(隊長作)

10月14日(日)  14:00   - 160 -    訪問者数

     アンサンブル名古屋    澤和樹指揮     しらかわホール

      エルガー   弦楽セレナーデ
      エルガー   チェロ協奏曲
      ブラームス  交響曲第2番

  xzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxzxz

  10月14日は、候補が3つあった。
  一つは当然今回聴いたオケだが、他は伊賀コミュニティオーケストラと
  大阪シティオーケストラ。
  一度は忍者の里、伊賀市で聴いてみたいが、曲がベト2なので却下。   (隊長作)

ベト2は懲りた。
  もう一つ、大阪シティのチャイコフスキー「悲愴」と「ベト7」という
  重厚プログラム。
  かなり迷ったんだが、大東市立文化ホールのホームページを見て消極的になる。
  こんな機会でも無いと大東市には立ち寄らないけど、名古屋伏見にある
  「しらかわホール」の手堅い中ホールを選択。

  大阪シティや伊賀コミュは凄かったら悔しいが、
  ここんとこ当たり続けている名古屋は、
  やっぱり今度も裏切らなかった。
  
もう感想を述べたも同然だけど、
名古屋のオケは驚くほどウマい。

今回で大学&社会人アマオケ楽団を聴いた8回目だが、
下手だったオケが一つさへ無い。

これが東京なら、上手いオケも山ほどあったが、
下手なオケもそこそこあった。
8団体連続で優秀なオケに巡り合うと云うのは、
単なる偶然では無い。

こうなってきたら、次の名古屋でトンデモ・オケに
出会って爆笑してみたい。
  (隊長作)

東京の人はもとより、関西の人は意外と名古屋に行かない。
  そりゃ京都大阪神戸と来りゃぁ、わざわざ名古屋まで何をしにいく。
  しかし、名古屋は、まず食いモンが徹底的に個性的。

  最近、東京銀座で人気の「ひつまぶし」を始め、「味噌カツ」
  「あんかけスパ」「手羽先」「名古屋コーチン」「天むす」などあるのに、
  食いモンにうるさい関西人は、意外と関西以外の食いモンに興味を示さない。
  
  味噌尽くしがキライ、と言う人もいるが、大抵は喰わず嫌いが多い。
  それと関西至上主義者が多過ぎ。
  関西以外を受け入れない心の狭さは、国際都市へと変貌することを阻害してしまうよ。
  
  私は関東・関西・東海(一都一府四県)と全地域暮らしてきたが、
  どの地域もそれぞれ面白い。
  東京はやはり蕎麦がウマかったし、東京の「よこ田」という和食屋は未だに忘れられない。
  鰆の西京焼なんか最高だった。
  休日の昼飯によく利用していたが、今でも「よこ田」が近くにあったら
  どんなに休日が楽しくなることか。
  
  折角、今回は名古屋なんだから、名古屋のオススメ店も紹介しよう。
  いろいろあるが、行きやすい点を考慮すると、名古屋駅に隣接する
  松坂屋名駅店。
  
ここの上の方が飲食街(テルミナ味の街7階)で穴場。
その中でも「多古天」という
鳥料理のウマい店がある。

どれを選んでもウマいが、
一番よく頼んだのが「コーチン・サービス」。
  
コーチンの湯引き、照り焼き、天麩羅など、
あれほどウマいサービスメニューは東京には無いだろう。
  
  久々に思いっ切り脱線した。
  なかなか本文に入ってないが、これは演奏が良くなかったわけでは決して無い。

  演奏は物凄く良かったが、楽曲にさほど関心が無いから。
  どうもあまり書く気がしない。
  
  ブラームスがお好きな人は多いでしょう。
  私もブラームスと云えば、秋ならクラリネット五重奏。
  あれほど秋を思い起こす名曲は無い。
  ブラ4も季節で云うなら秋かな。
  それだけに秋はブラ4が実に多い(逆に春はブラ4が少ないよね)。
  (隊長作)

今回のブラ2はどうだろう。
  通好みともいえる爽やかな曲で、ブラ2が解る人はブラームスの交響曲が
  全て好きな人なんじゃないかな。
  ということは、ブラームスの中でも最も人気の低い曲になってしまう。
  しかし何故か、ブラームス交響曲の中では、一番演奏に取り組み易いように思われている。
  演奏に取り組み易くても、人気は低いんだから、客受けすることは難しいだろうに。
  
  演奏はと云うと、猛然と鳴り響くような強烈な熱演。
  ブラ2の爽やかさを前面に出す演奏で無く、激しく燃え上がるようなブラ2。
  
  こういう変わった演奏だと楽しめたが、ここまでアツく演奏するんだったら、
  どうせなら3番や1番が良かったと思うのは、私だけだろうか。
  
ティンパニは、ショスタコやプロコを
演奏するような叩きっぷり。

普通ならこんな叩き具合では浮いてしまうが、
それがちっとも浮いて来ないのが恐ろしい。
しっくり馴染んでいるのだ。

演奏曲目がブラームス2番で、ですよ。
オケ全体の鳴りっぷりに合わすためには、
あれくらいティンパニを叩かないと
釣り合わないんだろうが、

それにしても轟くような演奏だった。

  このオケの演奏会は、次回もきっと行こうと思う。
  そんな楽団が東海関西で着々と増えてきているのが、最近嬉しい。


   前へ  HOMEへ  次へ









inserted by FC2 system