  次へ









inserted by FC2 system