(隊長作)

7月22日(土)  13:45   - 148 -    訪問者数

     名古屋シンフォニア管弦楽団  堀俊輔指揮    愛知県芸術劇場

     ニコライ     「ウインザーの陽気な女房達」序曲」
     モーツァルト   交響曲第38番「プラハ」
     プロコフィエフ  交響曲第5番

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  弊紙メルマガでは、プロコフィエフを演奏して欲しい欲しい、と
  繰り返し叫んでいる。   (隊長作)

だからプロコ演奏会があると聴けば、躊躇無くスッ飛んでいる。

  そうこうする内に、過去5回プロコフィエフ交響曲第5番を聴いていた。
  それぞれの感想を、ちょっと読んで見て欲しい。
  
  2005年2月26日  フライハイト交響楽団 感想
  http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai4/dai71.html
  
  2005年7月9日   NHK交響楽団 ボレイコ指揮 感想
  http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai5/dai87.html
  
  2005年12月3日  千葉大学管弦楽団 感想
  http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai6/dai101.html
  
  2006年11月12日 俊友会管弦楽団 感想
  http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai7/dai130.html
  
  2006年12月10日 神戸大学交響楽団 感想
  http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai7/dai132.html
  
  プロコが聴きたい!聴きたい!と叫んでいる割には、結構聴いている。
  今回が6回目だから、過去3年間で6回、年平均2回も聴いていることになる。
  
  聴いたはいいが、感想は、と云うとケースバイケース。
  それぞれの感想を見ても、絶賛している演奏もあれば、
  大好きな曲なだけにかなり辛辣な感想になっているのもある。
  愛知県芸術劇場
最近は神戸大学が
大名演だったことは今も記憶に鮮烈で、
それだけに今回の演奏に対しては
どうも暖かい目線からは見れなかった。

大学オケがあれほどの突き抜けた演奏を
起こすんだから、演奏経験豊富な社会人オケなら、
どれほどのサプライズが用意されているのか?
  
まず、隊長の感想。
「前(神戸大)のとんでもない演奏があっただけに、
凄く良かった、とまでは言えないけれど、
上手いなぁと思った。」
「あの難曲なのに、崩れることが少ない。」
「イイ演奏だったと思う。」
  
  なるほど、確かにそう言ってしまっても良い演奏だったかもしれない。
  (隊長作)

演奏して欲しい曲だけど、本曲はどうにも難しい。
  しかし敢えてそれを採り上げるだけのオケなのだ。
  さすがに演奏のレベルは当たり前のように高い。
  だからこそ、そういったオケに対しては、ついついそっから先の、
  突き抜けた別世界を望んでしまう。
  
  第1楽章後半では、音量の高まり具合が、曲の出来不出来を
  決定付けてしまう重大な山場がある。
  打ち寄せる波のように、リピートされる展開が徐々に音量が上がる。
  しかし、それを細心の注意でコントロールし、それでいて楽団員全員の心が一つに
  同一化した時だけに現れる「途轍もない巨大な壁」のようなクライマックスが築ける。
  
  これが出来るかどうかが正念場。

  残念だが、その「巨大な壁」は見えなかった。
  あと2段階くらいデカイ山でないと、プロコの凄まじさは表現しきれていない。
  残念だなぁ、と思う第1楽章終盤だった。
  愛知芸術文化センター
第2・3楽章は文句ナシ。
神戸大では第3楽章が掘り下げ切れてなかったが、
流石社会人、
大人の解釈で第3楽章など素晴らしかった。
  
しかし問題なのは終楽章。
この楽章の出来不出来が、
本曲の真価を決定してしまう。

  そうなると、今回の演奏は厳しい感想になってしまう。
  終楽章終盤の「畳み掛けるようなアッチェレランド」が聴かせられるか。
  そんなコトは楽譜に書いていないかも知れないし、強いて
  アッチェレエランドにしない指揮者も多い。
  しかしそれでは、私と合わない(別に私と合わなくってもいいんだよね)。
  
  やっぱりこの曲の結尾は狂気を前面に、突っ走って欲しい。
  大曲に相応しい、堂々とした完結部でもあるが、最後の最後で狂いまくる様を
  表すことこそ、プロコフィエフの真骨頂だと思えないかな。

  そう!プロコフィエフは狂ってなんぼ。
  妖しく咲き乱れ、狂い咲きの音楽。
  理性や常識をフッ飛ばし、聴き手を狂気の世界に引きずり込む事こそ、
  墓場の陰からプロコのほくそ笑む禿げ頭が透けて見える。
  
  帰り道、隊長がポツリと言った。
  「プロコの演奏前には、景気づけに、ウォッカをクイっと引っ掛けるといいのにね」
  
  それって...言えてる。
  

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