(隊長作)

2008年2月3日(日)  13:45   - 183 -    訪問者数

    名古屋シンフォニア管弦楽団   吉田行地指揮   愛知県芸術劇場
  
     ニールセン    交響曲第2番
     ブラームス    交響曲第4番

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  愛知県芸術劇場
昨年7月、同オケでプロコ・ナンバー5を聴いて、
今回も素晴らしい選曲に
惚れ込んで聴きに来ました♪

何も私はオール・ニールセン・プログラムを敢行して、
自爆しろとまでは言ってないんですよ。

どうか真に力のある楽曲にも光を当てて、尚かつ
多くの人にその素晴らしさを広めて欲しい。

  有名曲とカプリングする事によって、真に優れつつ無名に甘んじている名曲にも光を当てる。
  そんな「二兎追うもの」作戦は、可能なのか?
  
  まさにそんな事が可能な手法が、今回のようなプログラムだ。
  ニールセンの2番とブラームスの4番。
  多分深い脈絡は無いと思うんだけど、ブラ4目当てに沢山の方々が来場されてきた。   (隊長作)

しめしめ、思う壺。
  ブラ4で呼び寄せ、ニル2を知らしめる。
  ブラ4でニル2が釣れれば、大成功。
  「あら?ブラームスの前に演奏されたニールセンという曲、なかなか素敵じゃない・・・」
  ああ、そんな観客たちの声が聴こえてきそうじゃないの(妄想中)。
  
  多くの人がどう感じたかは分からないが、ニールセンとステンハンマルを
  組み合わせるよりは、集客効果は高かっただろう。
  マニアとしては、そんな組合せだったら感謝感激ものなんだけどね。
  ブラームスと組み合わせるなら、パリーも良いから、覚えといてね!
  
  同オケの次回メインはシューマン「ライン」。
  がっくし。
  カプリングは、スメタナ交響詩「我が祖国」より「高い城」「モルダウ」、
  プッチーニの交響的前奏曲。
  プッチーニの交響的前奏曲は斬新だが、それをやるならパリーの交響的変奏曲をやって欲しい。
  メチャン子イイ曲なんだけど・・・。
  無理ですかね。
  ちなみに、前プロ「韃靼人の踊り」のクラリネットが非常に上手かったので、
  この人ならニールセンの第5番も可能ではないか、そんな風に思いますよ。
  愛知県芸術劇場へ行く途中
中プロがニールセンで、メインがブラームス。
しかしニールセンの方が「気合い」と言う点では、
勝っていたと思うのは
私だけ?

ブラームスの第4番というのは難しい曲では
ありますが、アマオケ演奏会では非常に多く
採り上げられている曲。
この私でさへ、ブラ4は過去4回も
ステージに乗っています。

  初めて演奏会に出た時は大達成感だったけど、回数を重ねるごとに周りの
  アラが気になったり、指揮者の解釈が気に喰わなかったり・・・。
  それがまた楽しいというオケメンも多いですが、私は弾いた事がない曲を
  一曲でも開拓して行く事の方に興味がありました。
  
  ブラ4演奏は、熟達した完成度がありました。
  逆に言えば、新鮮さや緊張感では、ニールセンほどには感じなかった。
  多分、ニールセン2番演奏は初ノリの人が多く、ブラームスは学生時代も
  含めれば複数回弾き込んだ楽団員さんが多かったんじゃないでしょうか(推測)。

  それはそれで、こなれた渋い演奏が味わえるわけですが、ニールセンの
  緊張感高い演奏を先に聴いた後では、ブラームスは新機軸が特に無いだけに・・・。
  
  終楽章ラストだけ、突然今までの通常営業をぶち壊すような主張が
  演奏されだして驚きましたが!
  ああいった主張が随所に隠された演奏なら、(私には)面白いのにな。
  愛知県芸術劇場へ行く途中
ニールセンの交響曲は1番から6番まで
どれもが素晴らしいですが、
難しい。

それを考えると、非常に感動的な演奏。
特に女性ティンパニ奏者はニールセンの本質を
分かってらっしゃるようで、スナップの効いたバチ捌きは、
こころシビレル叩きっぷり。
これこれ!

ニールセンの多くの楽曲は打楽器の良し悪しに
かかっていますが、それだけに、
このティンパニ演奏には大感服。

  この人のスネア・ドラムでニールセンの第5番も是非希望したい。
  (しつこいですね・・・)


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  ●過去聴いた 『ニル2』 なコンサート感想●

   2004年10月31日 石川真也指揮  管絃樂團“響”
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai3/dai52.html

   2005年10月8日 ヴァンスカ指揮  読売日響
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai5/dai97.html














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