(隊長作)

2月12日(日)  14:00   - 111 -    訪問者数

    長田雅人指揮   フライハイト交響楽団    サントリー・ホール

    マーラー   交響曲第2番「復活」

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  うぅむ、なんと申せばいいのか。
  困った、と云うのが今回の本音。
  
  最近のコンサートでシバシバ出くわす、指定座席制。
  有名アマオケ、かつ、有名ホール(今回のサントリーや芸劇、川崎ミューズなど)で
  混乱を避けるべく導入されているのか、ここぞという大期待コンサートに限って、
  指定座席制になっている。
  
  希望どおりの、最良の音響空間で拝聴できれば一向に問題は無いんですが、
  なんのコネも無く、あっても匿名で聴きたいので指定席はウン任せ。
  そして運に見放されてる我等は、案の定キビシイ席だった。
  
サントリー・ホールは日本を代表するホールとして、誰も否定できない所ですが、
恐ろしいデッド・ゾーンが幾箇所ある。
そういう席に限ってSやA席なんだからふざけているが、1階の2階席屋根が
かぶっている隅席と、今回我等が陣取った2階席最後方がそれだ。

才槌頭のような、エイリアンのような前後に楕円した卵型ホール。
舞台は前方に偏っているため、ある意味、P席の方が1・2階最後方より
遥かに音響はいい。

  そう断言したいほど、我々は永年の経験を得ている。
  そして、今回もあらためて2階席後方は音が来ない、という事を復習する
  だけのコンサートにぶち当たった。
  だからLBブロックで聴いていたら、全然違う感想を書いていたかもしれない。
  そう思うと、実に残念だ。
  
  さほど演奏会に足を運んでいない人や、サントリー・ホールの各席で聴き比べていない人、
  音響がどれほど重要でないか分かっていない人には、
  このように口を酸っぱく言っても判ってもらえまいが、今回のように大音量や
  大ハーモニーが重要な曲ほどその効果は大きく凄まじい。
  
  もうほとんど感想に近いことを述べてしまっているが、要するに音が来なかった。
  第1楽章は緊張しているのか?と思う程、音場の広がりがなく、それは
  楽章が進むにつれ「そもそも音が来て無いんだ」と結論付けるに至る。
  
  指揮者長田雅人の解釈にも、疑問がある。
  彼の「復活」への思い入れには大いに共感するが、そういった演奏・解釈は
  プロオケでするレベルだと思う。
  どっしりじっくりしたマエストロ風の演奏は、極上の響きを持つ楽団なら
  効果的だが、プロ並の技量を誇るフライハイトといっても、
  アマオケでこれを行なうのは無茶すぎる。
  
  フライハイトの機動力と攻撃性を活かすなら、猪突猛進型のイケイケ演奏
  の方が良かったのでは。
  そんな嵐のような演奏のさなかに、フっとした流れるようなカンタービレが
  生きてくるのだし、合唱にも重みが出たと思うのだが。
  彼がやろうとしたこと、やりたかった理想には共感するが、
  ここでやるのは違ってたと思う。
  朗々とした「復活」を、彼はやりたかったんだろうけど。
  長田さんもそろそろプロオケで存分に活躍して欲しいし、
  そういうレベルの人なんだがなぁ。
  
  前々回、このオケのプロコ第5番のコンサートを聴き、私は大絶賛したのですが、
  そして今回の復活にはとても期待したのですが、それだけに厳しい、
  厳しすぎる感想になってしまった。
  このつらさ、厚かましいだろうけど汲み取って欲しい。
  
  また、このオケはアマオケ全般と比べてどうこう言ってる世界でなく、
  アマオケと云えども東京のトップ・ストリートを突き進んでほしい。
  そんな私の気持ちがこんな感想を書かしている。
  
  
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