音楽漫画三点 - 10 - (2005年6月)
いよいよ今度の木曜日(6月23日)に「げんしけん」第6巻(木尾士目)
が発売されます。
私は小説も好きだが、漫画も一向に好いておりまして、逆に最近の若者の
才能は漫画の方が集まってるんじゃないかと考えております。
本題は「音楽漫画三点」。
私が注目している作品は「のだめ」は勿論なんですが、
ここんところ舞台をパリに移したので
現実感が薄れている残念さがある。
また、ギャグも今一冴えなくて、真剣な芸術の世界と大人になりつつある
のだめのギャグの並立は難しいんだろなぁと思ってます。
一方、ロック音楽を扱っている「BECK」は、いよいよブレイク寸前間近。
漫画作品は当然ブレイクしっぱなしですから、当然作中人物たちが
いよいよブレイクしそうだと云ってるんですよ。
こちらの方は、永きに渡って雌伏の巻数が続いただけに、まもなく予想通りの
エンディングが近づいているんだろうけど、感無量になるんだろうな。
クラシックとロックは同じ音楽ながら全然別の世界。
でも主人公のコユキは、おとなしい少年ですから反感を感じずに同化できます。
もうひとつ、注目作は「ピアノの森」。
暫く休載だったのが、「週刊モーニング」で復活。
今週ありでいよいよ主人公が登場する展開です。
この作品は前回の幼少期の方が今のところ面白かっただけに、
今後の展開を期待しています。
皆さんは上記の「のだめカンタービレ」「BECK」「ピアノの森」を
三作ともお読みですか?
「漫画は論外」と仰る方は多いけど、この三作は並みの文学よりは
よっぽど上等だと思います。
買うのもなんだったら、漫画喫茶でちょっとだけでも読んでみて。
私はそれで一気に読み耽ってしまいましたから。