2005年4月30日(土) 18:00 - 80 -
スクロヴァチェフスキー指揮 読売日響 東京芸術劇場
ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番
wowowowowowowowowowowowowowowowowowowowowowowowowowowowowowowo
春のスクロヴァ・フェスティバル第3弾、
最終回です。
ブル7、オケコンと既に今年の最高演奏を
堪能させて頂きましたし、スクロヴァの演奏会も
三週連続となると有難味が薄らいでいました。
また、今回は「田園」と「タコ5」という名曲コンサートなわけでして、
リラックスして彼の芸術を味わおうという気分で聴きました。
ぁあ?
ところが三回の演奏会で、今回こそが最高に突出した演奏だったのです。
三回とも優劣をつける世界では無いのですが、
あの歳にしてあの演奏解釈で攻めて来るとは驚きました。
テンポもリズムも相当いじってるんですよ。
それがまた新機軸というか、新基調というか、
そういう演奏がありだったのか!という世界観の提示。
これは感動でした。
上記のことはショスタコの演奏の事でして、田園はまぁ、良い演奏でした。
彼の演奏ですから極上なんですが、うむうむウンウンといった演奏。
がっかりなんてしませんけど、狂喜もしない、そんな演奏。
でもショスタコを聴いた後の帰り道は、我々二人は興奮してましたねぇ。
ありゃぁ変な演奏だった。
面白い演奏だった。
あんな演奏は今まで何十枚と聴いてきたタコ5でも、かつて一度も無かった演奏だった。
スリリングでパワフル、そして「あっちゃぁぁ」と唸りたくなる間合い。
変なんだけど、格好良い。
無骨で独特なんだけど、真実を言い当てている。
まさしく確信犯。
オケコンと併せて、今回のライブ盤が将来販売されましたら、私は絶対買いますね。
ネットでも幾らか話題になったこの演奏会ですが、このタコ5は凄かった。
聴けれて良かった!!