7月1日(土) 18:30 - 118 -
西村友指揮 エルムの鐘交響楽団 なかのZEROホール
ベートーヴェン レオノーレ第3番
ミヨー プロバンス組曲
シベリウス 交響曲第3番
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ブログの読者さんにフランス音楽好きな方がいて、
今回のコンサートに行かれたそうな。
フランス音楽が好きな方は聴く観点がやっぱりミヨー。
確かに「プロバンス組曲」をプロはもとよりアマオケ・コンサートでも
聴いたコトがあったっけ?
フランス音楽コンサートと云えば、ベルリオーズの幻想やサン=サーンスのオルガン付き、
ビゼーのカルメンとアルルあたりは思い出せても、あとは
ラヴェルとドビュッシー、フォーレくらい。
プーランクやフランク、オネゲルはたまに見かけるくらい。
オネゲルと云えば「火刑台上のジャンヌ・ダルク」が好きで、
この曲について書こう書こうと思いつつはや幾年。
だけど今日書くのはマンネリだけどシベリウスについて。
だって一番本腰入れて練習して来ました!って演奏だったんだもん。
ベトベンはさすがに、ミヨーは私自身が良く解っておらず、解ってもいない曲を
感想など言える訳も無く、解っているといえばシベリウス。
しかも第3番は、最近ロジェヴェンCDで熱く語ったばかり。
ロジェストヴェンスキーのシベ3お薦めCD紹介
http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/cd2/cd31.html
なんとCD紹介第1枚目もシベリウス第3番
第1枚目はコリン・デイヴィス盤
http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/cd/cd1.html
いかに私がシベ3を愛しているかはこれらを読んでいただくことにして、
当日の演奏は熱かった。
熱演と云える猛演で、弦が高弦も低弦もうねるうねる。
ロジェヴェン盤で「うねり」のシベリウスを堪能している私にとっては、
これはいいもの聴かせて頂いた。
ちょっと話がズレますが、次回のアイノラ交響楽団の演目もシベ3がメイン。
ハジケテ欲しい。
シベリウスは考えてみればあの第1番と第2番を書いた人。
私的にはシベリウスと言えば後期ばかり聴いているので、
つい淡白な世界イメージが強いんですが、第3番はまだまだ前期の熱気を含んでいる。
それを前期よりで解釈するか、後期よりで美しくまとめるかは面白いとこなんだけど、
まだまだ若い私にとっては熱気ムンムンな第3番の方が共感してしまうんですね。
エルムの鐘は久々に聴いたんですが、やはり北欧モノは強い。
次回はショスタコ9番にリヒャルトのオーボエ協奏曲と、
相変わらず意欲的なプログラム。
目が点になったのは、その次回演奏会の指揮者の名前。
「中橋健太郎左衛門」!!
こ! これは! 聴かねば!!!