アムス到着　　　-　5　- 　　

　　朝までぐーっすり眠ったので、体調は万全。
　　前述したメロンを朝から食べまくったが、
　　ブリュッセルをほとんど堪能する事なくアムスへ移動です。
　　
　　お土産をまだ一個も買っていません。（涙） 　　

「こ、こりゃ、いかん。ベルギー・ビールを買わずして、
ここを去る事だけは、絶対にあってはならん！」
　　しかし、今夜はマーラー９番のチケットがまだゲットできていないので、
　　早めにアムス入りしておきたい…
　　
　　うむむむむ。
　　
　　「ま、駅に行きゃ、何かあるだろ。」（またテキトー）
　　日本の駅前と同じように物事を考えている。
　　安価なのにグレイトな「クラウン・プラザ・ホテル」をチェック・アウトし、
　　取りあえず駅へ向う。
　　
　　駅周辺はかなり賑やか。
　　ＯＨ、スーパーがあるじゃありませんか！
　　
　　小さいスーパーながら品揃えは豊富。
　　べルギー土産をここで全て買い込むべく、鬼のように買いまくりました。
　　
　　スーツケースはベルギー土産で満杯。
　　オランダ土産はどうすんねん。入らんで！！
　　
　　それはさておき、後で考える事にし、アムス行きの切符を買いに行きます。
　　
　　またもやミニノートをバーンと見せました。
　　フランスのおにいちゃんは、見せただけで事がとんとん進んでいったのですが、
　　ベルギーのおねいちゃんは、そうはいかなかったのです。
　　
　　ａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａｘａ

　　切符売り場のベルギーおねいちゃんは、英語でペラペラとしゃべり出した。
　　
　　隊長＆隊員　「？」　えーっと・・・
　　
　　またタリスに乗って移動しようと思っていました。
　　というより、その方法しか知らなかったのです。
　　なんとなくおねいさんは、タリスではない列車の切符を売ろうとしている様です。
　　
　　取り敢えずタリスしか頭に無かった我々は、変な所に辿り着いてはマズイので、
　　「タリス！　タリス！...タ・リ・ス！」と呪文の様に連呼してしまいましたさ。
　　
　　おねいさんも連呼します。
　　「ノット　ファースト！！　ノット　ファースト！！」
　　
　　「タリスは、スピードは別に速くないくせに、値段が高い」と言っている様です。
　　これが判明するまで、かなりの時間を要しました。ふぅ。
　　おねいさんも眉間にシワがよってしまっています・・・ちょっと怖かった。
　　
　　ごめんね・・・ほんとに英語が出来ないんだよ・・・
　　
　　パリからブリュッセルまで、１時間３０分で
　　スーパー特急「タリス」だと８，０００円くらいしました。
　　ブリュッセルからアムステルダムまで、
　　約３時間のフツー特急で約４，０００円でした。
　　
　　えぇー！！
　　えらい高くないっスか！
　　
　　そりゃ、良心ある人なら、ノット　ファーストと言いますよ！
　　英語をなかなか解ってくれない私達に根気良く教えてくれて、ありがとぅぅ、おねいさん！！
　　
　　さぁ、これに乗れば、あのコンセルトヘボウのあるアムステルダムに行けるのです♪ 　　

わくわく
　　ｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚｃｚ

　　日本では、電車の中で寝ている人が多いですが、外国人から見ると異様だそうです。
　　そもそも乗り過ごすと大変な事になるので、緊張して寝れないんですが・・・
　　
　　まったり読書してたら、あっさり着きました。アムステルダムです。
　　飛行機にさんざん長時間乗っているので、３時間がすご〜く短く感じる。
　　
　　旅行出発前、アムスのホテルは、断然コンセルトヘボウ近辺に取るべし！
　　
　　と今回はホテル予約に気合を入れました。
　　
　　大体、日本でもそうだと思いますが、オペラハウスやコンサートホールの周辺は、
　　「高級チックな雰囲気を漂わせたい感」が溢れています。
　　従ってホテルもレストランも、料金設定が高めだったりする。ひどいっっ。
　　でもアムスは、ちょっと違うのね。嬉し〜。
　　

東京・上野もそうですが、アムスも
コンセルトヘボウのお向かいは、美術館＆憩いの
公園広場（大庭園）になっていました。
上野とは似ても似つかないくらい美しい空間でございましたが・・・
こんな所にも、アジアとヨーロッパのセンスの差を感じてしまう。
悲しいっっ

　　ホテルですが、コンセルトヘボウや美術館とは、反対側（コンセルトヘボウの裏方面）
　　の一帯は、意外にも、私が見る限りでは「住宅街」でした。
　　

そこに点々とホテルとか薬屋とか飲食店などがありました。
（←薬屋の壁がおもろい事になっていた。）


　　泊まったホテルも、お向かいはフツーのマンション。
　　オランダの人は、部屋の窓にカーテンをあまりしないそうで、見事に丸見え。
　　若い女の子が下着姿で冷蔵庫から牛乳取り出してたりして、
　　オイオイ、いいのかーーっ！そんな無防備で！！

　　ここに住めたら、ホールまで徒歩５分とかな訳ですよ！
　　たぶん高級住宅街なのかも知れんけど・・・
　　サントリーホールの裏にもマンションがあるが、そんな感じか？
　　（あそこには絶対に住めん！）
　　
　　（ちなみにコンセルトヘボウは、アムステルダム中央駅から遠いので不便だす。）
　　
　　そこに点々としているホテルを、予約しておきた〜い！
　　てな訳で、日本のホテル予約サイトを探しまくったのであります。
　　がっ！無いんです。１件も！
　　
　　確かにそこにホテルは存在しているのにぃぃぃぃぃ〜。

　　（次ページへつづく）