- 2012年5月4日(金祝)22:00 国際フォーラムA(5008席)
- シンフォニア・ヴァルソヴィア / ジャン=ジャック・カントロフ 指揮
ピアニスト:アブデル・ラーマン・エル=バシャ
チャイコフスキー : 「白鳥の湖」より情景・ワルツ・白鳥の踊り・情景
プロコフィエフ : ピアノ協奏曲第2番
2012年ラ・フォル・ジュルネ(ロシア音楽特集)の二日目。
昨日の雨は止み、広場の屋台が大人気。
昨日の惨憺たる屋台も、雨がないだけでこうも違うとは。
折角だから何か食べよう♪、カレーがいいな、合鴨丼も気になるな、
と物色したが、肝心な空席がゼロ。
兎に角、座れる場所はほとんど埋まっており、諦めた。
昨日といい今日といい、膨大なビジネス・チャンスを失っていた。
もっともっと座席があったら、座れたのに・・・。
国際フォーラムは有楽町西口にあるのだが、有楽町と銀座は目と鼻の先。
銀座と言えば、大好きな三州屋があるので行ってみた。
しかし銀座の飲食店は早く、9時前となると急速に店仕舞いが多い。
三州屋は、居酒屋割烹みたいな店なので開いてるもの、
と思ってたのが甘かった。仕方なく有楽町に戻り、インズへ。
インズも多くの店が閉めていたが、タイ料理「チャオタイ」が開いていた。
渋谷や川崎にもあるタイ料理のチェーン店だが、安くて旨い。
私は辛いものが大好きなので、タイ料理も大好きだ。
定番のガパオとカオマンガイを、タイ・ビールで堪能。
混み混みの屋台メシを、立って食べたりせず、
旨いタイ料理店を、見つけられて良かった。
さて、感想。
昨日で懲りたはずなのに、大好きプロコのPコン、
しかも最も優秀な第2番ということで聴きに行った。
聴いたあと気付いたのだが、この翌日、
Cホール(二千人以下)でも同一プログラムがあったので、
臍を噛んだのだが、演奏そのものはかなり良かった。
「白鳥の湖」なんて、わざわざ聴いて無いけれど、
情景・ワルツ・白鳥の踊り・情景と名シーンを続けて
演奏してくれると、流石に美しい。
私がこういった正統な名曲を、あまり聴かないのは、
こういった名曲が、のさばっているお陰でプロコやショスタコの
演奏機会が奪われているため。
名曲ばっかりでなく、たまには他の良曲も聴こうよ、
という思いが強い。
最近じゃ、プロコやショスタコも随分演奏されるようになりました。
それゆえにチャイコも、たまには聴いてやるか、と
優しい気持ちになってきた。
次は、マリピエロやアッテルベリ、パリー、バタワースなどを
やるテーマになって欲しい。
プロコフィエフ、ピアノ協奏曲第2番。
ピアノ(ピアニスト:エル=バシャ)が実に歌ってて、
演歌のような、とても面白い演奏だった。
オケの伴奏もソリストに合わせ、スイングした濃い内容だった。
残念ながら、終楽章はズレが生じたシーンが目立ったが、
主張のある個性的な演奏で良かった。
ズレた時は力技で大団円に持っていって押し込んだし、
オケは有り余るパワーを咆哮にかえる。
この第二協奏曲は、怪しさ、もしくは妖しさを
プンプン出して欲しいのだが、そういったダークな雰囲気が、
よく現れていた。
クソ馬鹿でかいホールのため、音量はいかんともしがたかったが、
ソロは面白いし、オケも張り切った。
大好きな第2番が、こういった奇抜な演奏で楽しめるとは、
ラ・フォル・ジュルネも、予想外な拾い物であった。
過去のコンサート感想。
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」な感想♪
- 2005年5月1日(日)21:00 東京国際フォーラム ホールB7
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ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ第30番
(Pf)エマニュエル・シュトロッセ
ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ第31番
(Pf)フランク・ブラレイ
ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ第32番
(Pf)ニコラ・アンゲリッシュ
- 2012年5月3日(木祝)12:15 国際フォーラムA(5008席)& B7(822席)
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《1》 読売日本交響楽団 / 下野竜也 指揮
モロソフ : 交響的エピソード「鉄工場」
ストラヴィンスキー : 春の祭典
《2》 堤剛(チェロ)、テゼール(ピアノ)
ショスタコーヴィチ : チェロ・ソナタ
プロコフィエフ : チェロ・ソナタ