美術館&博物館 - 12 -
ショッピングも済まし、物欲を満足させた私達は、美術館に行って
目の保養をしようという事になった。
欧州の美術・博物館はどこも似たり寄ったりですが、日本では大騒ぎになるくらいの
名画のオンパレードなので見逃す手はありえません。
コンセルトへボウのお向かいの広場には、
三つの美術館があります。
そのうちの二つ、国立博物館と
ゴッホ国立美術館に行ってみました。
はっきり言って、隊長は、絵はよく解りません。
CDにジャケットに使用されている=「おぉ、この絵は、なんか見た事あるぞ。」
という程度の知識です。
隊員は高校時代油絵をやってたので、ちょっとは好きです。
国立美術館のレンブラントの「夜警」がカッコ良かった。
以上、美術館感想終了。ねこに小判状態である。
ゴッホ美術館は、建物がモダンでカッコ良かった。
が、オペラシティのような水場があったのですが、苔むしていた。
掃除せーよ!
で、「絵の感想は?」
もう、忘れました。豚に真珠状態である。
国立美術館のショップで、
ミッフィーが絵の具の筆を持っている
美術館限定販売らしい(?)コップを買いました。かわいい。
もっと買ってくれば良かった・・・
好きな人が、じっくり見れば、1日では足りないであろう数の絵画を
ちゃっちゃか、見てしまった私達は、「猫の博物館」なるものが、
ガイドブックに載っているのを発見。
猫を飼っている私達としては、行かねばなるまい。
早速トラムに乗り込み、行ってみた。
なんだかメイン通りではなく、ひっそりとした場所にその博物館はあった。
フツーの家の様な門構えです。ドアを引いてみると、「開かない・・・」
鍵が掛かっているようだ。
ガイドブックを見ると、「ベルを鳴らせ」と書いてある。
ブーーーーー。
ガチャ、ギ〜〜と、鍵が開いた。
中は、少し薄暗い〜。
受付のおねいちゃんが、黒尽くめの服に赤毛に鼻ピアス、ちょっとフツーの格好じゃない。
こわー。どうしよう、たらり〜ん。
asasasasasasaasasasasasasasasasasasasasasasasasasasasasasasasasasasasa
「トゥ〜、プリーズ〜」(びくびく)
「どうぞ、ごゆっくり〜」と、笑顔で赤毛のおねいちゃんはチケットの半券を渡してくれました。
なんだ見た目怖いけど、メチャメチャいい人やんけ。ほっ。
しかし、この「ネコ博物館」は、ウィーンの「人形博物館」に次ぐ、
ホラー度の高い博物館でございました。
とにかく暗いんよね。外は晴れているというのに。
本物の猫は、受付の所に座っていましたが、猫に関する絵と置物が
「どう?世界中から集めたのよ。」と言いたげに、腐るほど展示されています。
ビクビクし、ギシギシいう床を踏みしめながら、閲覧していると、
なんか、懐かしい感じのする後姿の置物が・・・
招き猫だ〜♪(ヤーパン製)
何体か展示されていました。
こんな所で、ジャパンに触れられるとは。
そういえば、国立博物館にも、長崎の出島の模型が展示されていました。
オランダと日本は、縁深いのですよね。
夕飯を食べに行ったレストランにも、猫がいました。
日本では、レストランに猫が入ってくるなんてとんでもない事ですが、
ここではフツーの事の様です。
私達の所に来て、ひざに両手を乗せ「にゃ〜(えさくれ〜)」と言われたのですが、
料理が出てくる前で、ビールしか無かったので、あげる事はできませんでした。
しばらく店の中を、ウロウロしていたのですが、料理が出てきた頃には
いなくなってしまった。タイミング悪いよ。
今夜は第3夜目、指揮者ムストネンのコンサートです。
いいのかな?
(次ページへつづく)