5月8日(土) 14:00 - 21 -
サラステ指揮 NHK交響楽団
NHKホール
ブルックナー 交響曲第5番(原典版)
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【 明治通り 】
N響・NHKホールの後はタワーレコード渋谷店という
掟を冒(おか)し、ブックオフ原宿店へ。
全国のブックオフ・ファンの皆様、ここは広ぅおまっせー。
だけどブックオフに入ると私は幾らでも居座るんで、
隊長のご機嫌が頗(すこぶ)る悪い。
そこで大急ぎ懸案の南條・潮五郎・風太郎をチェックし、丸山健二や東直己も見つける。
風太郎の珍しい作品もゲットし、意気揚々。
嗚呼、楽しいっ!
相当端折って巡回したものの、1時間経過。
隊長は膨れっ面だ。
ヤレヤレ。
そんな事はさておき、この日は春の夕暮れを楽しむべく、渋谷・原宿より明治通りを
北へ歩いてみました。隊長が混雑仕切りな原宿駅までは歩きとぉない、
って言うんで北へ目指して漠然と歩いてみました。
いいもんですな、風流で。
昔の人は、日本橋から新宿辺りまでは普通に歩いたそうな。
しかし現代の我々では、代々木・千駄ヶ谷あたりで早くも疲れてきました。
コンビニで休憩。
新宿の登亭(のぼりてい・うなぎや)へ行こうよ、と思いつき、元気になって再始動。
新宿登亭
http://www.fis-net.co.jp/~nakaichi/index.html
我々は鰻が好物で、あちこちで喰い散らかしてますが、此処、登亭は安心の旨さです。
5時過ぎという早い夕食ですが、店内はかなり混んでました。
1,200円の上うなで腹一杯です。
行ける所まで歩いてみよう、というんで、更に北上。
最終的には学習院下まで歩きました。
途中の早稲田古書街は大いに心引かれましたが、日曜夜は早仕舞いが多いので素通り。
この古書街は神田とはまた違った品揃えと旨いラーメン屋が割拠してますので、
ここで半日過ごすというのもステキ。
ステキだなんて言ってるのは、オレだけか?
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【 コンサート感想 】 (隊長&隊員報告)
隊長は、女です。
が、ブルックナーが大好きです。
昨年、ザールブリュッケン放送響とスクロヴァ爺さんの
ブル5を聴いて以来、特にブル5が好きになりました。
8番も聴いたのですが、なんだか5番なのです。
携帯のメール受信の着メロも、ブル5のスコアを見ながら、
ぴこぴこ入力して、喜んで使用しています。
「それ、なんの曲?」と訝しげな顔をされます。
(ちなみに、電話の着メロは、プロコのロメ・ジュリと交響曲5番です。
ロメ・ジュリはともかく、こちらも同じく訝しがられます。)
なので今回のN響は、楽しみでした。
が、正直、期待はしていませんでした。
スクロヴァ爺さんの演奏が、かなり私のツボにはまってしまい、
終楽章の最後のところでは、マジで泣いてしまった程、感動してしまったからです。
あの演奏は、越えられないだろうと・・・。
何年前だか、憶えていないのですが、朝比奈隆のブル5も聴いた事があります。
(オケがどこだったかも憶えていない・・・)
が、この時は、ブルックナーを聴き始めたばかりの頃で、4番と7番しか
知らない状態だったので、ヨッフムのCDを買い、予習をしてコンサートに
挑んだのですが、正直なんだか「良くわからなかった」という印象しか残っていません。
今回サラステのブル5は、主張があるのは伝わってくるのですが、
それがいいかと問われると、私的には「う〜ん?」と、唸ってしまう、
しっくりこないモドカシサがございました。
ブルックナー演奏って難しいんだなぁと、考えさせられる土曜の午後でした。
わーん、ヴァントを生で聴いてみたかったよ〜!!
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隊員です。
今回のサラステ「ブル5」感想は、隊長と感想がズレたので併記する事となりました。
わたし的には結構良かった。
隊長も申してますように、彼の作品への愛着や嗜好が如実に顕れていて、面白い演奏でした。
ネットでは残念な批判、シベリウス風ブルックナーなどと書かれています。
でも、それはちょっと思い込み激し過ぎるんちゃうの?
サラステ=シベリウスという色眼鏡で見てたら可哀想よ。
彼も彼ならではのブルックナー像を表現したかったのに、
シベリウス風なんて一言で片付けられては寂しすぎる。
でも大感動を味わえなかったのも事実で、先日の俊友会(アマ・オケ)に
劣るっつうのはどういうこっちゃい、サラステ&N響さんよ。
プロならプロの仕事を望まれるんですよ、N響ガンバレ!
終演後、3階席は絶叫の嵐でした。
ブラヴォーとは聞こえなかったし、語調は怒りが籠もっていたので、
我ら同類のブルックネイリアンの叱責だったんでしょう。
朝比奈仕込みのブルックナー・ファンからすると「頂けない」演奏だったのでしょう。
世界は広い。
ブルックナーのへんてこな一面を見れた、
とは思えなかったんでしょうなぁ。