(隊長作)

2009年4月4日(土)  18:00   - 258 -    訪問者数

     NHK交響楽団  エド・デ・ワールト指揮
     NHKホール


     R・シュトラウス  4つの最後の歌
     ワーグナー     指輪 〜オーケストラル・アドベンチャー〜

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もう十回以上目の上京ともなると、
何か変化が欲しいくなるのは、
いけない事でしょうか。

いつもなら土曜日14時開演のコンサートにも
必死になって駆けつけるんですが、
考えてみたら折角の東京遊覧。

コンサート以外にも、面白い事があるんでねえの?

私にとって面白い事って云えば、食、グルメ。
銀座の三州屋とか、北千住の大橋、森下の山利喜など
行って喰いたい店は多々あるんですけど、
旨そうな店って東側に多いような・・・。

  東海道沿線とか、コンサート会場の多い西側のグルメ情報待ってます♪
  お昼前に乗り換える駅が熱海だったので、久々に熱海でジュルリ途中下車。
  
  自宅のパソコン前に控えている「なんでもテレホンセンター」(隊長)に
  「熱海で旨い店を検索せよ」と伝えたら、早速返信あり。   (隊長作)

いやぁ、実に便利、なんでもテレホンセンター。
  
  送ってきた情報は複数あったが、熱海駅から近い事、折角の海辺の温泉街
  なんだから和食店という観点から選択。   

「和食処こばやし」
熱海駅から南西に伸びる
平和通り商店街を徒歩数分。

間口が狭いし、店舗が2階に
あるけど、行ったことの無い人よ、
ここはオススメ!

今住んでいるところは肉も魚も
新鮮なものが喰えるので、
極上の刺身なんて飽きてます。

しかし手の込んだ料理には飢えているので、
迷う事なく金目鯛西京焼を選んだ。

  こういった煮たり焼いたりといった手の込んだ料理こそ、店の技量が試される。
  
  私の選んだ金目鯛西京焼定食は、千五百円と思えないボリュウム。
  キンメが丸々一匹を西京漬けで焼いて、どーんと出てきた。   

他にも上品あっさり味な
煮物の小鉢や香の物、ご飯に
味噌汁が付いて千五百円。

これが並の味ならちと高いが、
どれもこれもが旨く、特に
目玉のキンメが激ウマなら
安いもの。
      (隊長作)
  千八百円に値上がりしたって、また食べに行くよ。

  我が家のなんでもテレホンセンターよ、なかなか役立ったぞ、と
  思いながら再び列車に乗る。熱海から原宿まで2時間近く。
  東京にいた頃は、熱海って遠かったし、滅多に行かなかったもんなぁ。
  
  今じゃぁ、熱海に着いたら東京まであとひと踏ん張り、と思えてしまうのが悲しい。
  

渋谷駅は怒涛の大混雑だから、
最近はもっぱら原宿から
NHKホールを目指す。

それでも人、ひと、ヒト。

原宿に降りてせかせかと
代々木公園方面に歩いている人は、
大概NHKホール狙い。

  混んでなければ十分ほどで着けるのに、とにかく混み込みだから二十分くらいは
  みておいた方がいい。陸橋の幅が広くなって、少し便利になってる。
  (隊長作)

さてさて、今回は私の大好きな作曲家の二作品。
  二人ともリヒャルトと云う名前で纏めてあるのがニクイ構成だし、
  ソプラノ独唱をうまく絡めた選曲も見事。
  しかも両曲とも採り上げられていそうで採り上げられていず、これを切っ掛けに
  こういったプログラムがポツポツ起こってくれる事を期待します。
  
  N響ってのも、考えてみれば少し変わってきた。
  今から五年十年前は、毎度毎度、感動しなかった。
  サヴァリッシュが振ろうと、プレヴィンが振ろうと、どうって事なかった。

  しかし最近は、そうでもない。
  感動、とまではいかないとしても、ハラが立つ程ではなくなっている。
  悪くない・・・、良いとまでは言い切れないとしても。
  
  R・シュトラウスの「4つの最後の歌」は、あの名唱シュワルツコップで
  聴き親しんでいましたが、こうやってライヴで聴くと実にしみじみと美しい。
  

「4つの最後の歌」は、
「春」「九月」「眠りにつこうとして」
「夕映えの中で」 という4つの
管弦楽つき歌曲からなる。

音楽的には春夏秋冬を
表現しているような流れで、
冒頭の「春」と、最後の
「夕映えの中で」が
一際素晴らしい。

  このメルマガやホームページをご覧になって下さってる読者諸兄なら、
  もう十分この歌曲の美しさはご存知でしょうが、まだ未聴な方が
  いらっしゃったら、これは聴いておかないと人生損な名曲ですよ。

  メインはワーグナー。
  リングの管弦楽抜粋およびブリュンヒルデの自己犠牲(ソプラノ・ソロ)
  を多めに組み入れたもの。

  音楽的な流れ重視のため、構成はリングのストーリーに沿っていない
  という事だが、音楽的な流れはそれほど上手くいっていなかった。
  

そうはいっても、これは簡単に
できるものでもなく、なんとなく違和感も
感じる点もあるにはあるが、
こういった再構成管弦楽版は
今後もドシドシ演奏して欲しい。

あれほど良い音楽は、コンサートでも
もっともっと採り上げられるべきだ。



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  *** 過去の 『ワーグナー』 なコンサート感想。

    * 名古屋ワーグナー管弦楽団 山下一史指揮 / 「ワルキューレ」第一幕 演奏会形式 他




















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