(隊長作)

12月23日(金祝)  14:00   - 104 -    訪問者数

    スクロヴァチェフスキ指揮   読売日響   東京芸術劇場

    ベートーヴェン    交響曲第9番

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  芸劇
師走の第九なんてミーハーだ、と
永らく軽視してきたんですが、
今年は読響がスクロヴァでやるってんで、
すっかり楽しみに期待して
聴いてきました。

前プロは無く、
第九・一本勝負。

  指揮者が高齢なことも考慮してでしょうが、ハンパな
  ウォーミング・アップ替わりで演奏するくらいなら、いっそ前プロ無しの方が
  潔(いさぎよ)い。
  
  今回の感想は、隊員・隊長間で割れました。
  ワタクシ・隊員は、眠い演奏だった。
  冒頭からアラッと思うような、雑でぶっきら棒な開始はご愛嬌としても、
  どうもスクロヴァ爺さんは「第九」が好きなのかしらん?と疑いたくなるような演奏。
  
  ご老体の割には速いテンポ。
  でも、それが「キビキビ」しているわけでもなく、「颯爽」としている
  わけでもない。
  なんだか、ただ単に速いテンポで演奏してます、って感じ。   (隊長作)

どうしたんだ?スクロヴァチェフスキー!
  
  このスクロヴァチェフスキー氏は、07年4月より2年間読響の次期常任指揮者に
  決定したんですが、この安心感が両者の緊張を解いてしまったのかもしれない。
  今までの読響なら、下手な演奏なんてしたら来年はもう来日してくれないかもしれない、
  という漠然としつつも不安があったのではないだろうか。
  芸劇
今回のこの駄演がどちらの責にあったかは難しいが、
まぁどっちも悪いコトは否定できない。

こんな演奏ならやっぱり年末に第九を聴く気にはならないし、
スクロヴァ神通力そのものさへ疑ってしまう。
  
  終楽章、面白い事があった。
  私は第九のソリストには全然関心がなく、どうせスクロヴァで予算を使い
  切ってるんだから無名のソリストだろうと思っていた。
  席は3階席の後方だし、目も悪いのでソリストの容貌も不明瞭。
  ですから、ほんとにソリストの歌声を耳にして初めて感じたコト
  (先入観ゼロだと力説したいんです)だが、ソプラノとテノールがどうにも
  駄目なんである。
  
  ソプラノは何がヘンと上手く説明できないのがもどかしいのだが、
  声質が際立って異質。
  個性的とも言えるんでしょうが、四人のなかで一人浮き立ち、
  かつ私にとってはヘンな声。
  
  これは個人的嗜好の問題であって、それをここまで悪しざまに書くのは
  捻じ曲がっていると思うんですが、でも敢えて書きたいと思うくらい
  私には合わなかった。
  誰だか知りたい人は、読響のHPでもなんでもで調べてください。
  知名度なら抜群の日本人ソプラノ、もしくは日本を代表するプリ・マドンナです。
  こんな声だったのか、と初めて驚いた。
  いやぁ、知らない事は恐ろしいもんだ。   (隊長作)

さてさて、今回のこの第九鑑賞。
  第九を師走に聴く、という行動をして大いに考える事があったので、
  我ら突撃隊より「十二月への緊急提言」をやりたいと思います。
  
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