(隊長作)

リサ・ローブ      - 16 -   (2007年1月)   訪問者数
  うちのiTunes

最近ハマリにハマッテいるのが
リサ・ローブ(Lisa Loeb)。

もう十年以上前に流行っていた
アメリカのシンガー・ソングライターです

が、
クラシック・ファンから見れば十年ぐらい超新しい。

  女性歌手のごった煮CDを買った中で、彼女の代表曲でありデビュー曲で
  ある「ステイ」が気に入り、即、アルバム3枚をレンタル。
  もうかれこれ1ヶ月近くになるんだけど、毎日毎日このアルバム3枚を
  繰り返し聴いている。   (隊長作)

滅茶苦茶イイ。
  
  クラシック系メルマガで、これを採り上げるのは邪道なんでしょうし、
  知っている人には「何を今さら」と笑われるんでしょうが、とにかく
  書いてみたいんです。
  
  クラシックをこれから聴く人って、この広大な森の中を、どこからどう
  入って行ったらいいのか判らないと思う。
  だから銘盤百選みたいなCDがバカ売れしてるんだと思うし、マニアから
  みれば「バカな聴き方してるよ、もっといい演奏や曲があるのに...」
  と冷笑している。

  しかし、今回「ごった煮CD」を借りてみて、思わぬ出会い方があるのを知った。

  あのCDを借りなければリサ・ローブを知らないまま年老いていっただろうし、
  知った事で英語の発音も魅力的だな、と感心している。
  
  そう、クラシックって主流派イタリア語やドイツ語のオペラやリートが多い。
  プロコが好きな私にとってはロシア語の曲も多く聴いているんですが、
  英語の曲って少ない。
  (隊長作)

クラシック界では、英米は田舎。
  私はエルガーやRVWも好きだし、ロンドンも何回か行ってプロムスを
  満喫してるんで英米クラシックをバカにしてないが、うちの隊長なんか
  米国を下に見ている感あり。
  
  ところが現代のメジャー音楽では英米は大王道ですよね。
  このギャップが面白く不思議。
  永年田舎音楽と小バカにされていた英米が、今ではロックやポップス、
  R&Bからヒップ・ホップまでどう抗弁しても英米が中心でしょう。
  
  そこで気になるのは、現代の独墺仏露や北欧のヒットチャートはどうなっているの?
  世界各国の上位ヒットチャートをピックアップした番組があれば面白いのになぁ。
  何も英米にしか名曲は生まれない、というジンクスは無いんですから。
  
  さて、話は戻って、リサ・ローブ。
  この人、今は三十路半ばも越えたようで、今の活動は解りませんが、
  全盛期の代表盤3枚のレベルははるかに高い。
  クラシック・ファンの聴き方としては、兎に角1回聴いただけで判断してはいけない、
  と云うコト。
  何回も繰り返して聴き込むうちに、思わぬ味わいや深奥が見えてくること。
  (隊長作)

この「発見」が堪らないわけで、醍醐味とも言えよう。
  
  リサ・ローブも正直、代表曲「ステイ」こそ一聴して好きになったが、
  アルバム3枚は当初レンタルしてきたのを後悔した。
  どれも飛び切りキャッチーな旋律が無い、と初聴き時は思ったのだ。
  そうは言ってもいつもの聴き方で、どっか好きになれるとこもあるだろう
  と繰り返し聴いてたんだが、これがハマッテゆくんですねぇ。
  結局今はアルバム全曲のうち、9割方は大好きです。
  アルバムのほとんどが名曲と言うのは恐ろしい作品群です。


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