(隊長作)

2008年2月9日(土)  14:00   - 184 -    訪問者数

    みずほフィルハーモニー   森口真司指揮   みなとみらい

     J・シュトラウス  「こうもり」序曲
     チャイコフスキー  「白鳥の湖」抜粋 
     サン=サーンス   交響曲第3番「オルガン付」

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  (隊長作)
第4次東京遠征、2月9日(土)〜11日(祝月)の2泊3日の旅。
今回は青春18切符も無く、高くついた旅でしたが、収穫も多いイイ旅。

  寒くて雪まで降りましたが、今年は全国的に寒いようです。
  
  行きは大好きな各駅列車。
  もうすっかり慣れてしまい、苦も無く乗換えを繰り返し、
  東海道線横浜駅で乗り換え、桜木町駅下車。
  
ランドマークタワー懐かしく見上げながら、
テクテクと十分ほど歩けば
「みなとみらいホール」だ。

12時半頃着いたのでみなとみらいで
昼食を取ろうとしましたが、大失敗。
膨大な観光客(家族連れ)に対して、
飲食店が全く足りていない。
飲食街はあるけれど、どこもかしこも
長蛇の列。

  ちょっと気の効いた店なんてとてもじゃない状態だし、日頃なら鼻にも
  掛けたく無いような高めの店まで満席。
  仕方なく、ほんま仕方なく、持ち帰り用すしパックを買って、
  寒風吹きすさぶテラスで一人昼食。
  
  遠くには巨大観覧車が見え、周りはアベックばかり。
  ベンチでひとり寿司パックを頬張る切なさよ。
  これぞコンサートを聴かんがために、はるばる西国からやってきた
  クラシック・ヲタの後姿よ。   (隊長作)

こんな事なら、横浜駅界隈でうまいもん喰ってから来りゃ良かった。
  休日のみなとみらいで飲食はありえない。
  
  名大響オルガン付の興奮鎮まらぬ事もあり、今回のトップバッターは
  みずほフィルのオルガン付とした。
  同日同刻、鎌倉芸術館(大船)で戸塚区民オーケストラが第20回定期演奏会を
  やっていたので、どちらを選ぼうか迷ったが、マーラーに飽きている昨今、
  オルガン付を選んでしまった。どっちが良かったのかな。
  みなとみらいホール
このオケ、
爆発度が非常に高い演奏だった。
小バカにしていた「白鳥の湖」が
非常にセンス良い抜粋で、このバレエは
こんなに良い曲(わたし的には爆裂度の高い
楽曲が多いことを指す)が多いのか。

しかもそういった爆裂曲を遺憾なく爆演してしまう。
帰り道、周囲の観客が「チャイコフスキーは凄かったねぇ」
と語っていましたが、私も話に加わりたかったくらい。
  
  金管打楽器の鳴らしっぷり、叩きっぷりが凄まじく、ソロでもオーボエやフルートが実に上手い。
  白鳥の抜粋選曲は「有名曲」「無名曲」をうまく組み合わせており、聴き慣れた楽曲もかなり新鮮に聴けた。
  「胡桃割人形」が最も有名だが、「白鳥の湖」も選曲次第では面白いのだな、と再認識。
  
  オルガン付は茶目っ気を出して、P席(舞台裏)に座った。
  眼前にオーケストラ、背後にパイプオルガンとし、両者に挟まれて
  聴いたら面白いカナと思って座る。   (隊長作)

確かに面白かった。
  CDでは絶対味わえない、ありえないバランス。
  特にパイプオルガンが地響きのように座席を振動し、ホンモノのスーパーウーファーとは
  こういうものを言うのだろう。
  
笑えたのは、前列に座っていた小学生。
お父さんと一緒に来たのだろうか、
静かに行儀良く聴いている。

さすがは浜っ子、と感心していたが、
後半部のパイプオルガンが
ビーム光線のように鳴り轟くところで
小学生は腰を浮かした。

「ヒィッ!」

  と小さく叫び、漫画みたいに尻が浮いた。相当驚いたようだ。
  確かにこの曲を知っている人でも、この座席でパイプオルガンの
  フォルティッシモを喰らったら、心臓が縮まずにはいられない。

  何か変わったコンサートを楽しみたい、とお考えの人は、是非、
  オルガン付をオルガンのお膝元で堪能されることをお薦めします。

                 (隊長作)                   前へ  HOMEへ  次へ



  ●過去聴いた 『オルガン』 なコンサート感想●

   2008年1月20日 名古屋大学交響楽団   黒岩英臣指揮
   サン=サーンス  交響曲第3番「オルガン付き」 他
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai9/dai181.html

   2006年3月19日 大友直人指揮   東京交響楽団
   ヴォーン・ウィリアムズ  交響曲第7番「南極交響曲」 他
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai6/dai114.html














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