にんじん(隊長作)

3月20日(土)  18:00   - 13 -   訪問者数

    J・テイト指揮 読売日響   - その2 -
    サントリーホール

    エルガー  交響曲第1番
    ブリテン  シンフォニア・ダ・レクイエム
    パーセル  シャコンヌ(ブリテン編曲)

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  【 メルマガ 】
  
  私がメルマガを読み出したのはいつの頃からだろう。
  隊長はパソコン好きで、いつもごちゃごちゃとモニターに向かっていた。
  そんなある日、「メルマガ取ったから」となにげに隊長は言った。
  「メルマガ ?...?」
  
  メルマガ ⇒ メール ⇒ メール・フレンド ⇒ 出会い系
  
  私はメルマガとは悪い遊びの一種だと思った。
  「ど、どんなメルマガを取ってんの?」
  隊長はドイツが好きなので、ドイツ系や語学に関するメルマガを見せてくれた。
  クソ真面目そうで、つまらなそうだった。
  まぁ、これなら間違いは起こらないだろう。
  クリエ NX80V
我々はソニーのクリエというPDAを愛用しており、
これまた隊長は、いつもチマチマいじくっている。
私はメルマガをクリエに放り込んで、電車の中などで読んだり、
エクセル・データを携帯しているくらいで十二分だ。

←隊長のクリエ NX80V
 もうクリエなしでは生きていけないくらい、ハマッています。   

  しばらくは隊長が取っているメルマガをチェックする意味で一緒に読んでいた。
  しかし語学モノや海外発信情報メルマガは飽いてしまい、
  「ペラゴロ」や「オーボエ・フレンド」といった音楽系だけが生き残った。
  
  尻すぼみになっていた私のメルマガ道。
  そんな私に救世主が現われた。
  たしか「まぐまぐ」検索で「メルマガ発行」と入力した事があった。
  子供の頃から人が作ったものを、只受け入れるのが嫌いで、
  サッカーは観ずにサッカー部に入ったし、
  音楽は聴いたが弾きもしたし書きもした。
  メルマガも数年読んでたらいい加減発行してみたくなったんだ。ほんの少し。
  
  そしてヒットしたのが「メルマガ発行者は語る」だった。
  このメルマガを起爆剤に私のメルマガへの認識が多いに変わった。
  エッセイとか雑文・日記は面白い、と言う事を発見したのだ。
  
  これからも少しずつ勝手に紹介していきたいが、今1番楽しみにしている日刊メルマガ、
  それが「爆裂オッサン・ララバイ」だ。
  なんて下らない題名。
  なんとなく「爆音!クラシック突撃隊♪」と、題名のセンスが似ているではないか?
  
  凄いのは日刊という点。よくまぁ、この面白いレベルを毎日維持してるわ、と思う。
  前述の「メルマガ発行者は語る」で、メルマガの新境地を見い出し、
  「爆裂オッサン・ララバイ」で、その可能性の大きさを知った。
  そして、我が突撃隊が、メルマガに成って行ったのである。
  
  「オッサン」の文章は生き生きしていて、ついつい頷いてしまう事が多い。
  彼の感性に頷いてしまい、なんで共感するんやろ?と考えてしまう。
  
  え? まさか? いやいや、そんなバカな。
  
  私がオッサンなんかであるはずがない!!!
  
  「爆裂オッサン・ララバイ」⇒ http://www.mag2.com/m/0000105550.htm
  毎晩12時頃の配信をチェックしてから、寝るようになってしまった。
  
  mrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrmrm   (隊長作)

メインはエルガー1番。
  私はエルガーとヴォーン・ウィリアムズの交響曲が結構好きで、前者は2番、
  後者は5番と8番がお気に入り。
  しかしエルガーの1番もプレヴィン&ロイヤル・フィル盤で随分聴き込んだ。
  やわらかで、エルガーらしさが横溢している。
  最近は、ノリントン盤の起伏に富んだ解釈も楽しんでいる。
  
  エルガーの1番が初演されるまで、イギリスも現在の日本同様、
  決定的な「おらが国の交響曲」に飢えていた。
  それだけにこの曲は、英国国民に熱狂的に迎え入れられたそうだ。
  そらそうやろなぁ、と羨ましく思う(私は羨ましがったり、妬んだりばっかりしている)。
  
  そうそう、この「おらが国の交響曲」について、みなさんはどう思いますか?
  最近NAXOSで日本人作曲家がどんどんリリースされてて、
  私も喜び勇んで買ってました...。
  しかし、どれもこれももう一つや!
  これこそ我が日本が誇れる代表曲!というのが出てこない。
  タケミツ、なんかなぁ。これが一番メジャーでいいのか。
  ゴジラやトヨタ、宮崎アニメみたいな誰もが納得のいく「音楽」が何故生まれんのじゃ?!
  
  少々、取り乱しましたね。
  この曲は、ぼんやりした冒頭からして、イギリスが決定的に表現されているし、
  エルガー独自の空気が満ち溢れている。
  テイトの演奏は金管の抑制にも気を配ってました。
  彼の単調な指揮棒さばきの一瞬に光るアクセントは、
  かえって楽団全員に緊張と注意を呼び覚まし、
  大げさでないタクトの方が恐ろしい力を隠し持っている好例でした。
  
  1・4楽章が特に大好きなんですが、やっぱ本番はいろんな事を知らしてくれます。
  2・3楽章で曲が進むのを留めたくなる衝動に駆られました。
  それほど音楽は素晴らしく、一瞬、このヒトトキが切なく思えて、頭が恍惚としてきます。
  感動の第3楽章が終わったときは、あぁ、あと終楽章のみか...とガックシきた。
  
  終楽章は、朦朧とする私の感動を永遠に続くもののような誤解を与える名演になりました。
  よく、鳥肌が立つ、とか、ゾっとした、と言いますね。
  しかし、ゾっとし続ける事もあるんです。
  第2楽章中盤から最後まで30分くらいでしょうか、感動しっぱなし。
  
  こりゃぁ、内田光子のテイトとは言わせません。
  エルガー振りの、ジェフリー・テイトです!
  
  ━ 追伸 ━
  3月27日(土)のテイト&読売日響(ブラ3)のチケット買いました。
  ブラームスの中では3番が一番好きなので、またもや期待しています。

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