(隊長作)

10月18日(土)  16:00   - 230 -    訪問者数

     名古屋フィルハーモニー交響楽団   ブラビンス指揮
     愛知県芸術劇場コンサートホール

      ベルリオーズ カンタータ「クレオパトラの死」
      ハイドン   交響曲第45番「告別」
      アデス    ・・・されどすべてはよしとなり
      バルトーク  管弦楽のための協奏曲

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このメルマガは、コンサート感想が
中心となっています。

主要コンサートは社会人アマオケや
学生アマオケですが、国内プロオケも
聴いているので登場します。

最近では名フィル登場率が顕著で、
今回の登場でなんと12回目ときたもんだ。

  2007年6月23日公演のクライツベルク指揮名フィル定演で、ショスタコーヴィチ交響曲第11番を聴き、
  すっかり惚れ込んだ私ですが、それ以来多くの名フィル演奏会を聴いております。   (隊長作)

いわゆる、にわか名フィル・ファン。
  
  クライツベルク指揮名フィル定演、ショスタコ交響曲第11番感想
  http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai8/dai145.html

  そんな弊紙メルマガですが、プロオケ感想が至って人気が無い。
  メルマガ発行後、ホームページにもアップしてカウンターチェックをしているんですが、
  アマオケなら一週間で百カウントが平均なのに、プロオケはその7割くらい。
  プロオケ感想では珍しくも無く、何もクラヲタ・ファンの感想など読む必要もないのかな。
  
  ホームページのカウント・アップの為に感想を書いている訳ではないのですが、
  やっぱり気持ち的にはテンション上がらない。   (隊長作)

しかも、今回のようにテンション上がらない感想を抱いた時は尚更。
  
  いつもより人気の無いプロオケ感想を、いつも以上テンションが上がらなかった
  コンサート感想として、書く。なんだか張り合いが無いです。
  今回のような演奏会が続くようだと、名フィル演奏会はもうやめようかと思ってしまう。
  フランスものが続いた事も、私にとっては厳しいココロになった要因。
  ソ連とか英国とか北欧が好きなんですよね、結局わたしは。
  

脱線、グルメ話。
今回のグルメ情報は、名古屋駅の駅弁。

JR名古屋駅は東京駅のように
極端に肥大化していないので構造がシンプル。

中央にズドーンとメインストリートが
大きく取ってあって、人の流れもスムーズ。

  そのメインストーリート真ん中に、お土産&駅弁の販売センターがあります。
  東京駅みたいに駅弁コーナーが微妙に分散されているのも一手ですが、
  名古屋駅の駅弁センターは使い勝手良し。
  これだけの駅弁がズラリと並べられると、流石に選び甲斐がある。
  
  東京って名物料理がありそうでなかなか少ない街。
  そのため東京駅ならではの駅弁って少なく、深川めしとか、
  豪華弁当「極附弁当」「大人の休日」が思い出されるが、バレエティに乏しい。

名物純系名古屋コーチン弁当

その点、名古屋は独特の個性派弁当だらけ。
名古屋コーチン系、櫃まぶし系、手羽先系、
みそカツ系、海老ふりゃぁ系。

どれもこれも味がこってりで、胃腸の弱い私には
胸にこたえるんですが、塩分多くないのかなぁ。

冷めてても美味しい事が重要なのが、駅弁。
そこで鳥飯が入っている駅弁二品をチョイス。

  「名物純系名古屋コーチン弁当」と、有名な「純系名古屋コーチンとりめし」
  とりめしは見た目ほど味が辛くなく、こってりと味付けされた鶏肉を肴にほどよい鳥飯って感じ。
  コーチン弁当も鳥飯ゾーンは似たようなもんですが、海老フライとか魚塩焼き、
  シューマイなんかが入っているところがありきたり。   

純系名古屋コーチンとりめし


  閑話休題。
  今回の楽曲はどれも実演珍しく、日頃より私が主張している願いに適って
  いるんですが、方向性が真逆のため、まったくイケてなかった。
  ベルリオーズのカンタータ「クレオパトラの死」が一曲目だったんで、
  十分程度の序曲もどきかと想像していたら、22分もする本格的カンタータ。
  独唱者こそメゾ・ソプラノ独りだったが、22分が長かったこと。
  もう1時間くらい退屈なカンタータを堪能した気分、満喫。
  本日もガッカリ・コンサートとなる予感、ぷんぷん。
  
  大体やな、ベルリオーズって、幻想交響曲とラコッツィ行進曲以外、
  どれもこれも駄曲ばっか。幻想にしたって、クスリの力で突然変異として
  誕生したオソロシイ曲なわけで、そんな曲を名曲だと崇めているのも事実。

  幻想がなければ、ベルリオーズなんてフランス以外は忘れられてしまっているのでは?
  とにかく、「クレオパトラの死」なんてご大層な題名を付けてますけど、
  あんなにベルリオーズが有名なのにこの楽曲が無名である事は聴いてみたら即解かる。
  途轍もなく、ツマラナイ。
  
  お次は題名だけは有名な「告別」。
  奏者が一人一人、ひっそりと壇上から去って、休暇申請するって趣向。
  控え目そうでいて、実にあざとい戦法。
  私がこんな嫌味な事をしてくる楽団のオーナーだったら、
  絶対休暇なんて許可しないだろうな。
  そもそも自分の楽団を持ってた王侯貴族って、どんだけの金持ちなのよ。   

私がオーケストラを持っていたら、
毎日自分の好きな楽曲、
ショスタコ・プロコ・ニールセンは勿論、
パリーとかステンハンマルなど、
なかなか実演されない楽曲も
どしどし演奏させちゃうんだけどな。

(隊長作)
収支度外視で。
  
  少し取り乱してしまいましたが、このハイドン「告別」。
  面白い趣向はともかく、楽曲のメロディが貧弱。
  「告別」っていうニックネームと、一人一人去って行くという
  パフォーマンスは有名なのに、楽曲そのものは有名とは言えない。
  それは、旋律がチャチイから!
  そんなわけで、奏者が一人一人去って行き、舞台上の譜面台の小ライトが
  消えてゆく中、舞台がどんどん暗くなってゆく。
  それだけが、面白うございました。
  
  アデス。
  打楽器が面白いだけ・・・。
  初演が、なんとアマオケ。
  プログラムによると、ケンブリッジ大学音楽協会第一管弦楽団が初演したそうだ。
  第一管弦楽団ってことは、第二管弦もあるって事なの?
  早稲田や慶應には学内にいくつも学生オケがあるけど、
  第二オケとか第五オケとかいった命名にすると返って注目されるんじゃない?
  一軍より二軍とか三軍を贔屓にしたくなるように、早稲田大学第五交響楽団
  なんてあると、第五なのに頑張った演奏だったなぁ、なんて思ったりして。
  
  ちなみにこのケンブリッジ学生による初演にはウラがあって、
  ケンブリッジ大学音楽協会150周年記念として演奏されたそうだ。
  プロより先にやっちゃったのは、そんな理由があったわけだ。
  しかし、初演してもその曲が有名にならなければ、あまり意味はない。
  ケンブリッジは頭は良いんだろうけど、アデスが名曲を書けるかどうか
  予見できる法則とかは研究した方がいいね。
  頭が良いのと、芸術の真価を見極める能力は、別のようです。
  
  オケコン(オーケストラの為のコンチェルト)。
  ドラまで用意してあるのにドラの出番はちょっとで、爆音シーンは少ない。
  バルトークは私が最も嫌いな20世紀有名作曲家でして、生理的に好きになれない。
  
  特にこのオケコンは、第四楽章「中断された間奏曲」というので
  ショスタコ第7番が悪ふざけ役で引用。バルトークはショスタコが嫌いだったそうで、
  第四楽章作曲当時にショスタコのこの第7交響曲がラジオから流れてきた。
  
  のちのち東欧各国はソ連に苦しめられるように、
  彼らはソ連作曲にも反感を抱いていたのかな?
  自作の「中断」役に、憎いショスタコ旋律を引用したわけだ。
  
  この話をどう受け止めるかは、ショスタコ・ファンとバルトーク・ファンでは
  180度違うでしょうが、私は実に嫌な話だと感じる。   (隊長作)

バルトークって、ちっちぇえ!!


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  *** 過去の 『オケコン』 な コンサート感想

    * スクロヴァチェフスキー指揮 読売日響 / バルトーク管弦楽のための協奏曲 他













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