(隊長作)

5月20日(日)  16:00   - 141 -    訪問者数

    尾高忠明指揮   名古屋フィルハーモニー交響楽団  名古屋市民会館

    エルガー    序曲「フロワッサール」
    エルガー    チェロ協奏曲
    エルガー    交響曲第1番

  ososososososososososososososososososososososososososososososososososososososososososo

名古屋市民会館 チェリストの趙静が良かった。
今回のコンサートは
エルガー生誕150年記念コンサート。

なかなか粋なコトをしてくれるが、
エルガーのチェロ・コンで客集めってのが
気に喰わなかった。

とことん記念演奏会にするのなら、

  エルガーの交響曲第1&2番をやって度肝を抜くだとか、「ソスピリ」とか「ファルスタッフ」とか、
  通好みの曲も混ぜ込んで欲しい。
  
  そんな風に思っていたので、またエルガーとくればチェロ・コンかよ、と
  思って聴きだしたら   (隊長作)

これがイイ。
  チェリストの趙静、中国は胡弓があった国だからか、弦の歌が実にしなやか。
  デュ・プレのような激情家ではないが、朗々と切々と歌い上げて紡ぎ上げてゆく。

  いいなぁ、いいなぁと聴き進むうちに全4楽章が終わってしまった。
  これはチェリストのソロ・アンコールが無いカナと、珍しく一生懸命拍手したが、
  大曲の後だけにアンコールは無かった。
  趙静(JING ZHAO)、要チェックだ。
  
  そういえば神戸大響のドヴォ・コン(ドヴォルザークのチェロ協奏曲)も、
  チェリスト林裕に感動してたんで、私はチェロ協奏曲のライヴが好きなのかもしれない。
  (隊長作)

エルガーの交響曲第1番。
  この曲はつぶさにチェックしていると、意外とそこそこ演奏されている事に気付く。

  今年9月30日には京都市交響楽団が同じプログラム
  (交響曲第1番とチェロ協奏曲)で採り上げる。
  恐らく聴きに行ってしまうんだろうが、指揮大友直人がネック。
  多分詰まらない演奏になる予感、大。
  京都も名古屋もこの2曲のカプリングは鉄壁ですね。
  どうして一ひねりしたらんのかなぁ。   (隊長作)

名フィルのエルガーは、意外と良すぎた。
  私は尾高の演奏はいつも感心していて、あの弱そうな風貌に似合わず演奏は熱い。
  特に名フィルのティンパニストはイケてます。
  大太鼓も然り、打楽器軍がくっきりしていてドラマが浮き彫りされている。
  
  英国音楽の、しかもエルガーの打楽器が叩きすぎていいの?なんて思う人
  もいるでしょうが、コリン・デイヴィスの演奏が好きなタイプだったら
  受け入れられると思います。
  イギリス音楽はフワフワ&モワモワでなきゃ、と決めている人には
  頂け無いでしょうが、イギリス音楽って眠くなりそうと思っている人には、
  名フィルはイイかも。
  
  
  osososososososososososososososososososososososososososososososososoososo   (隊長作)

余談ですが、【名古屋の旨いもの】
  
  最近元気がイイ名古屋。
  特に名古屋駅前が建設ラッシュで、ミッドランドスクエアなんて我々には
  縁の無い店だけで構成されたビルが出来たり、と
  ブランド好きの名古屋らしいものが活況だ。

  ちなみに私は高くて一流は嫌い。
  安くてイイ物を掘り出すことに無上の喜びを見出すので、
  ブランド物を高値で買うのは関心がない。
  
東京にいた頃、
何度も出来立ての六本木ヒルズ前を通って
目的地に行ってたんだけど、
結局一度も中に入らなかった。

骨董品通りを忙しなく歩き抜けるんだけど、
この通りのお店で買い物する人も
世の中に入るんだよなぁと、可笑しくなったものだ。
  
  今にして想い出す東京は、大塚、阿佐ヶ谷、江古田、吉祥寺。
  神楽坂のおでんやも良かったし、何よりも自宅から自転車で
  15分ほど掛けて通った和食屋の焼き魚定食が懐かしい。
  あの千円のランチは何度食っても感服した。
  東京は水がまずい、物価が高い、とは言え、やはり食い物は
  選べるだけ選べるので、旨い店はとことん旨かった。
  
  名古屋と云うのは、東京への憧れが兎に角強い。
  しかし久々に来てみると、強烈な個性があってかなり面白い。   (隊長作)

特に食べ物は有名だ。
  ひつまぶし、エビフライ、手羽先、名古屋コーチン、きしめん、ういろう、
  あんかけスパ、味噌煮込み、味噌カツ、台湾ラーメン、スガキヤ...。
  焼きそば
東海地方の人は、
それが当たり前と思っているようだが、
ナポリタンや焼きそばが面白い。

焼けた鉄板の上に溶き卵を敷き、
その中に麺をのっける。
熱々の鉄板の中、半熟の卵を絡めながら、
ナポリや焼きそばを喰う。

  極上に旨いのだが、これが東京では出ない。
  こんなに旨い食べ方は、全国共通であるべきだが、東京では食べた試しが無い。
  関西もあまりないんじゃないか?
  
  台湾ラーメンだってそう。
  今池の味仙が好きだが、この旨さを全国のほとんどの人は知らないだろう。
  豚骨だとか、家系だとか、いろいろ東京では喰ってみてたが、台湾ラーメンの
  涙が出るような旨さにはかなわない。
  
  最近東京進出が成功したみたいなのは、世界の山ちゃん。
  名古屋名物手羽先を中心に、これでもかと名古屋名物を並べた居酒屋だ。
  池袋の店は、2ケ店とも行った。
  それが名古屋には、山のように支店があった。
  これだけの旨さだ、当たり前かもしれない。
  
  
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