『 デンマーク国立放送響のアンコール 』 - 43 -
隊員の感想で、このコンサートのアンコール、
ニールセンのマスカレード序曲が最高だった!(↓感想ページ)
http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai5/dai98.html
という事は、すでに書かせていただいておりますが、
実はもう1曲アンコールがあったのです。
だいたい、ニル5の後には、アンコールは無いカナ?
と思ってました。
誰が決めたか知らないが、自然とアンコールが無さげ、もしくは、
この曲の後でアンコールするとカッコ悪いわな、という感じの曲がある。
大体、「大曲」と呼ばれるモノはやらない、し、聴く方もやって欲しく無い!と思う。
例えば、マーラー9番とか、ブルックナー8番とか、
メインの曲に全力を注いで欲しいなと願う。
こういう曲の後でアンコールすると指揮者の力量を疑ってしまう。
断わる力が無いのか? 客席の空気が読めないのか?と。
ニールセンとかシベリウスとかは、微妙で、海外オケの日本公演は
アンコールついてたりしますよね。
国内オケでは、やらないコトが多いと思います。
なので、マスカレード序曲をやった時点で、サービス心旺盛なオケだなと思いました。
デンマークのオケの、ドイツ公演なワケなので、それもそうだなと。
テンションがすごく高い演奏だったので、イイもの聴けた、と嬉しくなりました。
しかし、もう1曲。
それは、ブラームス:ハンガリー舞曲第5番!
ガクガクっときましたね。なんでソレ?
ブラームスはプログラムに1曲も入ってないです。
も、もしかして・・・5番・つながり・・・?!!
否、ドイツだから?だと思うンですが、この演奏、間の取り方がすごく微妙で、
後ろの方から、「つい鼻で笑ってしまった」的な笑いがもれていました。
ワタクシもちょっと笑ってしまいました。
しか〜し、演奏終了後、ケルン市民、大喜び!
出たーーー! スタンディング・オヴェ〜ション!
同じく超熱演だったニールセンでは出なかったのにィィ〜!??
昔、とあるドイツのオケの東京公演で、アンコールに
「外山雄三さんの管弦楽のためのラプソディ」をやったコトがありました。
その時の、日本人(特にオバ様たち)の喜び様を思い出してしまった・・・。
日本に限らず、自国の曲を外国人にやられると、ツボにはまる
のは、共通だ。
と、強く感じたアンコールでありました。