(隊長作)

2008年2月9日(土)  18:00   - 185 -    訪問者数

    NHK交響楽団   チョン・ミュンフン指揮   NHKホール

     ブルックナー    交響曲第7番

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ちょっとしたトラブルがあり、演奏会に遅刻。
N響とチョン・ミュンフンの相性は良いから
間違いないコンサートだけに、
前プロのメシアンを聴き逃したのは残念。

楽曲途中の入場は、固くお断りだそうで。
言われなくとも、そんな礼儀知らずをする気はない。

5階通路のモニターで聴いたメシアンは、
美しい曲だったが、自分の好みとは何かが違う。

  ブルックナーは、有名な第7番。
  良い演奏だった。
  目を閉じて聴いていると、名盤CDを大ホールで流しているかのよう。
  これがあのN響とは、信じられない。
  私が東京を留守にしている間に、東京は、N響は、本当に変わってしまった。
  まったく、覇気がある、響きが横溢し、指揮者への熱い共感がある。
  
  これは、チョンやブロムシュテットのような大指揮者が振った日だけなんだろうか?
  自分にとっては、自分が金を出した日だけを名演を提供してくれれば
  文句はないのだが、今日の演奏なら将来CD化されたら、私でさへ買う。
  演奏スタイルは、全面「歌」。
  トロトロに美しいブルックナー。
  それでいてテンポがトロくなることは無く、悪く言えば、テンポは凡庸。
  アクセントも没個性。
  
しかし、それでもあの美しさと滑らかさで
迫られては、これは聴きに来て良かった
と思わずにはいられない。

後日マラ9があったが、あれもきっと良かったはずだ。
N響は本気でチョンに、ラブコールを
送っているじゃないだろうか?

音楽そのものは気持ち良く聴いたのだが、
少し離れたところで悲しい諍いがあった。   (隊長作)

ブルックナーに合わせて、頭を揺らしているヤツがいるんだな。
  いつもそうやって聴いているのだろう。
  ブルックナーが大好きな事が、彼のシェイキング・ヘッドから十分伝わる。
  しかし、ヤツの後ろに座った人は堪らない。
  絶えずフラフラと馬鹿げた頭が動くのだから。
  
  我が隊の隊長は、コンサート会場では演奏中微動だにしない。
  日頃は少しピンボケな人だが、これだけはいつも感心する。
  30分でも、60分でも、90分でも、頑として動かざること山の如し。
  音楽に集中すれば、禅の世界に入って行く様なものなのか、
  身体は幽体離脱でもしているのだろうか。
  
  私はと言うと、ステージの眩しいのが苦手てで目をつぶる事が多く、
  頭を揺らしている人は気にならない方だが、直前列にそんなヤツがいたら頭をこずいている。
  最近は不心得な人がいると、すぐ注意する事にしている。
  我慢しているとマナーがどんどん下がっていくわけだし、我慢するのが
  馬鹿莫迦しくなってきた。
  それで喧嘩になったら受けて立つだけだし、礼儀知らずが蔓延(はびこ)る
  コンサートホールなんて糞喰らえだ。
  
  頭振り人形の後ろの人は気が弱いようで、楽章の途中で補助席に移っていった。   (隊長作)

あんなヤツの為に、どうしてあの善良な人が移動しなきゃならない?
  頭にきたので、私が代わりに耳たぶをひねり上げると、頭のゆれは止まった。
  どうやら耳たぶを捻り上げると、スイッチ・オフになったようだ。
  (なんて出来たら面白いんだけどね・・・)
  渋谷
終演後、
外に出ると渋谷の街は大雪。
この夜は全国的に雪が降ったようだが、
東京はやっぱり寒いなと感じる。

雪は大粒ながら地面に着くと溶けるタイプで、
積雪には繋がらなかった。
この日から雪は普通に降るようになる。

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  ●過去聴いた 『ブル7』 なコンサート感想●

   2005年4月17日 スクロヴァチェフスキー指揮 読売日響
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai4/dai77.html

   2001年ヨーロッパ旅行 ザンデルリンク指揮 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/ryo2/ryo26.html














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