(隊長作)

9月23日(土)  14:30   - 157 -    訪問者数

    シーサイドオーケストラ    池田逸雄指揮   三重県文化会館・中ホール
  
     ビゼー    組曲「カルメン」(金管演奏)
     モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク
     ベートーヴェン  交響曲第7番

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  地方突撃編第2弾。
  岐阜県羽島市に続いて、三重県津市です。
  三重県文化会館
津市は以前、津駅駅前の
アストホールで聴いたんだけど、
三重県下最大の
豪華施設・三重県文化会館に
初突撃。

少し残念でもあり、稀少性があって
ワクワク感もあるのが、今回の突撃ホールが
「中ホール」ということ。

大ホール(1903席)と中ホール(968席)は
隣接してあり、その他にも様々な文化施設を併せ持ち、
三重県総合文化センターと称している。   (隊長作)

物凄く立派な大施設。
  
  観客が山ほど来る名門オケならいざ知らず、普通のアマオケなら
  千席程度のホールが音響的には一番迫力が出てイイと思う。
  特に今回のようにベートーヴェンあたりなら、尚更中規模ホールでやった方が良い。
  三重県文化会館
それなのに、倍管にアシスタントまで
付けた編成でベートーヴェンを
二千席クラスの大ホールで演奏するオケが多い。
正直、よくないです、しょぼいですよ。
  
だって考えてもみて下さい。
あのベートーヴェンがですよ、
我々よりも遥かに解った上で、
当時の楽器編成や楽団員構成を
念頭に置いて、オーケストレィションしてるわけです。
  
  私は何も古楽器で演奏しろ、とまで極端に言う考えじゃないけど、
  ベートーヴェンも百人近くで演奏して貰えるんならそれ相応な
  オーケストレィションを考えると思う。
  しかし今で云う室内管弦楽団クラスの規模を念頭に、楽曲を書いたわけだから
  木管の使い方や音の強弱なんかもそれに合わせいると思う。
  
  大編成でドカーンとでっかくベートーヴェンが鳴り響いたら、さぞかし
  素晴らしいだろうなと思うのは解るが、ベートーヴェンはフォルテばかりじゃない。
  逆に、中編成を切り詰めたくらいで演奏した方が骨格がすっきりとして美しく鳴る。
  その点では、今回のシーサイドオーケストラは的確なホールで、相応な
  楽器編成、それ適合した選曲をしている。
  

  津駅からなだらかな曲線を描いた道路を遡れば、三重県総合文化センターが現れます。
  三重県総合文化センター
丘の上に広がる文化施設はちょっとした
大学キャンパスみたいで、図書館やら
ホールやらで、なかなかイイ感じ。
駐車場はたっぷりあるので、車で行っても安心。
  
この季節は土日には野外コンサートが
開かれているそうで、
この日も地元の高校ブラスが熱く演奏していました。

  津東高校吹奏楽部が14時開演(無料)。
  14時半から中ホールで演奏会でしたから数曲しか聴けなかったんですが、
  今になって思えば高校ブラスの演奏を最後まで聴いていても良かったかも...?
  野外コンサート
ルパン3世のテーマで演奏は始まり、
我が隊長はブラス経験者だったこともあり、
すっかり懐かしがってます。

「ど演歌エクスプレス」という有名演歌を
次から次へと謡いまくるのは面白く、
音楽を心底楽しんでる演奏でした。

練習はキツイし先生もコワイだろうけど、
音楽の面白さを掴み始めた学生さんばっかりで、
こういう気持ちがイインだよなぁと、途中退席するのが残念でした。
  
  すっかりブラスのウキウキしたノリで中ホールに入ると、
  ホール客席配置はなかなかグッドです。
  2階席がボックス席状態になっていて、こういう配置は好きです。
  
  そうそう、2階席と云えば云いたい事アリ。
  アマオケ・コンサートで、2・3階席を閉鎖していることが、たまにある。
  音と云うものは、上に上がり反響盤に当たって、下に広がります。
  ですから1階席中央で聴くのがイイのは当たり前ですが、アマオケ会場で
  は無礼者が多いので人が余りいない所が好きなんです。
  かと云って1階席の最前列や最後列、2階席が被っている端の席は音響が   (隊長作)

最悪。
  
  そこで我々が愛用すのが、2階席の前方から中央。
  打楽器が直撃音で来るので、好きになれない人もいるでしょうが、
  爆音好きには良い席です。
  初心者もあまり来ないので、重宝してます。
  
  ちなみに私は演奏中、少しの音でも不愉快になる性質です。
  隊長なんか、演奏中は微動だにしませんから、いつも感心します。
  少しくらい体勢を替えるくらいいいですが、チラシを音を立てて捲ったり、
  ビニールをざわざわして何かを取り出したりされると、心底頭に来てます。
    
  なんて了見が狭いんだろうと、自分でも分かっています。
  だからこそ、辺りに人がいないエリアを選んでます。
  それなのに1階しか無かったら、ホール内はほぼ飽和状態。
  こんな理由でがっかりしてるんは、私くらいなのかなぁ...。
  
  さて、鋭い人はもうお気づきでしょうか。
  なかなか演奏会そのものの話に、私が進まない理由を。
  私だって苦労して、私なりに考えて文章を書いてるんです。
  
  中ホールは良いホールだったなぁ、と心寂しくホールを後にしました...。


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