12月19日(日) 15:00 - 66 -
バルシャイ指揮 NHK交響楽団 NHKホール
モーツァルト 交響曲第35番
ストラヴィンスキー 「ダンバートン・オークス」
ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
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【 神田古書街 】
久し振りに神田神保町を探索してきた。
今年はこのメルマガを始めたこともあって、読書により一層のめり込むようになり、
かつ新旧書籍を買い漁るようになっている。
いつもは三省堂の周辺をぶらつくのだが、
今日は神保町交差点より西方を中心に探索してみた。
今更ながらではあるが、神田古書センターという
小さな古書店が詰まったビルに初めて入ってみた。
驚きましたね。
各フロア2店舗ずつ入居してるんですが、どの店も特徴ありすぎ。
驚いたのはロシア蒐集している店と、児童書籍専門店。
ロシアは書籍は勿論のこと、CD・楽譜・カメラのほか、
ロシア海軍のTシャツまで取り扱っている。
デザインがイケてて欲しかったが、Tシャツは着ないのでパスした。
児童書籍専門店も異様なラインナップで、ところ狭しと絵本や小学生向け本が並んでいる。
小学校の図書館みたいで懐かしい。
でも、これだけ山積すると怖い。
子供の頃の忘れられない本が、あるかもしれない。
この古書街のもうひとつのお楽しみがB級グルメ。
高級レストランではないが、今も昔も変わらぬ味を提供しているから廃れることも無い。
洋食屋とか喫茶店という、入りやすい形態。
今日はそんな中でも、有名な喫茶・軽食の「さぼうる」に入りました。
何にも考えないで入った店は「さぼうる1」で、こちらは喫茶中心。
夕食を取りたかったので、「さぼうる2」という隣の店を案内されました。
私は「喫茶店のナポリタン」が大好きで、私の育った街では鉄板の上に卵
を薄く敷いて、その上にナポリタンを載せていました。
パスタを食べるとき、下に敷いてある卵をほぐし絡めながら食べるのが美味。
「さぼうる」のナポリタンは、東京中のナポリタンでも一番の美味しさですよ。
下手にイタリアンぶった味付けが無く、ケチャップ丸出しのハッキリとした味。
でもこれこそがナポリタンなんですよ。
お店は裏道にあるんですが、是非探してでも食べてみて下さい。
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デュトワの代役として、バルシャイが登場。
少し前から噂は聞いていたんですが、N響HPではギリギリまで
公式発表しなかったので、うちのメルマガでは取り上げませんでした。
でも、「バルシャイがN響を振るよ〜♪」
なんて文章を載せなくて良かった、と思ってます。
だって、行くんじゃなかった、という感想でしたから。
群響とマーラー第10番を振ったバルシャイですが、あの演奏は凄かった。
また、名フィルとショスタコの第4番を振ったそうですが、これも聴きたかった。
しかし、バルシャイがモーツァルトや、ストラヴィンスキー、
ベートーヴェンにどれほど思い入れがあるというのか?
彼もプロの指揮者としていろいろな楽曲を指揮はできるでしょうけど、
それを感動的に指揮できるかは別問題。
あのマーラー第10番の時も、第1楽章が幾分退屈でした。
自分が補筆してないからなのか?
ですから今回も若干不安はあったんです。
なんせ全曲、補筆してませんからね。
当人が意欲あるプログラムだと十二分の力を発揮するんですが、
彼がベトコンで精魂傾けるとは思えない。
案の定、普通の演奏でした。
ベトコンが好きな人は別として、ベトコンだろうがメンコンだろうが
大差の無い私にとってはキツイ演奏会でした。
この演奏会を聴いた人に、群響との名演を話したって信じてもらえないだろうなぁ。
あと、私はストラヴィンスキーが嫌いです。
あの三大バレエでの才能には脱帽ですが、そのあとはプルチネルラくらい。
今回のダンバートンなんかもそうですが、才気まったく感じられず。
初期の彼と同一人物が作曲した楽曲とは思われません。
来年こそ、N響の演奏会はもうちょっと厳選して聴こう!と思ったのでありました。