12月24日(日) 14:00 - 135 -
三重大学室内楽団 大谷正人指揮 アストホール
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第14番
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冬の大学シリーズ第5弾、
三重県は津駅駅前。
アストという複合ビル4階に簡易型ホールがあります。
引き出し式の270人ほど入る小ホール。
クリスマスの日に津に行きたかったわけでなく、
ひとえにベトベンのSQ14をやるオケがあるって事に
感動したから。
どうだろう、東京で十年以上クラシックを
聴き続けてきたけれど、アマオケが、
しかも大学オケ(弦楽合奏団でした)で
ベートーヴェンのこの難曲・大曲に挑戦したとこがあったでしょうか。
いくつかはあったんでしょうが、私は気づきませんでした。
あったとしても極わずかでしょう。
そんな無謀な曲採り上げて、まともに演奏できんのかよ、とお思いでしょう。
たしかにそれを言われるとキツイ演奏だった。
あの曲は半端無く難しい。
そもそも弦楽四重奏とは四人全員に力量が求められますし、しかもそれが
あのベトベンの後期四重奏とくる。
しかし、そんな事を言ってたら、この曲は永遠に採り上げられない。
そんな逡巡をぶち壊してくれるような選曲だった。
正直、この演奏会感想はお蔵入りにしようと思ってたのですが、普通の
選曲&普通の演奏を聴いて、敢えて伝えなければと思い直しました。
それほど、こういった曲に挑戦する姿勢に、私は拍手を送りたい。