(隊長作)

9月15日(土)  16:00   - 155 -    訪問者数

   リントゥ指揮 名古屋フィルハーモニー交響楽団  愛知県芸術劇場
    
     ニールセン    序曲「ヘリオス」
     グリーグ     ピアノ協奏曲
     シベリウス    交響曲第6番
     シベリウス    交響曲第7番

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  愛知県芸術劇場
各曲の演奏は、出来不出来があり、
一概にこうだったとは言い難い、
複雑な感想。

大略はニールセンとグリーグが不作、
後半のシベ6で微妙、ラストのシベ7で
快心の一発といったもの。
  
ニールセンを採り上げてくださる事は
この上ない幸せなんですが、
どうして敢えてこの曲なんだろなぁ。
(隊長作)


  
  このメルマガでニールセン&ニールセンと喚(わめ)いているだけに、
  ニールセンってどれほどなの?と思って聴いた人もいるかも?
  だけど、この曲は大した曲には入りませんからねー!
  
  ニールセンで序曲として最も適している曲といえば、「仮面舞踏会」序曲。
  冒頭から誰をもココロ掴んで離さないキャッチーな爆発。
  その後の民謡調な調べも可愛らしい。
  
  同じく「仮面舞踏会」(マスカレード)の第2幕への前奏曲でもイイ。
  北欧的神秘に包まれたホルンの遠吠えで始まり、弦の透き通った
  冷徹な後続はニールセン交響曲の第4番や第5番が好きな人なら
  キット微笑んで貰える名作。

  ちなみにワタクシ、当然オペラ「仮面舞踏会」全曲盤を持ってますが、
  これが全曲で聴くと大したオペラでない。
  それだけにこのほか数曲が奇跡的にオペラに挿入され、
  名曲が埋もれてしまっているのが惜しい。
  誰か「組曲」に編纂すれば、音楽史に名前を残せるんじゃないだろうか?
  栄の夜景
「サウルとダヴィド」第2幕への前奏曲も
オープニングを飾るのに
相応しいカッチョエエ作品。

こういったファンファーレで
始まる曲を聴けば、
「え?え!ダレ?この作曲家だれ?」
となること間違い無いのに。
  
お次はグリーグのピアノ協奏曲。

  この曲を最もやっちゃイケない弾き方で演奏してます、ピアニストの
  クピーク。
  グリーグの親戚みたいな名前のクピーク嬢は、美しいポーランド出身。
  兎に角、ピアノをこれでもかとガンガン弾く、と云うより叩く。
  もちろん柔らかな箇所はふんわりと弾くんですが、
  フォルテの叩きっぷりにはいささかゲンナリ。
  グリーグのPコンが、浅墓な曲だと触れ回りたいんだろうか?
  (隊長作)

休憩後は、いよいよシベリウス。
  全部合わせると2時間ほどのプログラムなんですが、4曲も演奏して
  貰えると、何故かお得なコンサートのように錯覚してしまう。
  確かに本当ならシベリウス第6番だけをメインに持ってきて、
  アンコールでもやれば十分なんですが、そこを敢えて
  第6番、第7番とやっちゃうド根性が素敵。
  
  ただしシベ6は私が大好きな曲なんですよね。
  かなり、いつも以上に五月蝿いんですよね。
  そんな訳で、シベ6は私の琴線を震わせてくれるほどの演奏では
  ありませんでした。
  ヘンな所はチっとも無く、淡々とした演奏は逆にシベリウスらしかった
  んですが、「シベリウスの世界」にまでは表現できていない。
  これは日本のオケが普通にやったって無理な話だし、しょうがないか。
  栄の夜景
しかしラストのシベ7は熱かった。
そうそう、こういうのがイイんです。
フランス音楽や北欧音楽を
日本オケがやる場合、
正攻法じゃ正統的名演は
難しい。

余程神掛かってないと、
そんな演奏は産まれない。
ならば邪道かもしれないけれど、
シベリウスへの熱い共感と想いを
ぶち込んだ演奏の方が、
こういった名演に繋がるんじゃないだろうか。
  
  久々に隊長も大興奮してたし、多くのお客さんも大拍手。
  これはシベリウス、ファン増えたんじゃないの?
  
  そんな事を思っていると、前列の大学生グループが感想を述べ始めた。
  「これは凄い演奏だったよね!」
  「ああ、これは凄かったよ!」   (隊長作)

「おれ、全然分かんなかったんだけど...」
  
  まだまだシベリウスは万人に愛されるまでは時間がかかるのかも知れない。
  欧州でも北欧と英国ではシベリウスは人気だけど、
  大陸ではイマイチだそうだからね。
  ところが同じく島国で、緯度的に近い日本では
  シベリウスへの関心と理解度が高い。
  何かで繋がってるような気がして、ならないんだよなぁ。
  


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