(隊長作)

2008年5月11日(日)  14:00   - 201 -    訪問者数

    大府市楽友協会管弦楽団   大河内雅彦指揮    大府市勤労文化会館

     ショスタコーヴィチ  祝典序曲
     ドビュッシー     小組曲
     ショスタコーヴィチ  交響曲第5番

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初めて来る町は、おもしろーい♪
ちょっと、バカみたいな出だしですね。

東海道線各駅列車に乗ると大府駅は
停まりますから、大府ってどんな町かなぁ
と思ってました。

今回が初訪問。(隊長作)



  関西は京都大阪神戸奈良と都市が割拠しており、演奏会が分散されてますから
  いろんな街に行きますが、愛知県は一極集中、名古屋ばっかり。
  しかも愛知県芸術劇場、名古屋市民会館、しらかわホールの3ホール。



  そこえゆくと関西は違う。
  京都コンサートホール、ザ・シンフォニーホール、兵庫県立芸術文化センター、
  びわこホールと、各都市を代表するホールがある。
  長岡京記念文化会館、尼崎アルカイックホール、栗東芸術文化会館さきら、
  やまと郡山城ホール、吹田市文化会館・・・などなど、
  アマオケが活躍するホールも多数ある。
  
  これからは東海各県も、いろんなホールに目を向けてゆきたい。   (隊長作)

選曲第一主義は譲りませんがね。
  長久手、半田、蒲郡、豊橋などの愛知県勢や、
  大垣、多治見、岐阜の岐阜県勢、
  桑名、伊勢、津と言った三重県勢。
  星の数ほどホールはあるので、日本の全ホール制覇を目指そう。
  
さて、今回は大府。
オーブと読む。

なんだかフランスの小都市みたいじゃない?
しかし実際の街並みは月並みで、
田舎のような工業都市のような、殺風景な町。

ただし東海地方に欠かせない
「喫茶店」はありましたよ。


  東京の喫茶店て言うと、ドトールとか珈琲館みたいなコーヒー中心
  せいぜいサンドイッチですが、東海の喫茶店は全く違う。   (隊長作)

要するに洋食屋ですな。
  サンドイッチやピラフ、スパゲティは勿論の事、焼そば焼うどん、カレー
  味噌カツ果ては天丼まで、大体のものは「喫茶店」で事足りる。
  しかも、ほとんどが旨い。
  旨いからこそ、ファミレスに打ち勝って生き残っているんだと思う。
  
  逆にシャノアールみたいな超お値打ちチェーン店は少ない。
  コメダ珈琲が有りまくりなんですけど、珈琲とサンドイッチ頼めば
  千円近くになるんだよね。
  シャノじゃありえない。
  ああ、なんか急にシャノが懐かしくなってきた・・・。
  
  車で流して、喫茶店の良し悪しを見極めるのは、駐車場。
  トラックやタクシーが停まってれば、多少汚くてもまず外れない。
  ヤツらはストーリー・グルメハンターです。
  旨いものへの嗅覚と情報量が半端でない。

  それから、メニュー。
  意外とメニューを専門化している店より、何でも屋しちまっている店の方が、   (隊長作)

料理の腕は底なしだ。

  考えても御覧なさい。
  パスタ専門、オムレツ専門なんて銘打ってある店、旨くて当たり前。
  うまいパスタ、うまいオムレツで当たり前に思ってしまう。だって専門なんでしょ。
  
  ところが何でも屋は何が旨いのかわからない。
  恐る恐る頼んだカキフライ定食が絶品だったり、900円のエビフライ定食なのに
  特大の海老が3本だったりすると、途端に良い気分になってしまう。

  岐阜県はそういった喫茶店が特に多いので、岐阜へドライブの際は、
  是非、喫茶店にトライしてみて下さい。
  
今回はハツモノづくし。
大府市楽友協会管弦楽団に、
大府市勤労文化会館。

楽友協会とは随分気負ったネーミングですが、
普通の規模のオケ。

勤労文化会館なんてこれまた古臭いですが、
そこそこ新しくてキレイな今風ホール。
千人程度の座席で、音響もなかなかだよ。
  
  序曲はショスタコーヴィチの祝典序曲。
  ステージ袖左右にはバンダが登場し、なかなか粋な演出。
  クラに凄腕が一人いて、どこのオケにもいるんだよね。
  こういった人が。

  人生の環境とチャンスと運さへあったら、どこかのプロオケに
  納まってたっておかしくない技量。
  これだけうまい人がクラにいるのなら、ニールセンの第5番なんて出来るのに。
  あ、あれは小太鼓も重要だから、クラだけ良くても成り立たないよね。
  
  木管群が上手いので中プロはドビュッシーか?
  フランス物はやはり難しく、その原因は弦の弱音部。
  難しい事は重々承知ですが、木管が上手いだけに、勿体ない。
  
メインは愛知県のアマオケで
初めて聴くショスタコ。
ほんと意外ですが、愛知県は
ショスタコが少ない。

今までも名古屋フィルで
第11番を聴いただけ。

あれだけブルックナーやマーラー、
プロコ、ニールセンとやっているのに、
ショスタコはこの1年少なかった。
数年前にやり過ぎたのかな。
  
  演奏の方は・・・と言いたいが、少なからず客席ではハプニングがあった。
  前の方で聴いていたので影響をかなり受けたんですが、
  最前列ではなかなかな出来事が起こっていた。
  終楽章の大興奮とともに、あるお客さんが手振りで指揮しだした上に、
  歩き出したんですね。

  いろいろと事情はあるようですが、その人の動向に注目せざるをえず、
  大変スリリングな演奏会になったのでした。
  

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  **++**++** 過去の 『ショスタコ5番』 なコンサート感想 **++**++**

  ●2004年2月11日 長田雅人指揮 オーケストラ・ダスビダーニャ /
  ショスタコービチ映画「馬虻」の音楽による組曲 (L.アドヴミャーン 編)
  ショスタコービチ/交響曲第5番


  ●2004年  11月24日  尾高忠明指揮  桐朋学園オーケストラ /
  ショスタコーヴィチ 交響曲第5番


  ●2005年  4月30日  スクロヴァチェフスキー指揮 読売日響 /
  ベートーヴェン交響曲第6番「田園」、ショスタコーヴィチ交響曲第5番


  ●2005年  8月7日  現田茂夫指揮 ウインドミルオーケストラ /
  プロコフィエフ 「ロメオとジュリエット」より、ショスタコーヴィチ交響曲第5番


  ●2006年  10月7日  松岡究指揮 成城管弦楽団 /
  ロッシーニ 歌劇「どろうぼうかささぎ」序曲、リスト交響詩「前奏曲」、ショスタコーヴィチ交響曲第5番


  ●2007年  2月9日  関西フィルハーモニー管弦楽団 飯森泰次郎指揮 /
  シベリウス交響詩「フィンランディア」、伊福部昭 ピアノと管弦楽の為の「リトミカ・オスティナータ」
  ショスタコーヴィチ交響曲第5番


  ●2007年  11月17日  信州大学交響楽団 桜井優徳指揮 /
  ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、 ショスタコーヴィチ交響曲第5番












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