(隊長作)

2008年2月2日(土)  18:00   - 182 -    訪問者数

    吹田市交響楽団   新谷武指揮   吹田市文化会館メイシアター
  
     グリンカ      「ルスランとリュドミラ」序曲
     ラフマニノフ    ピアノ協奏曲第2番
     チャイコフスキー  交響曲第5番

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  吹田市文化会館メイシアター
なんだか最近ますます、
コンサート通いにハマってます。
行かなきゃ名演には出くわさ無いんだし、
行けば行くほどチャンスは訪れる。

しかも関西東海のアマオケは、
まだまだ聴いた事が無いオケばかり。
今聴かなかったら、次回定演は早くて半年後。
オケによっては、1年後まで
演奏会が聴けないかもしれない。

  そう思うと、なんだか無性にパワーが漲ってきて、矢鱈滅鱈(やたらめったら)
  コンサートに行きたくなってしまう。
  
  自分はいつまでも東京で暮らすんだろなと思ってた頃は、
  東京近在のコンサートを軽んじていたと思う。
  別に今回行かなくても次回があるわけだし、好きでも無いプログラムなら
  行かなきゃいい。
  東京は毎日どこかで、そこそこの演奏会が幾つも開催されており、
  休日ともなると選択に迷うほどあった。
  吹田市文化会館メイシアターの噴水?
しかし西方に来て、一個一個のコンサートを
丹念に呻吟するようになった。
特に関西は日曜日午後2時開演の
コンサートが集中している。

土曜日夜がたまにあるが、土曜日午後2時や
日曜午後7時開演コンサートなど
非常に珍しい。

  それは何を意味するかと言うと、折角の土日の2日間48時間のうち、
  演奏会に行けるのは一公演だけになってしまうという事。
  一週間に一回のペースでコンサートに行けたら十分やん。
  そんな忠告を頂きそうですが、それじゃ足りないんです。   (隊長作)

なんだか死期が近づいているみたいだな、元気だけど。
  まぁ兎に角、元気が有り余ってて、あちこち聴きたい訳です。
  面白味が分かってきたし。
  うちの隊長なんぞは、今の私のような状態が十年以上前がそうだったそう
  で、多い年には年間百回は行ってたそうです。
  多いと思う無かれ、まだまだ上には上が居ますさ、この世界。
  競い合ってもしょうが無いんだけど、なんとなくヤミツキになってしまう気持ちも分かります。
  メイシアター内にあるレストランのオムライス
実際、百回に一度でも大当たりコンサートに
出会えれば嬉しいし、それが五十回に一回
出くわせれたらもっと嬉しい。

いろいろ研究して、十回に一回のペースで
出会えたらもっともっと嬉しい。
そんな理由で、アホみたいにコンサートに
行きまくっている今日この頃なんです。

さて今回は、今年最初の大阪のコンサート。

  昨年12月も関大で行った吹田市文化会館です。
  ここの地元オケ、吹田市交響楽団を行こうと思ったのは、実はウラがある。
  ここは5月6日(火・振休、GW最終日)の定演でプロコフィエフ第5番を
  採り上げるんです。   (隊長作)

プロコを採り上げるほどのオケなら、これはリサーチしとかなあかん。
  そういった深慮遠謀があるわけです。

  今回のプログラムはコテコテのロシアン・ロマンティック。
  ラフマニノフのPコン2番とチャイコフスキー第5番。
  せめてチャイコなら第3番をやったり、ラフマニノフならPコン第3番をやるんなら、
  プロコの第5番を採り上げるんも分かる気がするんですが、そうでもない。
  どうしてこんなベタな選曲をするオケが、次回プロコなのか、未だに頭をひねります。
  
  吹田市文化会館、前回(関大定演)は1階右端に座ったんですが、   (隊長作)

音が来なかった。
  ほぼ満席だったから選択の余地が無かった。
  そこで、今回は早めに来て2階後方に陣取る。
  
  もうくどいほど書いてますが、中途半端なエリアより、最上階最後方の方が
  余程音響は良いです。この傾向は多くのホールに共通しています。
  また、3層になっているホールでは、真ん中の層(2階)後方は最悪です。
  
  「屋根かぶり」と申しまして、音は天井に反響して降りてくる。
  それなのに真上に3階席の屋根が被ってたら、音が来ないのは自明ですよね。
  みなさんもチャンスがあったら、前プロとメインの間に座席移動して
  違いを確かめて見てください。
  音のホールの構造や特徴によって違いはありますが、屋根被りと
  そうで無いエリアの違いは分かり安い例です。
  メイシアターの絨毯
今回は前半と後半メインで、指揮者を
換えてくるという面白い趣向。
メイン・チャイ5の指揮は個性が大いにあり、
こういった自己主張の強い演奏は
聴いていても興味深い。

大家風なねちっこい摺り足調で、彼がどれほど
壮大な野心を持ってチャイ5に
挑戦しているのかが感じられた。

  オケもこの挑戦者の意気を感じ取っているのだが、それを十全に表現できるまでにはあと一歩。
  新谷武氏の意図を汲んで、完璧に具体化できるオケがあったら、
  これは面白い演奏になるだろうな。
  
  ところで次回のプロコ第5番。
  誰が指揮するんかにもよるのだろうが、この新谷氏が振るんだったら一風
  変わった演奏が期待できる。
  基本は大音響とアッチェレランドで捲くり立てるのが大興奮だが、
  攻め口は色々あろう。

  市販のCDでは聴けないような、オリジナリティ溢れる演奏を期待しますし、
  このオケならそれも可能かと、思います。
  5月4・5日は東京でオペラ「ムツェンスク郡のマクベス夫人」(東京歌劇団)
  があるんですが、なんとか6日は吹田に馳せ参じたい次第です。


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  ●過去聴いた 『チャイ5』 なコンサート感想●

   2006年6月24日 上野正博指揮   明治大学交響楽団
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai6/dai117.html

   2007年7月29日 オルカ・フィルハーモニー管弦楽団  角田鋼亮指揮
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai8/dai150.html













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