(隊長作)

2008年1月20日(日)  14:00   - 180 -    訪問者数

    ディ・ムジカンテン室内管弦楽団   河津政實指揮    ザ・コンサートホール

     ドヴォルザーク     チェコ組曲
     オネゲル        夏の牧歌
     ベートーヴェン     交響曲第3番「英雄」

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  二ノ宮知子さんセット
「チェコ組曲」は
ドラマ「のだめ」でビエラ先生が
振った曲だそうですが、
聴いたことなかった。

そう知ってチェックしてみると、
在京のアマオケも採り上げたりしているようで、
オーケストラ・ピースとしては
そこそこ有名らしい。

  素朴な曲ながら、終曲は激しい舞踏曲。
  全体的に簡単そうな曲なので、演奏機会が増えてもいいはず。
  ただし、決め手になるような名旋律は無く、それがこの曲を
  メジャーに押し上げて無い主因だろう。
  
  オネゲル。こういった曲が採り上げられること自体が珍しいし、
  これまた初めて実演に接した。
  弦の音色が裸になる箇所があり、音色が勝負といったアマオケにはキビシイ曲。
  
  ふわふわした流れも多く、室内管で採り上げるのは大変だったろう。   (隊長作)

真冬なのに「夏の牧歌」を採り上げるなんて、そんなセンスは大好き。
  季節に合った楽曲を選択する意義も分かるが、季節を度外視して
  選択するのも一興で面白い。
  電気会館
エロイカ。
考えてみれば久しぶりの実演、
岩城のベトベン全曲演奏会(2004年)以来。

オーソドックスで中庸なテンポ設定と解釈。
響きを重視しつつ、管や打楽器の全奏時は
巨大な音響になり、50名ほどの演奏とは
思えなくなる激しさが多々あった。

  団員が少数精鋭なだけあって光るところも多々あったが、
  ピンチな箇所は露呈してしまう危険を併せ持つ。
  そこが室内管の良いところでもあり、面白いところでもあり。
  
約400名という小型ホール
ならではの演奏効果。

100名が大ホールで悪戦苦闘するのと、
50名が小ホールで優雅に
歌い上げる音響は、ほぼ同列。

小ホール50名演奏の悪い所は、
管楽器と打楽器がフォルテになると、
弦が埋もれてしまう事。

  それでも低弦が頑張っていたが、結果的には重低音のモヤモヤしたものになってしまう。
  
  高弦はよく歌っていたが、きつく、吃音気味で弾けば(それこそ
  ピリオド奏法なのだろうが)、こういった小ホールには向いていると思う。
  
でもそれは指揮者や奏者の好みも
あるんだろうから、希望どおりには行かない。

ホールはビルの地下2階。
床とイスは木製だが、
壁面は大理石。

石に囲まれた小ホール、
響きすぎるはずだ。
  


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  ●過去聴いた 『エロイカ』 なコンサート感想●

   2004年12月31日 岩城宏之指揮 N響メンバー達による管弦楽団
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai4/dai67.html

   2004年11月7日 山元富雄指揮  杉並フィルハーモニー管弦楽団
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai3/dai54.html

   2004年4月10日 スクロヴァチェフスキー指揮 N響
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai/dai15.html














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