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コンサート感想


2012年2月18日(日)20:00 武蔵野市民会館
ICU混声合唱団(ICU第九プロジェクト合唱団・管弦楽団) / 木村康人指揮
 ベートーヴェン : 交響曲第9番

(隊長作)


どうも、歳を取ると、出掛けるのが億劫でならん。
一日に違う街で2公演も聴く方が疲れようと思う人もいるが、
どうせ、出掛けついでだ。

ついでに、もう一軒寄ってくか、とハシゴ聴きが好きである。

(隊長作)

N響定演Cプロは15時開演、17時終演。
帰り客の波に乗って歩き、原宿駅に着いたのが17時半。
吉祥寺駅には、三十分も掛からない。

渋谷から京王井の頭線なら16分だが、夕方の渋谷駅には
近づくこと自体が時間のロスだ。
新宿乗換えをしてでも、原宿からJRで吉祥寺に行った方が無難だ。

今回、ハシゴを敢行したのは、次の公演が20時開演という
珍しく遅い開演も魅力だった。

これなら吉祥寺周辺で食事をしても、20時開演は余裕で間に合う。
しかも、第九1曲だけなので、終演も21時過ぎと、帰宅が遅くなることもない。
第九という大曲なら、それ一曲で満腹になるし、入場無料というのも有り難い。



武蔵野市民文化会館。昔はよく行ったが、今はほとんど行かない。
ホール斜め向かいに、「新海」という昔ながらのソバ屋がある。
日曜の夜は、早仕舞いしてそうで不安だったが、開いていた。
カツ丼やカレー丼を日本酒でチビチビやりながら、開場を待った。
なんせ2月という寒い時期だったからね。

当時のパンフには「大地讃頌」も、併演予定だったが、
諸般の事情により、カットされた。
練習時間が、足んなくなったんだろうか。

英語でのアナウンスなんてのもあって、さすがICU。
ICUとは、 International Christian University(国際基督教大学)の
略であって、集中治療室(Intensive Care Unit)の略ではない。

ICUは教養学部のみの一学部だが、その中には文理芸術など
30を超える専攻があり、私だったら美術・文化財研究とか
音楽、歴史学を専攻したいなぁ。
英語の比重が大きそうなので、私には無縁の大学なんだが。

(隊長作)


ベートーヴェン第九は大晦日以外だと、恥じることなく聴きに行ける。
ときたま実演で聴きたくなる、不思議な魅力がある。

演奏はティンパニが堅く大きな音で、古楽器みたいな音色だった。
ふつう管弦楽団が主催で、合唱がお客さんだが、本公演は逆。
合唱が主催だけあって、合唱に気合を感じた。

管弦楽ではオーボエとフルート、それにティンパニの演奏が達者であった。
第九演奏会は集客力高く、前の方に座らざるをえなかった。

そのため音響バランスが滅茶苦茶で、CDでは味わえない
楽器間バランスが楽しめた。

聴き慣れた名曲なら、変てこな座席で聴くのが面白い。
予想外な旋律やパートが聴き出せて、ライヴならではの面白さが
堪能できます。



(隊長作)

過去のコンサート感想。

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