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コンサート感想


2010年6月27日(日)12:00  しらかわホール
名古屋フィルハーモニー交響楽団のメンバーによる全15団体
 主な演目(本当は全部で15)
 ショスタコーヴィチ : ピアノ三重奏曲第2番
 RVW : 幻想的五重奏曲
 フォーレ : ピアノ四重奏曲第1番
 ショスタコーヴィチ : 弦楽四重奏曲第8番
 フォーレ : ピアノ三重奏曲

(隊長作)

今年も開催されました「名フィルの日」。
所謂ファン感謝祭デーみたいなイベントで、これでもかっ!というくらい
室内楽が堪能できる素晴らしいお祭り騒ぎ。

昼から夜7時ごろまで、延々室内楽を堪能するわけです。
こういうのは大賛成なので毎年行ってるように思っていたが、
今回行ったのは3年ぶり。
他の演奏会とダブったのか、体調が優れなかったのか。



行く前は、胃もたれを感じそうな重量級ですが、いざ音楽に身をし
委ねてまうとこれが意外と心地いい。

プロ奏者による趣向の凝らされたプログラム、気のあった仲間がトリオや
カルテットを作っているので息もピッタリ。
ショスタコとフォーレの室内楽は大いに愛聴しているので眼目だったが、
前々から気にはなっていたRVW幻想的五重奏曲が想像以上の佳曲だった。
この五重奏は通常の弦楽四重奏団にヴィオラを更に加えた、内声部重視型。

個人コンクールの主催者が「ファンタジー」という言葉が好きなため、
曲名も幻想的五重奏曲になったんだとさ。

これは聴きやすいし、判りやすいし、それでいて単純でもなく、
深みがあって幻想的。今回一番の拾い物だった。

  

お目当てだったショスタコやフォーレも十分満足した。
特にショスタコはピアノ三重奏曲第2番、なかなか実演で
聴けるチャンスも無かったので貴重な体験。

フォーレだってCDではしょっちゅう聴いてるけど、
わざわざフォーレ室内楽のコンサート4千円なんてのがあっても、
正直行かない。
(隊長作)ぬーん・・・

そういう意味でも、実にありがたいプログラムだった。

上記プログラムだけみると、なんだかお堅い演奏会だったように見える。
しかし、こういったマジメなプログラムの合間合間に、バロック、木管合奏、
ジャズ、ビッグ・バンド、トロンボーン四重奏と様々な形態が差し込まれる。

そして最後は室内楽オーケストラがシュトラウスのワルツやポルカを
たくさんやってくれる。
ああ、面白かった。

(隊長作)

過去のコンサート感想。

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