ラクレット・・・? - 24 -
ザンデルリンクのコンサートの翌日、ピアノ・リサイタルがあった。
知らないピアニストだったのですが、ついでに購入してみました。
日本のホールでも、小ホールには入った事がない我が隊。
せっかく遠くから来ているのだから、聴いとこ。
日本だとそう思えないのですが、「ひょっとして未来の大物?」という人が
居そうな気がしてしまう。
さて、コンサートまでまだまだ時間はあります。
さっき遠くから見たチューリッヒ湖が気になり、近くまで行ってみました。
よく観光地にあるお金を入れると見えるようになる望遠鏡があった。
なんかキレイなヨーロッパの風景にそぐわないイケてない代物で、
ちょっとおかしかった。
それにお金を入れて見てしまった私達はもっとイケてない・・・
さらに別に大したモンは見えなかった。
トホホ。
まだ時間があるので、晩御飯を食べに行ってみた。
スイスと言えば思い浮かぶのは、チーズ?
スイス料理って?と考えてみるが、チーズフォンデュしか知らん。
しかも食ったコトがない。
ガイドブックを見てみると「ラクレット」というものもあるらしい。
スイス料理店に行けば両方食べられるようだ。
ということで、「手頃な料金で本格的な味わい」と紹介されているお店に行ってみました。
身振り手振りで注文してみると、出てきました、ちゃんと。
チーズフォンデュは食べた事は無くとも、テレビなどで見た事はあるので
わかりましたが、ラクレットの食べ方が、よーわからん?
15センチ×10センチ×高さ8センチくらいの小さいホットプレートの
ようなものが机に置かれた。
店員さんが座席の下にあるコンセントに電気コードを差し込んで
スイッチオーン!して行ってしまった。
白い大皿に、生肉・野菜・じゃがいも等が半分のせられ、
残り半分にスライスしたチーズが山とある。
「むむ???」
どうやって喰やいいんだ?
と、首をかしげ、頭の上に「?」マークをいっぱい浮かべていると、
見兼ねた店員さんが、歩いてきて教えてくれた。
その小さいホットプレートは、2段になっていて、
下に小さい鉄板が引き出しのような感じで入っていました。
店員さんは、その鉄板のサイズにちょうどスライスされているチーズをのせて、
引き出しを閉めるように、押し込んだ。
今度は、肉と野菜をホットプレートの上の部分にのせました。
そして、肉が焼けたら皿に移し、下の段のチーズが熱で溶けているので、
肉の上にそのとろとろチーズをのせて食べるんだと、教えてくれました。
これが、めちゃくちゃ美味しいんですケド〜〜!感激♪
チーズフォンデュより全然、美味しいんですケド〜〜!
この小さいホットプレートが欲しい・・・じゅるる。
と思いましたが、電圧が違うので日本に買って帰ってきても使えない。
日本で売ってる「とろけるスライスチーズ」と同じくらいのサイズだったので、
あのホットプレートさえあれば、日本の家庭でも気軽に出来そうな料理デス。
どこかの電気メーカーさん、スイスのメーカーと提携して作ってくださーい、
日本ヴァージョンを!
そーこーしているうちに、ついにザンデルリンクのコンサートです。
再度、トーンハレへ向かいます。
(次ページへつづく)