(隊長作)

7月29日(土)  13:30   - 149 -    訪問者数

      名古屋市民管弦楽団    柴田謙指揮   愛知県芸術劇場
  
      チャイコフスキー 幻想序曲「ハムレット」
      グリーグ     「ペールギュント」第1・2組曲から
      シベリウス    交響曲第2番

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  今回は、久しぶりにダブルヘッダー。
  久しぶりどころか、西側に来て初めての一日二公演。
  名古屋まで遠いし、プログラムに食指が伸びない隊長はお休み。
  わたくし「隊員」一人で、電車で名古屋へ。
  愛知県芸術劇場
まずは一本目、名古屋栄の芸術劇場。
芸劇と云えば、
東京池袋の東京芸術劇場が懐かしいが、
最近はすっかりこの愛知芸劇に
通い詰めている。

三階席は難だが、二階席なら
そう残響も気にならないエリアが
見つかったので、
そこで聴く(混むとイヤなので、どこかは秘密)。

私にしては
ベタなプログラム演奏会だが、

  夏休みに入ると途端に公演そのものが減る。
  誰だって旅行したいし、灼熱な夏にオケ練習は嫌われるんだろう。
  こうやって、数少ないながらも演奏会を開いて下さるオケに、
  有難く感謝しなければいけない。
  
  3曲とも、久々に聴くナマ演奏だったが、一番気合が入ってたのがチャイコフスキー。
  
  初っ端からこれだけテンション高くゴリゴリしてたオケは珍しい。
  曲そのものに中身がないから、どうにも意味のない爆発の連続にしか
  聴こえないが、こりゃぁ今日の演奏会はアタリだな、と嬉しくなった。
  
  しかし中プロのグリーグが爽やかで静かな曲の為か、
  テンションまで薄らいでゆく。
  
  そして再びテンション大爆発!を期待したシベ2だが、これはツラツラと
  考えてみるに、戦犯は指揮者にあり。
  三曲通して痛感した「オケうまい」なのに、「でも感じない」。
  しかもアツい熱いシベリウス2番が、空疎に聴こえてくる。
  シベリウス大好きオーラが伝わって来ない。
  これは、指揮者がオケに魔法を掛けられなかったと考えるしかないでしょう。
  
  
  そう考えてみると、エンジン全開だったチャイコのハムレットが駄曲にしか
  聞こえなかったのも合点だし、グリーグに至っては眠くなったのも納得がいく。
  
  うまい演奏なのに感動できない、これほど可哀想な事もないだろう。
  一生懸命練習したんだろうし。
  
  テンポ設定、オーソドックス。
  アコーギクやデュナーミク、普通。
  あらま!と思うところ全くなし。
  この指揮者、いる意味ないやん。
  愛知県芸術劇場
いや、あらま!と思うところが一つあった。
開演前の長蛇の列が凄かった。
当日券だったので、買えるか、座れるか、
不安になったほどだった。
  
ちなみにこのオケ、
次回(来年3月)はドヴォ8だけど、
次々回(来年11月)はマーラー第3番を採り上げる。
来年11月は、絶対行こうと思う。
  

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