「 フランクフルト⇒ケルンの電車 」 - 39 -
フランクフルトの空港駅(地下)の切符売り場のおにいさんは、
とっても良い人だった。
ケルンに行くには、
3パターンある。
と、ご丁寧にも3パターン、
印刷してくれました。
どの客にも似たような
親切対応のため、
長蛇の列だった。
散々並んで、自分の扱いがゾンザイだと腹が立ちますが、
自分も丁寧に応対してもらえると仕方がないかと思えるモンですね。
日本は「とにかく早く!」というトコロが多いですよね。
どっちが良いのでしょうか?
微妙です。
2005年11月レート。
1ユーロ=約140円でございました。
高いです。
日本経済がんばらんとイカンかもしれん。
一番早いのが、ICEだと、1時間15分ほどで行くらしい。
でも値段が、1人53ユーロ。
1人 7,420円。高ッ!
おにいさんが「スペシャルオファ〜!」と自我自賛していた、
一番安い切符が、電車賃 2人で32ユーロ。4,480円。
1人 2,240円。安ッ!
ただし、8:38発で、12:25着。4時間。
だけど迷わずスペシャルオファーを選択!
香港経由のフランクフルト便は、朝5:50到着。
早く行っても、ホテルの人に嫌がられるだけです〜。
つーか、中に入れてもらえない。
印刷してくれた紙には、
「時刻」は
もちろんのコト、
「到着するホーム」
「発車するホーム」
「電車の番号」まで
書かれていて、
なんて
丁寧なサービスなんだ!
と
感動いたしやした。
英語すらロクに喋れない旅行者には、ホントにありがたい。
ホームがわかんなくても、聞けないンだから。
まじで。
高い値段のICEでのサービスなら、わかるンですが、
普通列車の切符で、このような案内をしてもらえるなんて
考えもしませんでした。
ありがとう!DB!(←ドイチェバーンの略語デス。)
というコトで、そのもらった紙によると、
マインツまで行き、乗り換え、コブレンツまで行き、また乗り換え。
で、やっとケルンに到着。
乗り換え?しかも、マインツでは次の電車まで30分もあったりする。
めんどくさーい!などと最初は思ったりしました。
しかし、このノラリクラリの電車旅。
とても楽しかったのです。
マインツもコブレンツも
ガイドブックにちゃんと
載っている街なんですヨ。
地図もついてる。
30分待ちのマインツでは、駅前をちろっと見物でき、
駅のパン屋さんでパンを買い、電車でパクつく。旨かった♪
今考えると、その紙通りに乗り換えせずに、コブレンツでも
マインツでも、もっと寄り道をすればよかったかもしれない
と思います。
ICEでは、びゅんびゅん通過していってしまう車窓の風景も
遅めなので、ゆっくり見れる。
特に、マインツからコブレンツ間は、山沿いの鉄道で、
山の上に、ちっちゃいお城なんか見えちゃったりして、
「うわぁぁ、お城だぁ♪」
なんて窓にかぶりついたりしてましたが、
その後、いくつも城やら教会やらが出てくるので、
「また、城か・・・ケッ。」と思ってしまうホド、
終いにゃぁ、ちと有難味が無くなってしまいました。
これに味をしめたワタクシは、こりぁケルンからベルリンへの移動も
普通列車で♪などと思い、家で印刷してきたDBの検索結果を取り出し
見る。
所要時間 9時間18分。乗り換え回数 4回。
「9ッ!! 電車なのに、9時間!?・・・ありえなーい。」
もっとありえないのが、ベルリン⇒アムステルダム間。
所要時間 12時間30分。乗り換え回数 8回。
8回ぃ?!
何回目の乗り換えをしてるのか、わからなくなるヨ、きっと。
そういう問題ではなく、一週間しか休めない勤め人の旅には、
時間的にムリっつー事で、あきらめた次第であります。