(隊長作)

2008年4月19日(土)  16:00   - 197 -    訪問者数

    名古屋フィルハーモニー交響楽団   ポンマー指揮    愛知県芸術劇場

     アイヴズ     答えのない質問
     ツィンマーマン  トランペット協奏曲「誰も知らない私の悩み」
     ハイドン     交響曲第22番「哲学者」
     R・シュトラウス 交響詩「ツァラトゥストラかく語りき」

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名フィルの新シーズン開幕です。
少し前にご紹介したとおり、もの凄い「凝った」プログラム。
「答えのない質問」は、「誰も知らない私の悩み」であり、
それを「哲学者」「ツァラトゥストラかく語りき」で解決しようと言う
ヲタクが考えつきそうな本格プログラム。

名フィルは、今後も面白いです。
5月シベ5、6月ブル9、9月ダフクロ、
10月オケコン、12月エグモント全曲、
1月ブラームスピアノ四重奏曲(シェーンベルク編)、
3月グラズノフ5番と目ぼしい物だけでも
(隊長作)
 両手一杯です。

  東京・関西の新シーズン・プログラムも見ましたが、今シーズンは
  名フィルが圧勝でしょう(わたし的には)。
  こんな攻撃的プログラムで集客ができるのかと、来シーズンの反動が怖いです。
  
  もう12回目となった愛知県芸劇コンサートホール。
  今回は名古屋栄のお薦め飲食店も紹介しちゃいましょう。
  栄町ビル地下1階飲食街にある天婦羅「松月」。
  ここは若い頃よく行ったなぁ。
  8千円ほどの日雇いバイト代を握り締め、カウンターで熱々の天婦羅を食す。
  
  少し大人になったような気になれて、それでいて天ぷら定食730円。
  当時は600円くらいだったから、破格な値段と旨さだった。
  
  それでいて小奇麗でキビキビした対応、狭いけどマナーの良い常連、
  アツアツでカリっと上がった天ぷらはしみじみ旨いです。
  定食だと少し少ないかもしれないけど、鳥とか椎茸が百円から
  追加注文できますから、食欲に応じて食べ続ける事も出来ます。

  千数百円も出せば腹一杯になるし、うまい天婦羅を食いたくなったら   (隊長作)

ココに限ります。
  ほんと久々に行ってみたけど、人気店のまま営業してました。
  栄町ビルとは、百貨店マルエイの北にある黒いビル。
  
愛知県芸劇は名古屋の銀座みたいな
栄の中心部にあり、近隣には
百貨店「三越」「松坂屋」「丸榮」があり、
飲食店も雲霞の如くあります。

そのためか、ホール内のビュッフェは飲み物しかなく、
サンドイッチやカナッペなんて皆無です。
大きな建物内には2階に軽食喫茶が
ありますが、いつも満席。

  
栄の飲食街で食べてくれば済む事ですが、
ビュッフェでカナッペを出してくれると嬉しいんですが・・・。
食べ物は管理が大変ですから難しいんでしょうが、演奏の合い間に
食べるカナッペ(特にサーモンとモツァレラチーズの組合せ)は
最高に旨いんだけどなぁ。
  
※東京でもカナッペが出てくるトコなどありません。(たぶん)
なんでカナッペなのかについては→ こちらを読んでみてね♪
(←りんごジュースがあるのはポイント高し。)

  さて、話は戻り、名フィル新シーズン初演奏会。
  練りに練ったプログラムですが、演奏解釈は平凡でした。
  プログラムが超攻撃的ですから、まずは安全運転という事でしょうが、
  どうせだったらブチ上げて欲しかった。
  アイヴズやツィンマ−マンは生で聴く事も初めてで、
  CDから拾えないパッセージも面白かった。
  しかしハイドンは、いただけなかった。
  
  何度も申し上げてます音響がワンワン響くホールで、弦楽器を極端に減らし、
  管楽器はイングリッシュ・ホルン2本、ファゴット1本、ホルン2本の5人。
  これを座席五百人ほどの中型ホールで聴けばエキサイティングなんでしょうが、
  大ホールのワンワン響くここでは、少人数がチイチイピィピィやっているレベル。
  
  興奮もなければ、鮮やかさもない。
  実に勿体無い。
  
  私だったら、どうせこの曲「哲学者」にこだわりたいのなら、
  フル・オーケストラ編成に改編し、大ホールに見合った音響にします。
  ハイドンやモーツァルトを、こんなでかくて響き過ぎるホールでやるなんて、しかも小編成で。   (隊長作)

まったく、ダメダメでした。

  気を取り直して、ツァラ。
  パイプオルガンの地響きと伴に、2001年宇宙の旅が始まる(違う違う)。
  この曲は冒頭があまりにも有名ですが、その後だってうっとりする旋律や
  格好良いシーンも満載。
  リヒャルトが好きな人なら、全曲あっというまに楽しめる名曲。
  しかし実演頻度は意外と少なく、もっともっと聴き込みたい一品。
  それだけに異演に巡り合う事も少なく、今回もきわめてオーソドックスな、
  誰かのCD演奏を聴いているような演奏だった。
  

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  ++ 過去聴いた【ツァラ】 なコンサート感想。++

  *2007年 9月1日  愛知教育大学管弦楽団同窓会 北原幸男指揮 /
   R・シュトラウス交響詩「ツァラトゥストラかく語りき」、ブルックナー交響曲第4番
   http://rede200402.hp.infoseek.co.jp/dai8/dai153.html













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