(隊長作)

2008年12月4日(木)  19:00   - 238 -    訪問者数

    ロンドン交響楽団  ゲルギエフ指揮   サントリーホール
    アレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)
  
     プロコフィエフ   交響曲第3番
     プロコフィエフ   ピアノ協奏曲第3番
     プロコフィエフ   交響曲第4番(改訂版)

  wsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowsowso
  
  久々に新幹線に乗ったんですが、新幹線チケット売り場に並んでいたら、
  新幹線自動販売機にてクレジットカード(暗証番号必要)で買えますヨ、
  と駅員さんに誘導された。機械の取り扱いまで案内してもらい、スムーズに買えた。

  自販機の利用率アップさせたいから案内してるんだろうが、
  駅員さんも大変だ。取り扱いは簡単だったので、帰りの東京駅では早速、
  自販機で新幹線チケットを購入。東京駅のチケット売り場は、
  行列の長さにウンザリだったしね。JRの思惑通りになったわけですが、   (隊長作)

チケット自販機は解かりやすいので利用しよう。
  
  さて、プロコフィエフチクルス感想、その2。
  前日に引き続き、やはり、ユルイと感じてしまう。なんでだろ?
  所々に鋭い楔を打ち込んで行かないと、混沌とすると思うんです。   

ゆったりとした箇所なんかは、
ユルい指揮だと次の音に移行する
流れも柔らかく、とても綺麗です。
しかし、鋭さが必要な時までもユルユルなので、
アバウトな感じになってしまうのか?と、
前日の感想と似たようなものに・・・。

二日目は意外にも、1曲目の交響曲第3番が
一番良かった。ユルくても、音がデカければ
いい演奏に聴こえるのか?
(隊長作)


  第3番はすみだトリフォニーの3階席でしか聴いた事がなく、あの時はCDで聴くのと比べて
  迫力がないと感じたもんです。今回の第3番は、P席なので音がデカイ。
  前日と同じエリア。音量はバッチリでした、バランスは置いといて。
  
  ホルンのラッパがこちらを向いてたので、普段CDで聴いているのとは違う曲になって
  しまったのはご愛敬。それもまた一興と思えるタチなのですが、番号が小さい席の方が
  ホルン直撃音を避けられた。あれこれ予想して座席は購入してるんですが、
  オケの微妙な配置までは予想的中できないのは、致し方ないか。
  

舞台ウラ席の難点とも言えるのが、
協奏曲のバランス崩れまくり。
音響改修しないと公言していた
ホール内工事について、この点は前の
サントリーホールのままなのは確かだ。
  
P席側からではなく正面から見て、
コントラバスが左側、ホルンは中央一列、
チェロがコンバスの前、ボーンとペットが
右側という変則な配置。
ペットは昨日から少し調子が悪いようだった。
プロコ様の音楽においてトランペットは
とても重要なので、

  プロの中でも名声を馳せているロンドン響なのだから、そこんとこは頑張って欲しい。
  そりゃあ、凄く難しいんだろうけど。しかし、それをスパン!と演奏してこそ、
  有名オケってぇもんじゃあないデスカ。
  
  でもブラボーは結構出ました。ぶっちゃけ言うとブラボー飛ばすほどは、
  良くは無かった。ヒド過ぎて激怒!!って事は全くないですけど、
  私個人の感想としましては、全編そこはかとなくユルイのがどうしても
  気になってしまいました。
  
  ゲルギエフ&ロンドン響のコンビは、プロコフィエフ交響曲全集を出しています。
  数年前ロンドン響のホームページを見ていて、偶然ロンドンでの
  プロコフィエフ交響曲ツィクスルのコンサート情報を見つけ、   (隊長作)

いいなぁロンドンは・・・
  と思っていたモノがCD化され、発売されました。
  発売されたばかりの頃、CD屋で試聴出来るようになっていたので、
  さわりを聴きました。新譜ですし、ゲルギエフ指揮ですし、そこそこの
  値段だったので欲しいとまで思わず、買いませんでした。

  一部しか聴いていませんし、他のナンバーはどんなだろう?
  と気になるんですが、未だ購入はしていません。
  中古で格安で流れていたら、欲しいかなという程度。
  
  今回の教訓は、CDでたとえ一部しか聴いていないとしても、ピンと来ない時は
  実演もピンと来ない。という事でしょうか?これは好みの問題なので、
  ゲルギエフの解釈が、自分にガッツリ嵌る方もおられるでしょう。
  (隊長作)
でも意欲的なツィクルスだから、
何か起こるかなって期待してチケット買ったンだけどな〜。
  

私にとってはプチ・ガッカリな結果でしたが、
数年前ロンドン響のホームページを見て、
日本では国内オケならともかく海外オケ来日公演で、
絶対こんなツィクルスはやってもらえない、
と思っていたので、これを実現してくれた方々に
感謝いたします!!
とても素晴らしい企画だったと思います。

日本のクラシック・ファンの中でたくさん聴いておられる方にとっては、
プロコフィエフの交響曲は決して難解なモノではない。むしろこのくらい
で難解と言っていたら、他にもワケわからん音楽は山ほどある・・・。
と、お解かりかと思いますが、一般的にと言うと、
まだ日本でコレをやるには十年早かったのではないか?!
  (隊長作)

ガラガラの客席を見て、そう思うのでした。


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  *** 前日の 『プロコフィエフ・ツィクルス』 コンサート感想

    * 12月3日 ロンドン交響楽団 ゲルギエフ指揮 / プロコフィエフ交響曲2と7番と交響的協奏曲


  *** 過去の 『プロコフィエフ交響曲』 なコンサート感想

    * 2月26日 井崎正浩指揮 フライハイト交響楽団 / シベリウス 交響曲第5番、プロコフィエフ交響曲第5番

    * 7月2日&7月9日 ボレイコ指揮 NHK交響楽団 / ストラヴィンスキー「火の鳥」、プロコフィエフ交響曲第5番 他

    * 12月 3日 金聖響指揮 千葉大学管弦楽団 / プロコフィエフ 交響曲第5番 他

    * 3月18日 ハルフター指揮 新日本フィル / プーランク ピアノ協奏曲、 プロコフィエフ 交響曲第3番

    * 11月12日 堤俊作指揮 俊友会管弦楽団 / プロコフィエフ 交響曲第5番 他

    * 12月10日 神戸大学交響楽団 奥田恵悟、河合悠吾指揮 / プロコフィエフ 交響曲第5番、ドヴォルザーク チェロ協奏曲 他

    * 7月22日 名古屋シンフォニア管弦楽団 堀俊輔指揮 / プロコフィエフ 交響曲第5番 他

    * 11月10日 NTTフィルハーモニー管弦楽団 田代詞生指揮 / ベートーヴェンVn協奏曲、プロコフィエフ 交響曲第5番

    * 11月24日 大阪府立大学交響楽団 加藤美那子指揮 / プロコフィエフ交響曲第7番 他

    * 4月 6日 オーケストラ・ディマンシュ 金山隆夫指揮 / プロコフィエフ交響曲第6番 他

    * 5月 6日 吹田市交響楽団 新谷武指揮 / シベリウス交響曲第7番、プロコフィエフ交響曲第5番 他













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