デンマーク国旗(隊長作)

7月11日(日)  14:00   - 35 -   訪問者数

    ヴァンスカ指揮  読売日響
    東京芸術劇場

    ラウタヴァーラ  カントゥス・アークティクス
    モーツァルト   ピアノ協奏曲第21番
    ニールセン    交響曲第4番「不滅」
  
  azazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazazaza

  ヴァンスカのニールセン第3日目。
  ニールセンばかりで辟易とされてる方もいらっしゃるかもしれませんが、
  これにてニールセン・シリーズは一件落着しますので、もう暫くの御辛抱の程よろしくデス。
  芸劇
隊員が仕事の為この日のコンサートは行けず、
泣く泣くチケットを1枚無駄にしてしまいました。

隊員に言わせれば
「あんな性に合わん解釈なら惜しゅう無い」
という憎まれ口の叩きようですが、

  ニールセンのコンサート自体が希少価値高し。
  かわいそうな人です。
  
  しかも、今日の座席は周囲に雑音を出す問題児も無く、快適に音楽を聴く事ができました。
  えがった〜。
  
  今回のニールセン「不滅」コンサートは、日曜日なので「マチネーシリーズ」という
  シリーズの一環ですが、土曜日の同曲プログラムではナント「名曲シリーズ」の一環。
  
  「名曲・・・?」
  モーツァルトだけだろ?
  
  「不滅」はニールセン交響曲の中では大名曲だし、我々にとっては掛け替えの無い大傑作ですが、
  クラシック名曲百選とか言うBOX・CDや解説本には、絶対入ってこない代物です。
  
  かくいうワタクシも、ニールセンを聴き出したのは、クラシックを
  聴くようになって10年くらい経ってからでした。
  隊員はかなり昔から、「ニールセンは凄いんだ!」とギャーギャー言ってた。

  5番のCDをかけては、
  「このトライアングルの《チーーーン》の後からが、メッチャいいね〜ん♪」とか。
  その頃は、この人あほやなぁと思ってました。
  
  また4番をかけては、
  「ティンパニの掛け合いがメッチャかっこいいね〜ん♪」と
  無理やり私に聴かせていた。
  いつも暑苦しい男です。   ?(隊長作)

実は私、最初「不滅」のどこがいいのか、さーーーっぱり解らなかった。
  99年の夏休みにプロムスに行こうという事になり、その中にチョン・ミュン・フンが
  スウェーデン放送響とニールセンの5番をやるコンサートが入っていた。
  
  旅行の日程が確定すると、ニル5は知らない曲だったので、4番&5番のCD予習を始めた。
  私の予習は、だいたい通勤中です。
  これが1番頭に入る。
  歩いてる時とか電車の中ではヒマですからね。

  毎日、毎日、流し聴きします。
  大抵、名の通ってる曲だと2週間くらいで、
  「えぇぇぇぇ?こんな良い曲なのに、なんで今まで気が付かなかったんだろう?」
  という事になります。
  ニールセンもそうでした。
  今では、どうしてこんな良い曲なのにメジャーになれないんだ?と心底思うほど好き。   vn(隊長作)

クラシック音楽が敷居が高いだの、難解だ、眠いだの、言われてしまうのは、
この「複雑で1回聴いたぐらいじゃ脳みそが理解してくれない」というのが原因だと思う。
  ですが一度こっちのもんにしてしまえば、一生楽しめます。
  ポップスなんぞは、一度聞いただけで気に入ったりできますが、飽きるのも早いでしょ。
  どうせ一度しかない人生、永遠の友をたくさん持った方が良いんじゃないかな。
  
  今回ヴァンスカを聴いてみて、我が隊の好みとヴァンスカは、基本的に合わないみたい?と思いました。
  思い起こせば、ラハティ響とのシベリウス交響曲全曲演奏会を聴いた時、
  「音友」の評価はとても高かったみたいだったけど、我が隊的にはイマイチという感想。
  アンコールのフィンランディアを聴かずに帰ってしまった。
  
  2002年のクレルヴォ交響曲も、その時のイマイチ感が拭い切れず、
  クレルヴォだから聴きたいけど、どうしよう?と思いつつ、結局行かなかった。
  
  そしたら、音友のコンサートランキングで1位になっていて、「しまったぁぁ」
  と思ったのも本音だけど、実際に聴いても我々には合わなかったんじゃないかと思う。
  
  今回もブロムシュテット&サンフランシスコ響のCDが、強烈に頭に刻み込まれていて、
  「なんか、違う・・・」と思ってしまう。
  じゃ、N響を振ったブロムシュテットのコンサートが良かったかというと、
  それも
  「なんか、違う・・・」だった。
  
  ブロムシュテット&サンフランシスコ響の組み合わせじゃないと感動できないのか〜?
  と言うとそうでもなく、プロムスで聴いたチョン&スウェーデン放送響は、
  めっちゃくちゃ感動した。
  隊員は人生五指に入る程の感銘、なんて偉そうに言ってますけど、その気持ち分からんでもない。
  
  シベリウスと同様、ニールセンって難しいのかもしれない。
  ヴァンスカさん、来年はニールセンの第5番を振ってよ。
  絶対聴きに行くからっ。
  (たぶん、もう予定されてると思う←インタビューで読響のスケジュールがもう入ってるって
  言ってました。6番なんかやったんだから、5番やらない訳ないっしょ。)


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  ●1年後に聴いた 『ヴァンスカ&読響のニールセン』 なコンサート感想●

   2005年9月30日 ヴァンスカ指揮  読売日響
   ニールセン 交響曲第5番 他
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai5/dai95.html

   2005年10月8日 ヴァンスカ指揮  読売日響
   ニールセン 交響曲第3番 & 2番 他
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai5/dai97.html









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