成田⇒ブリュッセル着　　　-　3　- 　　

　　成田に到着。
　　１３：３０発のマレーシア航空で、いったんクアラルンプールへ向います。
　　
　　たとえ経由とはいえ、初めてのマレーシア。
　　最初は、大丈夫なのか〜と不安でしたが、ホームページで検索すると
　　かなりキレイな空港らしく、ちょっと安心。
　　
　　乗り継ぎの悪い便だと、空港で１８時間ほど待たされる場合もある様ですが、
　　わが隊は、３時間でパリ行きに乗れるので、ラッキーだったようです。
　　
　　ただし３時間。微妙に長く、微妙に短い。
　　外に出るには、時間がないし、空港でぼーっとしているにしては長い・・・
　　　　
　　マレーシア航空は、エコノミーでも個別テレビがついてて、キレイな機体だったし大満足でした。
　　食事もフツーだし、客室乗務員もアイソが悪い訳でもなく。
　　最高に高い夏休みの土曜日発なのに、値段は１０万円。
　　なのに遠回りしてるから、マイルは一気に貯まり、
　　１往復飛んだだけで、アジア行きの航空券がもらえるという。
　　
　　なんて、素晴らしいんだぁ♪　と思いました。
　　２０時間程、飛行機に乗る事が我慢できればの話ですが・・・
　　
　　やはりキツイものがあります。
　　ヨーロッパ直行便１０時間程でさえ、ツライのに・・・
　　
　　隊長・隊員共々、もう３０代なので、ツライっす。
　　でも、今年も上司から「夏休みなんだから、夏に取れ！」と命令が出てしまえば、
　　また来年も乗ってしまいそうなくらい魅力的ではあります。
　　直行便で行くのとでは、２人分で１４万（！）ほど料金が変わってきますから。
　　
　　う〜ん、お金は大事だね、ほんと。 　　

成田では、マレーシア航空のゲートに行く途中で、
アリタリア航空のゲートの前を通過しました。
　　出発時刻が近いらしく、人だかりが出来ていました。
　　
　　「いいなぁぁぁ、直行便だ〜。機内食もイタリア料理で美味しいんだろ〜な〜。じゅるるる。」
　　
　　マジ羨ましい・・・、じっと人だかりを睨んでしまう隊長なのでした。
　　（隊員は航空会社にあんまりコダワリがありません。隊長の決めるがままに従っております．．．。）

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　　クアラルンプール行きのマレーシア航空の座席が、２−５−２席だったのですが、
　　５席の真ん中に座るのって、すごくイヤじゃないですか？
　　今回は２席のとこに座れたので、良かったんですが・・・不思議な座席。
　　
　　クアラルンプール空港での、乗り換え待ち３時間は、退屈でした。
　　ショップやレストランはありきたりで、微妙に少ない。
　　マレーシア空港ならではの、特色が希薄でした。
　　
　　やがてパリ行き飛行機に何事も無く乗り込み、ぐーぐー寝まくり。
　　現地時間　朝、６：２０パリ到着！
　　
　　真夏なのに、なんて爽やかでひんやりした空気・・・
　　夏のヨーロッパ、涼しくて最高！！
　　
　　と余韻に浸っている暇はないのだ。
　　ベルギーへと向かうべく、特急タリスのプラット・ホームを目指さねばなりません。
　　
　　タリスは、パリ北駅から３０分毎に出ているのですが、
　　１日に５本だけ、シャルル・ド・ゴール空港から
　　直接乗れる便利な列車がある、とのことで、７：４３発の列車を狙っていました。
　　
　　１時間ちょっとの余裕があるから、楽勝で乗れるでしょ〜。
　　などと思っていたら、空港のターミナルはいっぱい。
　　目的のホームはどこだかよく分かんないし、
　　結構距離あるしーーーっ！！！（汗）
　　で、結局、駅に７：３０頃に到着。 　　

切符売り場に駆け込むと、３０人くらいの長蛇の列！！！
　　あ、あかん・・・絶対無理だ・・・
　　
　　無常にもタリスは時間通りに、走り去ってしまいました。
　　ヨーロッパの列車って、時間通りに来ないって良く聞いてたのに・・・
　　なんでこんな時はきっちり時間通りなのっ！
　　
　　がびょーん。

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　　切符を買う番が回ってきたところで、丁度７：４３になっており、事前に
　　用意していたミニノートをバーンと予定通り見せたが、
　　「おぅ、今行っちゃったばっかだよ〜」
　　と窓口のおにいちゃんは、おそらく言ったと思う。（表情から推測）
　　英語で言ったのかフランス語で言ったのかも、よー分からん。
　　
　　次の空港発タリスは、２時間後なので、仕方なくパリ北駅に向かう。
　　後１０分あれば乗れたのに運が悪い・・・前途多難である。
　　
　　パリ北駅までは簡単で、RERとかいう路線に乗っかって、なんなくタリスに乗り込めました。
　　私は、このタリスに乗るのが、非常に楽しみでした。
　　ホームページで見たら、すんごいかっこいい電車なんです。
　　が、写真にだまされました。結構汚かった・・・やられた。
　　
　　電車に乗り、ぼーっとしていると、団体さんが乗り込んで来ました。
　　学生風東洋人さん１０名程と、
　　先生風ナニ人だかわからない白人さん１名様。
　　
　　先生が話かけてきました。
　　「どこから来たの？」
　　「日本です。」
　　「私たちは、香港から来ました。」（超満面のスマイル）
　　
　　おぅぅ、良かった・・・会話できた・・・（汗）
　　こんな会話でドキドキしてしまうくらい英語が出来ない隊長なのでした。
　　
　　この電車、なんだかスーツケースを置く場所がないんですよね。
　　私らも上の棚に１つ、もう１つを足の下へ。
　　ブリュッセルまで１時間半、非常に座りヅライっす。
　　
　　パリ北駅の売店で買ったミニフランスパンに生サーモンやら、
　　シュリンプやらのはさっまったもの（さすがパリには、ハイカラな食べ物があるでぇ）
　　を食べながら、まったりしていると、電車が最初の目的地ブッリュッセルに到着しました。 　　

「やった！やっと着いた！！
成田からここまでいったい何時間かかったよ、長すぎだよ！」
　　列車から降りようと思い、ドアの所に行ってビックリ仰天！！
　　
　　スーツケースが山積みになっている？？！！！
　　さっきの香港御一行様だ！！
　　
　　なんじゃこりゃぁ！！お、降りられない・・・？！
　　
　　ｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋｄｋ
　　
　　一体、何分停車しているのかわからないけど、
　　降りられないとかなり厄介になる事だけは、確実です。
　　
　　新幹線で名古屋で降りるはずが、京都まで行っちゃった、のとはレヴェルが違う訳で。
　　だいたい次がどこの駅だかも定かではない状態、なおかつ言葉が話せない・・・！！
　　わぁぁぁ、夏なのに冷や汗がタラ〜。
　　
　　焦って電車のあの狭い通路をスーツケースを持って、右往左往してしまいましたさ。
　　が、なんて事は無かったんでございます。
　　かな〜り長くタリス様は、ご停車なさってまして、
　　なんなく隣の車両のドアから降りれたのでした。
　　東京の電車が早過ぎるのかもしれない。
　　
　　「なんだよ〜焦らせるなよ。ふ〜」

　　と一息ついていると、隊員があのうず高くスーツケースが
　　積まれていたドアから降りていました。屈強なジェントルマンが、大量のスーツケースを
　　どかしてくれたそうで、そのまま待っていれば降りれたとか。
　　
　　どかしているのを傍観していて、便乗降りするのも、どうかと思うが・・・
　　　　
　　とにかくブッリュッセルに到着したのでございます。
　　
ホテルは、なんだかベルギーはとてもお安いようで、
２人で１泊１万円程しか払っていないのに、
朝食バイキングにメロンがあり、超感激〜！！
朝からメロン食べまくり。

朝食バイキングというのは、曲者である。
貧乏性の為、元を取ろうとするあまり、ついつい食べ過ぎてしまう。

　　だから昼食はお腹いっぱいで、あまり美味しくなくなるし、
　　何日か続けていると、確実に胃がゲロゲロになってしまうのです。
　　海外旅行にガスター10は必需品であります。

　　早朝に飛行機が着いた為、ベルギーのホテル到着は、いまだお昼なのでした。

　　（次ページへつづく）