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コンサート感想


2007年8月19日(土)12:30  しらかわホール
「名フィルの日」
名古屋フィルハーモニー交響楽団 団員
 全4部(12:30〜19:40)
 15団体、全36曲(アンコール含まず)


しらかわホール

こういった長丁場のお祭りフェスティバルは、意外と参加してみると
面白い。

約7時間、そんなに音楽漬けだと疲れるだろうし、耳がもたないだろう
と思う人が多いのでは?

確かに交響曲をぶっ通しで7時間聴いたらキツカッタが(ベトベン・チクルス)、
室内楽だと様々な組み合わせが創意工夫で登場してきてこれが飽きない。

日頃室内楽を聴くと言っても、弦楽四重奏団かピアノ・ソロ、バイオリンと
ピアノくらいか。私は根っからの弦楽器好きだから、なかなか管楽アンサンブルに
目を向けない。それだけに余計、金管や木管のアンサンブルがドンドン参戦してくる
この「名フィルの日」は面白かった。

映画音楽やムード・ミュージックを粋に吹くのもあれば、
本格的な弦楽四重奏(今年はドヴォルザークのアメリカ全曲)もある。
締め括りは名古屋ヴィルトゥオーゼンによるシュトラウス・ワルツ特集。

しかも滅多に採り上げられない「中国人のギャロップ」「水車ポルカ」
「文字ポルカ」「短い言伝」「千一夜物語」とこれは拾い物の珍曲特集とくる。

珍しい事が大好きなだけに、シュトラウスは別に興味が無いが、
珍しいと聞けば熱心に聴いてしまう。

途中「K2」というヴァイオリンとギターの組み合わせが出てきたが、
このヴァイオリニストがふざけてて面白い。
下らない親父ギャグを散りばめながら客席を練り歩きつつ
流しの奏者のようにサラリと弾いてみせる。

かなりの芸人だ。
四角張って大熱演をするのもやっぱり大切だが、こういった余興も
こなせる芸達者が多いのに驚いた。

しらかわホール

団員自身が楽しがっているのがよく伝わってきたし、
それがチッとも嫌味にならず、ほんとに気がつけば夜だった。

これだけ楽しめてたったの千五百円。

満席にもならず、ゆったりとしたスカスカの座席でこれが
味わえたんだから、知らない人は損してるなぁ、と嬉しくなる。
来年も時間が許せば、必ず行く。

7時間に渉る大余興大会。
他のプロ・オケも是非、やってみるといい。
やってる人が一番楽しそうだったんだから。

(隊長作)  


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名古屋・伏見の「しらかわホール」へは車で行きました。
栄と違って駐車場が少なく、うろうろしてしまった。
伏見通りより東にしらかわホールはあるんですが、
伏見通りより西側の方が駐車場は多し。

しかも仲ノ町公園辺りまで下れば選択肢が増えてきます。
今回のように7時間も駐車する場合は、一日最大でもいくら!みたいな
料金設定でないとイライラします。

喫茶洋食屋「カラス」

そのお陰で美味しい喫茶洋食屋さんを発見。

「カラス」という名の可愛らしい老舗で、
その日は店主独りで多くのランチ客を次々と捌いていました。

我々はインディアンスパとミックスサンドとカレーを注文。
名古屋独特の鉄板に溶き卵を薄く敷いた上のスパゲッティは健在。

インディアンスパゲティ  ミックスサンド

ミックスサンドもボリウム満点で、しかも実に旨いサンドイッチ。
これはしらかわホールへ行くなら、信号渡ってでもこのお店に寄るっきゃ無い、
と堅く心に誓ったのであった。

未来のコンサート感想。

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